BNDなどの債券ETFは新型コロナウイルスの恐怖による下落相場でも安心して保有できる

 

新型コロナウイルスの感染拡大しているため、株式市場も連日下落していますね。

でも、総悲観っていう感じではない。

 

先週末あたりから、少しずつ買い始めています。

 

まだまだ新型コロナウイルスによる新型肺炎の患者数は増え続けそうなので、株式市場もリスク回避の動きが継続するのだろうなぁ…。

 

新型コロナウイルスによる経済活動への影響から、株式市場が不安定でも保有するBNDやVGLTなどの債券ETFは平常運転というか、むしろ値上がりしています。

 

債券ETFへの投資は、たいして利益がでないことが予想されるけれどもポートフォリオの一部に加えておくと株式の下落によるポートフォリオのダメージを少しでも軽減してくれるので保有しておいてよかったです。

一応、BNDもVGLTも毎月分配金が支払われるし(笑)

 

 

新型コロナウイルスの感染拡大で株式市場は大幅下落でも債券ETFは株価上昇中

 

新型コロナウイルスの患者数は増え続けているので、スーパーやドラッグストアに行ってもマスクは売り切れ。

先週初めは値段の高いマスクは大量に売れ残っていたけれど、今日はそういったマスクも品薄状態でした。

 

マスクの品切れ状態は数年前の2009年の豚インフルエンザ(新型インフルエンザ)の時を思い出します。

当時も株式市場は下落していました。

 

2002年から2003年に流行したSARSの時はまだ株式投資をしていなかったので、株式市場がどんな感じだったのかわからないけれど、今回の新型コロナウイルスによるパンデミックでも株式市場は同じような経過をたどるかもしれないので、株価の動きを調べました。

 

 

2009年の新型インフルエンザ流行時の株式市場の推移は?

2009-2010株価推移 新型インフルエンザ

ピンク:BND 青:VTI

 

2009年の春ごろから新型インフルエンザが世界的に流行しました。

 

当時のBNDとVTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)の株価を比較してみると、初期段階の3月にはVTIは大幅下落しています。

一方で新型インフルエンザ流行時もBNDの株価はほとんど動いていません。

 

ウィキペディアによると、米国では2009年4月26日に緊急事態宣言がなされ、10月には米国での死者が1000人を超え、オバマ大統領が国家非常事態に指定する宣言に署名しています。

 

その後、2010年6月にWHOが新型インフルエンザの最も深刻な時期は脱したと表明。

10月に世界的な大流行の終結を宣言して収束しました。

 

新型インフルエンザでのパンデミックのときの株価推移を見てみると、初期段階で大きく下がったものの2009年5月にはすでに元に戻っています。

 

そして、WHOが2010年10月に世界的な大流行の終結を宣言したころには大きく値上がりしています。

 

今回の新型コロナウイルスの流行でも同じような経過をたどるかは不明だけど、流行の初期段階で不安が増長され株式市場も大幅下落していますけど、比較的早い段階で元に戻るかもしれません。

 

ただ、2009年とは違って今までの株価が既に高かったので株式市場の下落は続くかもしれないですけどね。

 

 

 

2002年のSARS流行時の株式市場の推移は?

 

下記のチャートは2002年から2003年のVTIのものです。

2002-2003株価推移 SARS

 

BNDとの比較もしたかったんですけど、SARSが流行した2002年にはBNDはまだ設定されていません。

だから、VTIのみのチャートです。

 

2002年の11月に中国で患者が発生し、2003年7月にWHOによりSARSの収束宣言がありました。

 

SARSの患者が発生する以前も2002年は株価は下落基調ですね。

 

結局、このときも収束宣言がなされる3か月ほど前からは株価も上昇してしまってます。

原因ウイルスが特定された4月頃にはすでに株価も反発しています。

 

SARSの患者の大半は中国人なので米国ではそんなにも株価に影響はなかったのかもしれません。

 

 

 

パンデミックが発生したときも債券ETFの株価はそんなにも下落していない

2020-1-新型コロナ

ピンク:BND 青:VTI 紫:VGLT

 

2009年の新型インフルエンザのときも、今回の2020年の新型コロナウイルスのときでもBNDやVGLTなどの米国債券ETFの株価は下落していません。

 

というか、先週あたりからはVTIの株価は大きく下落しているけれどBNDやVGLTは上昇。

特に、VGLTは年初から6%以上株価があがっています。

 

債券ETFは株式市場がパニックで売られている時も、株価は安定していてポートフォリオのダメージ軽減にはなっている。

 

レイダリオも個人投資家向けに推奨しているポートフォリオでの債券の割合が非常に大きいですから、債券ETFに投資する価値はあるかもしれません。

 

オススメ

【リセッションに備える】レイ・ダリオのオール・シーズンズ戦略からポートフォリオを考える

 

株式市場の暴落があったら値持ちのよい債券ETFを売って株式を買うこともできる!

 

2008年のリーマンショックのときの暴落時でも、BNDなどの債券ETFの株価はほとんど下落していません。

 

今回の新型コロナウイルスの場合は、今のところは債券ETFの株価は下がっておらず、むしろ値上がりしています。

 

優良企業の株価が思わぬ安値を付ける可能性もなくはないですし、キャッシュがある間は債券ETFを売ったりはしないけれども、資金管理が厳しくなってくれば値持ちのよいBNDやVGLTなどの債券ETFを売って優良企業の株を買うことも考えています。

 

関連記事

BNDは株価の安定感が抜群で配当利回りも3%弱と高い!

 

関連記事

株の含み損は損切りしない?損切りする?損切りした方がいい場合もある!

 

 

[記事公開日]: 2020/02/03
コメントを残す

CAPTCHA


おすすめの記事