金融資産1億円以上の富裕層はすごく増えている!

 

野村総合研究所の調査結果によると、2015年時点で純金融資産を1億円以上保有している富裕層世帯がかなり増えているそうです。

2013年での調査と比較しても、富裕層世帯が20%UP、超富裕層が35.2%UPだそうです。

株式市場が好調なのも関係があるのでしょう。

 

野村総合研究所によると、富裕層、超富裕層の定義は下記のようになります。

純金融資産保有額(保有する金融資産の合計額から負債を差し引いた値)に基づく世帯階層は、次のように分類しています。

超富裕層
:純金融資産5億円以上
富裕層
:同1億円以上5億円未満
準富裕層
:同5,000万円以上1億円未満
アッパーマス層
:同3,000万円以上5,000万円未満
マス層
:同3,000万円未満

出典元:日本の富裕層は122万世帯、純金融資産総額は272兆円

 

野村総合研究所の富裕層の定義では、預貯金、株式、債券、投資信託のみの金融資産で判定しているので不動産を含めた保有資産は、そこそこの額になりそうです。

富裕層の世帯はだいたい不動産、株式、債券に分散させているでしょうし。

 

一方で、不動産(自宅)を保有していない場合は純金融資産が1億円を超えるから富裕層だと手放しで喜ぶべきではないでしょう。

不動産を所有すれば、あっという間に純金融資産は減りますから。都内だと特に不動産価格は高いです。

 

全世帯の2.3%が富裕層である

 

2015年の純金融資産の保有額を階層別にみた保有資産規模と世帯数をグラフで表すと下記のようになります。

出典元:野村総合研究所

 

総世帯数が5290.4万世帯で、超富裕層が7.3万世帯、富裕層が114.4万世帯だそうです。

全世帯の2.3%が富裕層(超富裕層も含む)という計算になります。

50世帯に1世帯以上が富裕層ということ。これって結構すごいことだと思いませんか?

これだけの多くの世帯が富裕層になってくると、富裕層のありがたみも薄れるような気がします(笑)

超富裕層(5億円以上)になると、ハードルはかなり高くて0.14%まで減ってしまいます。

 

2017年調査では、株高のおかげもあって超富裕層や富裕層がさらに増えています!

関連記事 日本の富裕層と超富裕層は2000年以降で最多【2017年】

 

1億円保有の富裕層でも配当金生活は難しい

1億円くらいなら、収入の多い世帯で倹約家であれば預貯金だけでも達成は可能な金額だと思います。

投資家であれば1億円以上保有している人も少なくないでしょう。ここ数年で急激に資産を増やした投資家さんも多そうですし。

 

ただ、1億円を保有していても家族がいれば、よほどの節約家でない限り配当金のみでの生活は難しい。子供がいる場合は無理でしょう。

そう考えると、配当金生活は本当にハードルが高いですね。

関連記事 富裕層になるために必要な3つのこと。
関連記事 配当金生活するにはいくら必要なのか?
富裕層の資産運用ってどんな感じか気になりませんか?

年収2000万円以上の富裕層について、資産運用に関する調査について記事にしましたので気になる方は参考にしてみてください。

関連記事 年収2000円以上の富裕層の資産運用、投資先は?

 

日本の富裕層(ミリオネア)は282万人

 

クレディ・スイスの富裕層の定義は調査レポートには明確に定義されていませんでしたのが、野村総合研究所の定義よりは緩く、おそらく不動産も込みでの資産総額だと思われます。

 

クレディ・スイスの調査によると、2016年の資産総額100万ドル以上の日本の富裕層は282.6万人です。

2015年に比べ70万人以上も富裕層が増えているのです。

日本の富が増えた要因としては円高による円の価値の上昇と、住宅価格の上昇があるようです。

しかし、円ベースで考えると、日本の富の総額はほぼ横ばいが続いています。

 

 

生前贈与を実施している富裕層は多いらしい

 

野村総合研究所の調査によると、全国の企業オーナー経営者を対象にアンケートを行った結果、基礎控除の範囲内(年間110万円以下)で生前贈与を実施したり、教育資金贈与(1500万円まで非課税)の特例を利用した人も一定数いるようです。

祖父母から教育費として1500万円贈与してもらうと、かなり助かりますね。

 

相続税についても基礎控除額が減額されましたし、該当するのはほんの僅かな人だけですが相続税の最高税率(6億円超)も50%から55%へとアップしています。

そういうこともあって、超富裕層などのお金持ちの方々は積極的に生前贈与されているようです。

国にガッポリと取られるよりは、相続税対策をして家族に少しでも多く残したいと考えるのは当然のこと。

 

 

2017年の株式市場はどうなる?

 

2017年はバブルが来るといった話もチラホラ聞かれるようになりました。

日本経済新聞の記事によれば、素数の年(2017は素数)は相場変動が大きいことが過去には多かったようですよ。

今年はフランスで大統領選挙があったり、ドイツやオランダでも選挙があったりと波乱が起こりそうなイベントも多いようです。

日経平均も5年連続プラスで終えているので、息の長い相場ですね。

2017年の株式市場はどうなるのでしょうか。そろそろ天井も近いかなと常に考えるようにはしていますけど、バブルが発生した場合はまだまだグイグイ行くのだろうし、どうなるのかはわかりません。

 

投資パフォーマンスを振り返る

私自身の投資パフォーマンスを振り返ってみると、2008年は30%を超えるマイナス(泣)

だけど、それ以降はずっとプラスです。一番悪い時は2011年で11%で、一番良かったのが2013年。(配当金は新規入金扱いですのでパフォーマンスには含めてません)

 

素人の私ですら、8年連続で10%を超えるパフォーマンスを出せるということは、いかに株式市場が簡単に儲けられたかというのがわかると思います。

こんなに簡単に儲けられる時はそう長くは続かないような気もするし、どうだろう…。

 

結果論でしかないけれど、今のところは資産運用していて良かったと思います。

 

投資は運の要素も強いですし、確実に増やせるわけでもないですから誰にでもオススメできるものではありません。

だけど、普通に暮らしていては手にできないような利益を得ることも可能ではありますから、リスクをある程度は受け入れる覚悟がある人は、少額でもいいから投資の勉強を開始して資産運用してみてはいかがでしょうか。

もしかしたら、超富裕層も夢ではないかもしれませんよ(笑)

逆に損する可能性もありますのでご注意を。

 

[記事公開日]: 2017/01/04
[最終更新日]: 2019/02/14
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