
子供の教育資金について不安に思っている人は少なからずいると思います。
ソニー生命保険が発表した「子どもの教育資金に関する調査2017」を見て、教育資金について不安に思っている人が7割以上もいることに驚きました。
どうして教育資金について不安に思うのかについて考えてみると、
- 教育費がどれくらい必要なのかもわからない
- 貯蓄が苦手で教育費が準備できるかどうかもわからない
- 収入が継続されるかどうかわからない
などの理由が挙げられるのではないでしょうか。
教育資金について漠然とした不安があるのであれば、その不安になる理由を知りさえすれば、必要以上に不安になることはないのです。
目次
教育費の不安を取り除こう!
人が不安に感じるのは、将来のことが漠然としていて何の保証もないからということが考えられます。
今の収入は継続されるのか、子供にきちんとした教育を受けさせたいけれども貯蓄できるのだろうか、など。
現在の収入は継続されるのかについては、私も不安がないわけではありません。
いつ病気や事故のために働けなくなるかもしれないし、いつ職を失うかもわかりませんから。
だけど、そんなことを気にしても仕方ない。
だって、心配しても何も変わらないから。今の自分にできることを可能な限りやって何が起こっても大丈夫なように備えておくことくらいしか対処法はありません。
備えあれば憂いなしです!
教育費はどのくらい必要なのかを知る
教育費がどれくらいかかるのかわからないのならば、調べてみましょう。
インターネットで検索すれば、進路別にどのくらい必要なのかがすぐにわかります。
私も以前、進路別に必要になる教育費について調べて記事にしました。
関連記事 教育資金はいくら必要?教育費の目安を知りしっかり貯める!
子供の進路について曖昧で不安というのなら、子供に直接聞いてみるのもアリだと思います。
子供の将来に関しては、親の意見を押し付けすぎるのはよくないですが、あまりに自由にさせ過ぎて親の理想とはかけ離れてしまっても困ります。
だから、ある程度のレールを敷いてあげたり、言葉は悪いけれども、それとなく誘導(?)するのは必要かなと思います。
そして教育資金の必要金額の目安を知れば、その目標に向かって貯蓄していくのみです。
貯蓄が苦手なら強制的に貯まるような仕組みを作る
貯蓄が苦手で必要な教育資金が準備できないかもしれないのであれば、強制的に貯蓄される仕組みつくりをすればよいと思います。
学資保険に加入するとか、勤務先の財形貯蓄制度を利用するとか、毎月一定額を給料日に自動積立するように設定するなどです。
使ってしまう前に強制的に貯蓄してしまうのです。
自動積立は貯蓄の王道ですよね。
努力はしたけど教育費を貯められなかったら?
この場合は奨学金制度を利用するか、祖父母からの教育資金援助をお願いするかでしょうか。
奨学金制度を利用する場合は、子供にもしっかりと説明しておいた方が良いかもしれません。今、返済できずに困っている人も多いようですから。
関連記事 奨学金問題と親(家庭)の経済力と子供の学力の関係
我が家の教育費の貯め方
我が家の場合、なるべく子供の希望を叶えてあげたいので大学の教育資金として1500万円貯めることにしています。
すでに教育費として1000万円以上確保できているので、比較的ゆとりを持って教育費の準備はできている方だと思います。
関連記事 子供の教育資金1000万円の目標を達成した方法
高校までの教育資金は毎月の家計から捻出するつもりです。
進学先が自宅通学可能な国立大学であれば、こんなに必要ないので余った分は私たち夫婦の老後資金となる予定。
教育費はどうやって貯めているかというと、
- 毎月の積立5万円
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
の積立を毎月1.5万円
にしています。
私が教育費の運用先としてセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを選んだ理由は、2007年当時はセゾン投信は信託報酬が他の投資信託に比べて低く設定されていたから。
今となってはもっと信託報酬の低い投資信託は数多くあるので、色々と検討してみると良いかと思います。
オススメ iFree8資産バランスとeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)を比較!
また、毎月5万の積立で積立金がある程度、貯まってきたら証券会社で個人向け国債を購入しています。
関連記事 個人向け国債500万円分の利息。過去に受け取った合計利息を公開!
この時、各証券会社のキャンペーンを上手く利用しましょう。
受け取る利金よりもキャンペーンでもらうお金の方が多いかもしれませんよ。
教育費の貯め時は小学校低学年
公立小学校へ通う子供の場合は、習い事の有無にもよりますが、一番の貯め時は小学校低学年だと思います。
小学校低学年では習い事の費用もそこまで高くはありません。
高学年になってくると、習い事の費用が跳ね上がったりしますから。実際に我が家でも習い事の費用が高額になってきました。
関連記事 教育費の貯め時は小学校低学年。計画的に貯蓄しよう!
子供が生まれたら、すぐにでも教育費を準備し始めるくらいが余裕を持って準備できるのではないかと思います。
子供が中高生になってから大学に必要な教育費の準備を開始すると、大学費用を貯める期間がほんのわずかな期間しかないので大変です。
まとめ
教育資金について不安に思う理由が、どれくらい教育費がかかるのかが漠然とし過ぎていることからくるのであれば、必要となる金額を知ることで不安は和らぐと思います。
また、実際に教育費の負担が重くなる時期までに時間があれば、対処法も多くあるのでそこまで不安になる必要はありません。
しっかりと時間をかけて準備しておけば、教育費は何とかなると思います。
[最終更新日]: 2021/03/20