リーマンショック時に株価が下がりにくかった企業は? – 長期投資でのんびり資産運用

リーマンショック時に株価が下がりにくかった企業は?

米国債の3年物と5年物が逆イールドになったと話題になっています。

米国債の3年物の利回りが3日、5年物を上回った。10年余りで初めての逆イールドとなった。金融当局が引き締め局面の終了に近づいている最初の兆候かもしれない。最も注目される2年債と10年債のスプレッドは16ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)を下回り2007年以来の小ささ。

引用元:bloomberg

通常は長短金利差がマイナスになると、リセッション入りする可能性があることは広く知られています。

S&P500と長短金利差

過去の推移をみていると逆イールドが発生したからといって、すぐに景気後退するわけでもなさそうです。

関連記事 長短金利差とリセッションの関係とセクターローテーション

今回は3年物と5年物の逆イールドが発生したのであって、2年物と10年物の逆イールドが発生したわけではありません。

もしかすると2年物と10年物においても逆イールドが発生するかもしれませんので、景気後退に備えておいた方がよいかもしれませんね。

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リーマンショック時に株価の下落が軽微だったセクター

景気後退に備えるとなると、ポートフォリオの整理をしたくなります。

なるべく下落しにくい銘柄をポートフォリオに組み入れたいので、リーマンショック発生後の株価推移が気になります。

本格的に米国株投資を開始したのがリーマンショック後だったので、当時の米国株の株価推移なんて知りません。

そこで、どんな企業の株が値持ちが良かったのか調べてみました。

保有株でリーマンショック時にプラスリターンを維持した銘柄

景気後退局面においてどんなポートフォリオだったら、ポートフォリオの崩壊を避けられるのか、ダメージが少ないのかについての記事を書いています。

関連記事 リーマンショック時の下落率から暴落に強い米国株ポートフォリオを考える

前回は保有株を中心に調べてみたのですが、プラスを維持していた銘柄もありましたが、セクターはバラバラでした。

調査期間は2008年初めから底打ちの確認できた2009年3月までのリターンです。

  • IBM(+0.56%)
  • GILD(+3.77%)
  • FAST(+2.23%)

ギリアド(GILD)は投資開始のタイミングが悪く、一時的に買値を上回った時期もありましたが、今はまた含み損に転落中です。

しかし、リーマンショック前後のリターンは良かったみたいです。

保有株ではないですが、MCD(マクドナルド)のリターンはかなり安定していましたから、ポートフォリオに加えてもいいかもしれません。

リーマンショック時のセクター別のリターン

Sector-Returns-FY-2017

Source: NovelInvestor.com

2008年のS&P500のセクター別のリターンです。

  1. Consumer Staples Index(生活必需品)-15.4%
  2. Health Care Index(ヘルスケア)-22.8%
  3. Utilities Index(公益事業)-29.0%
  4. Telecommunication Services Index(電気通信サービス)-30.5%
  5. Consumer Discretionary Index(一般消費財・サービス)-33.5%
  6. Energy Index(エネルギー)-34.9%
  7. S&P 500 Index -37.0%
  8. Industrials Index(資本財・サービス)-39.9%
  9. REIT(不動産投資信託)-42.3%
  10. Information Technology Index(情報技術)-43.1%
  11. Materials Index(素材)-45.7%
  12. Financials Index(金融)-55.3%

生活必需品セクターのリターンが最も良くて、-15%ほどの下落ですんでます。

今年になってから投資を開始したBTI(ブリティッシュアメリカン・タバコ)なんて、すでに30%以上も下落してますから、1年を通しての下落率が15%程度なら、全く問題なく保有できます。

景気拡大期には生活必需品セクターのリターンはあまりよくないですが、景気後退期には比較的安心して保有できそうです。

リーマンショック前後の生活必需品セクターの主な銘柄の下落率

S&P500の生活必需品セクターの主な銘柄のリーマンショック前後のリターンを調べてみました。

銘柄 2008年リターン
Archer-Daniels-Midland Company -36.90%
Colgate-Palmolive Company -10.09%
Clorox Company -12.08%
Costco Wholesale Corporation -23.98%
Estee Lauder Companies, Inc. -27.59%
General Mills, Inc. 9.49%
Hormel Foods Corporation -21.66%
Hershey Company -8.89%
Kellogg Company -14.11%
Walgreens Boots Alliance, Inc. -34.37%
Kimberly-Clark Corporation -21.02%
Coca-Cola Company -24.11%
Kroger Company 0.13%
Mondelez International, Inc. -14.56%
McCormick & Company, Incorporated -13.80%
Altria Group -30.09%
Pepsico Inc -25.97%
Procter & Gamble Company -13.77%
Walmart Inc 20.00%
Tyson Foods, Inc. -42.10%

S&P500のリターンは-37%でしたから、指数を上回るリターンだったものは散見されますし、2008年をプラスリターンで終えた銘柄もあります。

これら20銘柄を5%ずつ組み入れて作ったポートフォリオの2008年のリターンは、-17.7%でS&P500の-37%を圧倒的にアウトパフォームしています。

COND vs S&P500 return 2007-2009

それにしても、株価が底をうった2009年3月頃にかけての暴落は今振り返っても凄かったことがわかります。

やはり生活必需品セクターは景気後退期にはポートフォリオにある程度組み入れておくと、ドローダウンを軽減してくれるかもしれません。

リーマンショック前後での下落率が低い銘柄は?

下のグラフは、生活必需品セクターの主な銘柄の2007年から2017年までのリターンです。

生活必需品セクターのリターン

このグラフを見ると、下落率が低いといえる企業はそれなりにあります。

  • CLX
  • K
  • PG
  • WMT
  • GIS
  • HRL
  • MKC

この中で保有株はPGとHRLになります。

良くも悪くもPGというのは値動きが少ないですね。

まとめ

100年に1度の金融危機といわれたリーマンショック時の生活必需品セクターの株価の推移について調べた結果、やはり生活必需品セクターの企業は下落しにくいと言えそうです。

安定しているマクドナルドは一般消費財セクターに属しているので、次回はマクドナルドを含めた主な一般消費財セクターの株価推移について調べてみます。

関連記事 リーマンショック時に株価が下がりにくかった企業【一般消費財セクター】

関連記事 リーマンショック時に株価が下がりにくかった企業【ヘルスケア】

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