我が家では大学費用としての教育資金の目標金額は1500万円です。
ちょっと多いけれども、どうして目標金額が1500万円を目標にしたのかについては、教育資金はいくら必要?教育費の目安を知りしっかり貯める!に理由を書いています。
我が家では教育費として1000万円以上は既に確保できていますし、子供が大学入学までにはまだまだ時間はありますから、今後もコツコツと継続して積立をしていくのみです。
何でもそうですが、早め早めに行動しておけば直前になって慌てなくても済むので余裕を持って準備するようにはしています。
教育資金の貯め方については、子供の教育資金1000万円の目標を達成した方法にも書きましたが、
- 銀行預金での積立
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの積立
- 個人向け国債変動10年の購入
で準備中です。
ありがたいことに、セゾン投信では大半を利益確定しまして、現時点ではほぼ利益のみでの運用中となっています。
目次
教育資金準備の基本は増やすよりも減らさない事
学力を含めた子供の教育はとても大事なことです。
社会人として立派に生き抜くことができるような子供に育てたいと常々考えています。
学歴が全てではありませんが、学力を身につけておいて損する事は人生において決してない。
将来、なりたい職業がでてきたとしても、学力がなければ諦めざるをえない場合もでてくるでしょう。そうならないためにも子供に学力をつけておけば、将来の選択肢も広がります。
だから子供が自ら勉強するように環境を整えてみたりすることは、親としての愛情のひとつだと思います。
そして、しっかりとした教育を受けさせるためには、それなりにお金も必要。
そう思っている親御さんが多いからこそ、子供が生まれたらすぐに学資保険に入ったり、毎月積み立てしたり、投資信託で積立していくのだと思います。
お金がない事を理由に子供の教育の機会を奪いたくはないと思っていますし、できるだけ希望を叶えてあげたいと思っています。
奨学金を借りることは一切考えてないので、自分達で準備しますよ。
教育資金は無リスク資産で準備するのが基本
教育資金が必要になるまでに、10年以上の余裕があるのならば運用して増やすことも考慮した方がよいと思っています。
今は低金利の時代ですから、銀行に預けていてもほとんど増えませんからね。
だけど個人向け国債であれば、買い付け時に現金プレゼントキャンペーンをうまく利用することで利金以上のお金をもらうことができるのでおすすめです。
無リスク資産として預貯金や個人向け国債で確保しているお金を投資に廻せば、増えるかもしれません。
おまけに日銀は2%のインフレ目標を設定していますし、急激なインフレがおこった場合は預貯金で保有していると価値が目減りする可能性もある。
だから貯蓄から投資へ廻しましょうということになっています。
でも、注意しておきたいのが投資は失敗すると減るということ。
株式オンリーならば当初の資金の半分以下になることも考えておかなければいけませんし、そこまでの覚悟をもって運用すべきです。
子供がまだ小さく実際に教育費が必要になるのが15年以上も先であれば、株価が回復している確率の方が高いですが、5年以内に必要となるならば投資に廻すべきではないと思うのです。
世界恐慌の時なんて20年くらいは低迷していたみたいですからね。
運が悪ければ、そうなる可能性もあるということです。
関連記事 長期投資でも確実に利益がでるわけではない
いざ、子供の教育にお金がかかり始めた時期に足りなくなるという事だけは避けないといけませんよね。
となると、やはり目標としている教育資金の少なくとも半分は預貯金や国債といった無リスク資産で保有しておくべきだと考えています。
児童手当もしっかりと貯める
子供が生まれると児童手当がもらえますから、使わずに教育費としてしっかりと貯めておくのがおすすめです。
第1子・第2子(月額) | 第3子(月額) | |
---|---|---|
3歳未満 | 1.5万円 | 1.5万円 |
3歳以上小学校卒業まで | 1万円 | 1.5万円 |
小学校卒業から中学校卒業まで | 1万円 | 1万円 |
中学卒業までの児童手当合計 | 198万円 | 252万円 |
※所得制限がある場合は、年齢に関わらず月額5000円です。
児童手当を使わずにしっかりと貯めるだけでも中学校卒業までに200万ほどが貯まるのです。
毎月もらえるお金は少なくても時間をかけて貯めていくと、まとまった金額になります。
教育資金は無理して増やそうと欲張らない
教育資金を投資信託などで積立していくことが間違ってるなんて思わないし、私もセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドで毎月1.5万円積み立てしています。
セゾン投信での積立を継続して結果的には増やすことができました。
でもセゾン投信での積立も順風満帆だったわけではなく、リーマンショック後の数年間は含み損でしたので、必ず儲かるというものではありません。
積立の途中で含み損を抱えることになったとしても、強い意志で継続できる場合にのみ、積立て投資するべきです。
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現時点では、セゾン投信で利益を得ることはできていますけど、今後はどうなるかはわかりません。
だから、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの積立額の3倍以上の金額である5万円を毎月預金積立しています。
投資信託で少しでも増やせたらいいなと思ってセゾン投信で積立しているけれど、投資が失敗しても困らないように、教育資金の大半は預貯金と個人向け国債で確保してあります。
運用するなら低コストなインデックスファンドを選ぶ
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは、株式と債券が半分ずつでリスクが小さいと思われるかもしれないけれど、リスクは小さくはないです。外貨建て資産が多いので為替の影響をかなり受けます。
リーマンショック時はさすがに-50%になることはなかったけれど、基準価額が6000円台前半にはなってました。40%近くマイナスになっているということです。
例えば100万円を投資していた場合、この投資元本に対して含み損が40万円もあったということです。
セゾン投信のグローバルバランスはバランスファンドなので、リバランスしなくても済むので手間がかからない点はメリットではあるけれども、低コストとは言い難い。
ファンド・オブ・ファンズであることも、コストが嵩む原因なのでしょう。
投資信託を選ぶ際には、なるべく低コストなインデックスファンドを選んだ方がよいと思います。
低コストな投資信託についてはこちらが参考になると思います。
オススメ 低コストな投資信託についての記事
最近では国内外の株式、債券、REITなどのアセットクラスに分散投資するバランスファンドもかなり低コストなものがでてきていますので投資対象として考えてみるのもアリだと思います。
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投資はリターンも望めるけれど、リスクもある
アベノミクス以降に投資を始めた方はほぼ右肩あがりの時しか経験したことがないはずです。
まぁ、今年は年初から下げてますけど。下げてるとはいっても、大して下げてません。
投資していたら確実に利益がでると思うのは間違いです。
投資はリターンも望めるけれど、リスクもありますのでよく考えた方がいいです。
失敗しても困らない範囲でリスク資産に振り分けることをお勧めします。 教育資金のように必要になる時期が決まっているものは特に。
[最終更新日]: 2021/03/20