
資産運用を始めるときって、投資が上手くいってお金が増えている未来に期待して始めることが多いと思います。
私も資産がどんどん増えていくことを期待して株式投資を始めました。
リスク資産に投資するということは、増える可能性もあるけれども、大事なお金が減る可能性も十分にあるので、減っても仕方がないと割り切れる金額から始めましょう!
投資開始直後からしばらくの間は、資産額の変動が気になって仕方ないでしょうが、何年も投資していたら慣れてしまって、日々の資産の変動なんて全く気にならなくなります。
1年に数回は株式市場の大きな急落があるので、そんなときにはやっぱり減ってしまう金額が大きくなるので気になってしまうこともありますけどね!
資産運用するなら日々の資産の変動が気にならない程度で運用することが大切です。
日々の変動が気になって仕方ない場合は、リスクをとり過ぎなので、運用資産額を減らしましょう。
資産運用をこれから始めてみようかなぁと考えている投資初心者におすすめする投資先を紹介します。
デイトレなどの短期売買や、流行りの仮想通貨は投機色が強いので、おすすめしません。
目次
資産運用の一番のおすすめは個人型確定拠出年金 iDeCo
資産運用を始めてみようと思ったのであれば、まずは確定拠出年金がイチオシです!
確定拠出年金には2種類あって、企業が導入している場合は企業型確定拠出年金に加入することになります。
個人で加入するのであれば、個人型確定拠出年金(iDeCo)になります。昔は401Kとも言われていました。
どうして確定拠出年金がおすすめなのかを説明しますね。
確定拠出年金に加入するメリット
確定拠出年金のメリットはいくつかあります。
私が考える確定拠出年金のメリットは
- 運用益が非課税
- 拠出限度額の範囲で掛金が税控除される
ということです。
確定拠出年金の投資先のラインナップは金融機関によって違うのだけど、投資信託のようなリスク資産だけでなく、定期預金のような無リスク資産(元本が減ることはない)もきちんと用意されています。
だから、リスクをとりたくない人でも確定拠出年金iDeCo加入して毎月掛金を拠出しておくだけで税控除されるのは非常に大きなメリットなのです。
どれだけ税金がお得になるのかは、所得によって違ってくるので、詳しくは個人型確定拠出年金(iDeCo)はどれだけ節税できる?を読んでください。
確定拠出年金に加入するデメリット
何事にもメリットとデメリットはあります。
もちろん、確定拠出年金にもデメリットはありますよ。でも、考えようによってはデメリットではないのかもしれないですけどね。
確定拠出年金のデメリットといえるのは、原則60歳になるまでお金を引き出すことができないということ。
でも、定年後に使うお金を現役時代から準備しておくのだと考えると、60歳になるまで引き出せないのはデメリットではなくなります。
ついついお金があったら使ってしまうという人にはデメリットではなく、メリットに変わります。
確定拠出年金(iDeCo)のおすすめ金融機関はSBI証券
確定拠出年金(iDeCo)を取り扱っている金融機関は数多くありますし、ひとつの金融機関でしか口座を開設することができないので、よ~く考えてから口座を開設しましょう!
”やっぱり違う金融機関に替えたい!”となると、年金資産を移管することもできるけれども手続きが面倒だし、移管手数料も別途かかります。
ちなみに私のおすすめはSBI証券 確定拠出年金積立プラン(個人型401K)か、マネックス証券 iDeCoです。
SBI証券のiDeCoがおすすめの理由としては投資商品のラインナップが豊富で、低コストの投資信託(インデックスファンド)として有名なiFreeシリーズもありますし、コストも控えめなアクティブファンドで目を見張るリターンを叩き出しているひふみ年金もあるからです。
関連記事 SBI証券のiDeCoのおすすめポイント!ひふみ年金&iFree&イデコロボの提案
他にも楽天証券 確定拠出年金も人気が高いですし、2017年から開始されたマネックス証券 iDeCo
ですが、取り扱い投資信託は少ないけれどもラインナップがなかなかよいです。
確定拠出年金であれば長期的な投資が継続できる
一度加入すると、基本は60歳になるまで掛金を拠出し続けます。
掛金については最大拠出限度額以内であれば自分で設定できるので便利ですし、何といっても強制的に長期投資をしなければならなくなるので、腰を据えた投資をすることになるのです。
投資を成功させるポイントは長期で考えることです。
短期間で投資資産を殖やせるような才能に恵まれた投資家は、ほんの一握りしかいません。圧倒的に普通の投資家が多いです。
だからこそ、時間をかけてじっくりと資産運用していくことが重要なのです。
関連記事 ゆっくり、じっくり時間をかけて配当金生活を目指す
コツコツ型の投資家を目指すのであれば、投資信託の積立がおすすめ
投資信託の毎月積立も投資初心者にはおすすめです。
