先日、BHPビリトンについての記事を書きましたが、予想通り減配という結果になりました。
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同業のリオティントも一足先に減配計画を発表していましたし、業績の見通しも悪いということでBHPビリトンも減配になるだろうとは予測していましたので驚きはありません。
気になるのはどれくらい減配になるのかということです。
BHPビリトンの配当
BHPビリトンは2015年12月末までの中間期の業績発表と配当予想の発表をしましたが、残念ながら減配という結果になりました。
3月に配当金の支払いがあるのですが、四半期では$0.16なので$0.32になります。
去年の同時期には$1.24でしたから75%の減配です。KMIの時もすごい減配率で驚いたのだけど、BHPビリトンもでした。
配当方針としては最低でも利益の50%は配当として支払われるようです。
無理して配当金を支払ってBSを悪化させるよりはいいと思います。
年間配当が$0.64だとすると現在の株価での配当利回りは約2.7%となります。
配当金が減配されないだろうと10%を超える配当利回りにつられて投資してしまうと、減配&株価下落というダブルパンチをくらうことになります。
私はBHPビリトンへの投資タイミングは失敗しましたけど、インカムゲインを目的とした投資でも注意しなければいけないです。
BHPビリトン、業績悪化の原因
BHPビリトンの業績悪化の原因はコモディティ価格の下落とブラジルのサマルコ鉱山での事故があります。
コモディティ価格の下落
1年前と比べてもBHPビリトンが扱うコモディティ価格は下落しています。
BHPビリトンの資料によると酷い下落であることがわかります。
原油、天然ガス、鉄鉱石、銅や石炭などが下落していますね。原油に至っては1年前より50%も下落です。
サマルコ鉱山での事故
また、昨年おきたサマルコ鉱山(BHPビリトンとヴァーレの合弁会社が運営)でのダムの決壊での損害賠償などのダメージもあります。
まとめ
75%もカットされることには少々驚いていますが、BHPビリトンの減配は前もって予想できるものでした。
今後もBHPビリトンが扱うコモディティ価格の見通しは悪いようだし、業績の急回復は見込めないけれど、とりあえずは保有継続でいきます。
景気に影響される企業への投資はタイミングが大事だということを再確認できたので、次は同じような失敗を繰り返さないようにしたいと思います。
[最終更新日]: 2018/08/13