配当利回り8%のBTIを買い増し。減配リスクを織り込んでる?

 

BTI(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)の2018年のチャートです。悲惨としか言いようのない株価推移ですよね。

 

BTIはどこまで下がり続けるのでしょうか?

凄まじいほどの下げっぷりなんですけど…。

 

メントールタバコ、ブレグジット、ESG投資など悪材料は山盛りだけど、それにしても下がり過ぎのような気がするのですが、甘い考えなのかな?

減配リスクを織り込みに行ってるのかもしれないですね。

 

タバコ株は総悲観というような状況だけど、多少の減配は覚悟でBTIを配当利回り約8%の水準で買い増しました。(2018/12)

 

さすがに配当利回り8%の水準なら、勝てる確率は高いのでは?と期待しています。(減配なしと仮定してですけどね)

 

その代わり、かなりの薄利でしたがXOMを全部売却です。

XOMは今まで受け取った配当金も入れると少しは利益はあるけれども、長く保有していたわりには全然儲かりませんでした!

 

 

株価が下がり続けるBTIを買い増し!BTIの減配はあるのか?

 

最近、MO(アルトリア)はJUULの買い付けやカナダの大麻(マリファナ)企業の買い付けなど積極的に動いてますね。

 

2019年夏頃から米国での電子タバコが若者の間での大流行していることや、死者がでていることで規制強化の動きがさかんです。

中国やインドでも電子タバコが禁止されるなど、タバコ企業には逆風がふきまくりな状況。

 

とくにMO(アルトリア)はJUULの35%の株式を保有していることもあって、大幅な下落に見舞われています。(2019年9月時点)

 

 

どちらかというと、BTIよりもMOの方が私にとっては魅力的なのだけど、BTIは配当利回りから考えても、ちょっと下がり過ぎなんじゃないかと思うので、買い増しです。

 

ある程度のキャッシュは温存しておきたいので、XOMの売却資金の一部を使って買付け。

業績の読みにくい石油メジャーは手放すことにしました。BPもそのうち売却する予定。

関連記事 XOM、BPの株価推移と石油メジャーへの投資判断

 

BTIの株価がここまで下がって高配当になると、昔の悪夢(BHPビリトンへの投資)が蘇る。

関連記事 BHPビリトンへの投資タイミングを完全に間違えた

関連記事 高い配当利回りの落とし穴

 

高配当につられてBHPに投資してしまったけど、案の定、間もなく減配が発表されて、株価は激しく下落!

 

結局は底値付近での買い増しに成功したのでBHPビリトンへの投資で利益はでましたけど、忍耐の期間が長かったです。

関連記事 BHPビリトン売却とAT&Tを購入

 

ただ、タバコ株はBHPビリトンのように景気に左右される業種ではないので、それほど心配はしていないのだけど、BTIにおいてもタバコの出荷量が減少するなら減配もあるかもしれないということだけは覚悟してますよ。

 

 

BTIの配当金はフリーCF内での支払いなので安心できる

BTIに投資する上で気になるのが配当金ですが、2017年まではフリーCF内での支払いです。

 

BHPビリトンのときは何と配当性向400%!で、フリーCFを超えての支払いでした。

BHPの場合は、無理して配当金を支払っていたということがわかりますね。

その点では、BTIはフリーCF内での配当金支払いなので安心感はあります。

 

米国でのメンソールタバコの規制があるのはまだ先ですが、完全に販売禁止となると業績にはかなりのダメージになります。

ただ、最近のBTIの株価の下落を見ていると、メンソールタバコの規制については既に織り込んでしまってるような気もするのですが…。

 

一気に買うのはやはり怖いので、数回に分けて買い増ししていきます。

まだまだ下落することも考慮して自分で決めた1銘柄あたりの投資額の上限に達するまでは定期的に買い増していく方針。

 

 

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9か月経過し、BTIの株価は少しは上昇した。底値近くで買えたかも?

 

配当利回り8%超えで買いまししたのが2018年の12月。

 

現在は少し株価も上昇して、配当利回りは7.3%ほどになってます。(2019/9)

現時点では、2018年の12月は直近の安値をつけています。

BTI株価チャート201909

 

ただ、最近は電子タバコに関する規制や紙巻きたばこの需要の減少など、タバコ企業の将来に希望が持てない状況でもあります。

 

積極的に追加投資していくのは精神的にしんどいなぁ・・・。

ただ、夜明け前が一番暗いということもあるので悩むところ。

 

とりあえず、含み損の間はタバコ株から受け取った配当金でタバコ株に再投資して少しでも平均買値を下げる努力はしていきたいです。

 

 

BTIの配当月は?

 

BTIの魅力はなんといっても、配当利回りの高さとフリーCFの潤沢さではないでしょうか。

 

参考までにBTIの配当月(権利取り月)を書いておきますね。

  • 3月
  • 6月
  • 9月(10月の初旬のときもある)
  • 12月

 

これらの月の20日以降が権利取り日のことが多いです。

年によっては数日は前後することがありますけど。

 

ちなみに2019年9月の配当権利取り日は、10/3です。

 

 

まとめ

 

BTIの株価がここまで下落するのは、ブレグジットの影響もあるのかな?

 

ブレグジット以外でも、以前に記事にしたESG投資ではタバコ株というのは投資の対象外となります。

BTIだけでなく、MOやPMの株価推移も軟調なので、ESG投資も多少は関係しているのでしょうか?

 

ESG投資が広まってくるにつれて、投資家は売りまくっているのかもしれませんね。

関連記事 ESG(環境・社会・ガバナンス)に配慮している企業への投資について

 

みんながダメだと思っている時こそ投資のチャンスだと考えるのですが、現時点でもそこまでBTIも割安というわけではありません。

 

いくらBTIが優良株だからといって、今後も絶対に大丈夫とは言い切れないんですよね。だからこそ、売られ続けるのでしょうが。

 

BTIも買い始めた時期が悪く、含み損率も大きくなってきました。

MOに関してはかなり前に投資しているので、下落しているとはいってもまだまだ含み益の状態です。

 

やはり割安なときに投資するというのは精神衛生上のメリットは多大ですね。

 

今後も注意深く、BTIの配当金や株価についてはウォッチしていきます。

 

2019年上半期の業績について記事にしました。

関連記事 【BTI】2019年上期の業績は好調。通期も好決算の見込みだけど株価は上がらない

 

 

[記事公開日]: 2018/12/09
[最終更新日]: 2019/09/25
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