でも、基本は先ほど紹介した確定拠出年金で投資信託の積立をやりましょう。拠出した掛金が税控除されるだけでもお得ですから。
ただ、確定拠出年金だけでは金額が少ないので、もっと大きな金額を積立投資したい人向けです。
低コストのインデックスファンドへの積立投資が基本
投資対象となる投資信託はたくさんあるので、長期間積立を継続できる投資信託を選びましょう。
おすすめは低コストのインデックスファンドです。
資産運用を開始してしばらくの間は運用額も小さくて投資信託の保有に関する手数料は気にならないほど小さいかもしれません。
でも、運用資産が数千万円レベルになると、わずか0.1%でも大きな金額になってきます。だから、コストは重要なのです。
今は、eMAXIS slimシリーズやたわらシリーズ、ニッセイシリーズ、iFreeシリーズなど低コストのインデックスファンドがありますよ。
ちなみにアクティブファンドであれば、手数料もアクティブファンドにしては良心的で、現時点では圧倒的なリターンを誇るレオスのひふみ投信はおすすめです。
また、SBI中小型割安成長株ファンド・ジェイリバイブも高リターンを叩き出しているアクティブファンドです。
関連記事 SBI中小型割安成長株F・ジェイリバイブはひふみ投信よりも高リターン
繰り上げ償還のリスクについても確認しよう
ファンドの規模が小さければ、途中で償還(投資信託の運用が終了になってしまう)されるリスクもあるので、少しは気にした方がいいかもしれません。
私はリーマンショック時に投資していた外貨建てMMFが償還されてしまった損失を出してしまった経験があるので、繰り上げ償還は気になるのです。
償還されることが決定された場合は、どんなに含み損が発生していて売りたくない場合でも強制的に売られてしまいますから。繰り上げ償還は滅多なことでは起こらないとは思うのですけどね。
個別株投資で配当金狙いなら日本株投資よりも米国株投資がおすすめ
今から資産運用を始める人でも、いきなり個別株投資に挑戦する人もいるでしょう。
私もいきなり日本株投資から始めました。
日本株投資は難しいのか?
個別株投資の魅力は、投資信託の積立と違って大きな利益をあげられる可能性が高いこと。
私の場合は完全にまぐれですけど、まれに10倍以上に値上がりする、いわゆるテンバガーといわれる株に出会えることもありますよ。
関連記事 テンバガー(10倍株)達成の経験は自信になる 関連記事 2017年もテンバガー(10倍株)ゲット!達成まで6年かかったよ。
日本株の場合であれば、日本特有の株主優待を楽しみながら投資するというのもいいかもしれませんね。
よく、日本株でキャピタルゲインを得るのは難しいといわれているみたいですが、私にとっては米国株でキャピタルゲインを得る方が難しいと感じます。
日本株の場合は、会社四季報を買えば上場企業全てが掲載されてるので目ぼしい企業を見つけた後にその企業のIR情報から決算資料も見ることができるので、米国企業と比べて細かに調べた上で投資することが可能。
だから、私にとっては米国株投資よりも日本株投資の方がキャピタルゲインは得やすいです。
配当金目的なら米国株がおすすめ
ただ、配当金を増やしていきたいのであれば、日本株よりも米国株投資の方がおすすめします。日本の企業はいとも簡単に減配してくれますから。
その点、米国企業は株主に配当や自社株買いなどで利益を還元してくれるところが多いです。
配当貴族指数を構成しているような企業は25年以上連続して増配を実施している実績があるので簡単に減配したりはしない可能性が高いです。
また、資産運用を開始するときは、投資資金が少ないことも多いでしょう。
日本株の場合は10万円未満の株式もあるけれども、20~30万円くらい必要な株式も多いですし、任天堂やファーストリテイリングのような日本を代表する企業は1単元投資するのに数百万円必要です。
その点、米国株は1株から購入可能なのでアップルやアマゾン、グーグルなど世界的な企業への投資も気軽にできますよ。(売買手数料は日本株よりは高いです)
関連記事 米国株への長期投資は投資初心者にもおすすめ!
まとめ
資産運用といっても、いろいろな投資先があります。
紹介した投資先以外にもFXや不動産投資、最近ではビットコインも人気がありますね。
ただ、バフェットがビットコインはバブルと発言しているように、資産運用の対象というよりは投機の対象になっていると考える方がしっくりきます。
今のビットコインのように投機の場合は、腕に覚えのある百戦錬磨の投資家が多く参戦しているでしょうし、素人がそんな中に入っていっても損をする確率の方が高いだろうから、投資を始めたばかりのような人は近寄らないのが身のためです。
資産運用を開始するなら、まずは口座開設から。
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[最終更新日]: 2020/05/17