日本に比べて米国企業の連続増配年数は長いです。50年以上もの長い期間、連続して増配している企業があるのですから。
それほどの長期間ずっと保有し続けていると配当金だけでも投資元本はとっくに回収できているでしょうし、さらに受け取った配当金を再投資していれば本当に雪だるま式に配当金が膨れ上がっていることでしょう。
私の場合、投資を始めてまだ11年ほどなので配当金が雪だるま式に増えていることは実感できないけれど、それなりに増えていると思います。
約2年ほど新規資金を投入をほとんどしていないにも関わらず、受け取った配当金額は増えていますから。
この記事を書いてから数年が経過しましたが、順調に受取配当金は増えています。
新規入金は配当金の再投資を除いてしていないにも関わらずです。
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年率7%で増配していくような企業を保有していれば10年後には受け取り配当金が2倍になりますし、配当金再投資していけばもっと早くに受け取り配当金が2倍になります。
これを数十年間続けるとどうなっているのでしょうか。
時間を味方につけて複利の威力を実感できると思います。将来が楽しみで仕方ありません。
連続増配企業に投資するならやっぱり米国株が王道
日本企業でも花王のように配当金にこだわりのある企業もありますが、残念ながらそう意識をもった経営者は少ないような気がします。
日本では20年以上の連続増配記録を持つのは花王の一社のみ。その他の企業は20年以下です。
それに比べ、米国企業は60年以上の企業も存在しますからレベルが違います。
米国の連続増配企業
米国の連続増配企業はあまりにも数が多いため、45年以上連続して増配している企業について書いてみたいと思います。
2014年時点での連続増配年数になりますので注意してくださいね。
順位 | シンボル | 連続増配年数 |
---|---|---|
1 | AWR | 61年 |
2 | DOV | 60年 |
2 | NWN | 60年 |
4 | PG | 59年 |
4 | EMR | 59年 |
4 | GPC | 59年 |
7 | MMM | 57年 |
8 | PH | 56年 |
8 | VVC | 56年 |
10 | CINF | 55年 |
11 | KO | 53年 |
11 | JNJ | 53年 |
11 | LOW | 53年 |
11 | LANC | 53年 |
15 | ITW | 52年 |
15 | CL | 52年 |
17 | CLC | 51年 |
18 | CB | 50年 |
18 | TR | 50年 |
20 | HRL | 49年 |
21 | SWK | 48年 |
21 | FRT | 48年 |
21 | TGT | 48年 |
21 | ABM | 48年 |
21 | CWT | 48年 |
21 | SJW | 48年 |
21 | SCL | 48年 |
28 | CBSH | 47年 |
29 | BKH | 46年 |
29 | FUL | 46年 |
29 | CTWS | 46年 |
32 | SYY | 45年 |
32 | NFG | 45年 |
どうでしょうか?日本ではあまり馴染みのない企業も多く含まれているような気がします。
2014年末時点で45年以上の連続増配企業に絞っても33社もあるんですよ。
ただ、やみくもにこのような企業を買うのはあまりオススメではないです。なぜなら配当性向が高い企業も含まれていますので、注意する必要はあると思います。
この中で保有株はPGとJNJのみです。コルゲートパルモリブ(CL)やホーメルフーズ(HRL)もチャンスがあれば保有したいと考えています。
手間をかけたくないならETFへ投資
私は個別株への投資が好きなのでETFを買うことは、ほぼないです。だけど多数の銘柄を組み入れたい場合は配当金ETFへの投資もアリだと思っています。
- SPDR S&P Dividend ETF(SDY)
- ProShares S&P 500 Aristocrats ETF(NOBL)
- Vanguard Dividend Appreciation ETF(VIG)
残念ながらNOBLは日本のネット証券では買えなさそうですが、SDYやVIGならば下記の証券会社でも買えますよ。
1社や2社で失敗しようが、ETFならばあまり影響はないですしね。
買ってしまったら放置できる(年に1回くらいはチェックしたいですが)のでラクといえばラクです。
まとめ
配当金目的の投資はスリルもなく退屈だし、短期間での大儲けも期待できません。
だけどコツコツと投資していくのが苦にならない人には適している投資法だと思っているので、老後用の資金はこの方法で運用していきたいと思っています。
[最終更新日]: 2018/08/13