成長企業として人気のV(ビザ)とMA(マスターカード)。
この2社はこれといった競合企業も今のところは現れていない超優良企業です。
まさにバフェットのいうところの堀のある企業ですよね。
バークシャーのポートフォリオにもVとMAどちらもきっちりと組み込まれています。
VとMAの株価はリーマンショックからすでに10倍以上にも値上がりしています。
そして、今もVやMAの株価は上場来高値付近にある。
まぁ、リーマンショック後には日本株でも10倍以上に値上がりしている株はいくらでもありますけど、VやMAのような大型株でも10年で10倍なんてこともあるんですよね。
ちなみにAAPL(アップル)もリーマンショック後から10倍以上に値上がりしていますし、過去10年でみると、VやMAよりもさらに高いリターンを叩き出しています!
目次
VやMAといった超優良企業への投資でテンバガー(10倍株)は夢ではない!
V(ビザ)の上場は2008年。
IPOのときに投資していれば、すでに株価は10倍以上になってます。
また、MA(マスターカード)はV(ビザ)よりも上昇率が高く、軽く10倍を超えています。
時価総額が世界でトップクラスの株式でも、業績がよければ10倍(テンバガー)も夢ではないということ。
VやMA、MO、S&P500のリーマンショック後の株価推移
下記のグラフは、2009年に10000ドルで投資開始し、配当金は再投資させた場合でシミュレーションした結果です。
参考までにバンガード500インデックスも載せておきました。
リターンは
- MA
- V
- MO
- S&P500
という結果になりました。
MAは9年後の2017年に10倍にまで値上がりしています。
Vは10倍までに10年かかっています。
V、MA、MOどれも配当金は増え続けている
どの企業も配当金は増え続けていることが上記のグラフからわかりますね。
特に、MAの増配率が凄まじい。
MAは2009年の配当金の20倍以上に膨れ上がっています。
Vはわずかに10倍に足りないくらい。
事業の成長率が高く、配当成長(増配)し続ける企業への投資は、キャピタルゲインとインカムゲインのどちらも期待できますね。
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2008年の時価総額と2019年の時価総額トップ10の移り変わり
2008年といえばリーマンショックがあった年です。
2008年末の米国企業の時価総額と2019年末の米国企業の時価総額のトップ10を比べると、かなり顔ぶれに変化がありました。
2008年末の米国時価総額ランキングTOP10
順位 | 企業 |
---|---|
1 | XOM |
2 | GE |
3 | MSFT |
4 | T |
5 | PG |
6 | BRK |
7 | GOOGL |
8 | CVX |
9 | JNJ |
10 | WMT |
2019年末の米国時価総額ランキングTOP10
順位 | 企業 |
---|---|
1 | AAPL |
2 | MSFT |
3 | GOOGL |
4 | AMZN |
5 | FB |
6 | BRK |
7 | JPM |
8 | JNJ |
9 | V |
10 | BAC |
残念ながらMA(マスターカード)はTOP10には入ってないけど、12位につけています。
ちなみに11位はP&Gでした。
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将来も必要とされ続ける企業へ投資することは重要
わずか10年ほどで米国企業の時価総額ランキングのトップ10はかなり入れ替わりました。
GEやAT&TはNYダウ構成銘柄からも外されました。
もちろん、今では米国時価総額ランキングのトップ10には入っていません。
一方で2004年に創業したフェイスブック(FB)のような若い成長企業がトップ10にランクインしています。
創業後100年以上経過した企業で、今もなお時価総額トップ10に入っているのはJNJとJPMの2社のみ。
今から10年後の米国企業の時価総額トップ10も、また違った顔ぶれになるのでしょうが、10年後も20年後もトップ10にランクインできるような企業に投資したいですね。