個人投資家の特権、それは待つことができること。

 

いつもなら投資に関して興味が薄れることはあまりなく、毎日のように株価チェックはするのですが、最近は株価チェックすらやらない日も出てきました(2017年6月時点)。

投資熱が一時的に冷めてしまったのかもしれません。

 

今の水準では買いたいと思える企業の株もほとんどなく、やることがあまりないからというのが原因のひとつでしょう。

 

また、やらなければならない事が増えてきて、投資の優先順位が私の中では下がってきたというのもありますが。

 

こういう時は、無理をしてまで投資をする必要はないと思っていますから、買いたいと思える水準まで下がってくるまでじっくりと待ちたいと思います。

 

いつまでも待てるというのは個人投資家の特権ですね。

投資をしても、しなくても誰にも文句を言われることはないですから。

 

バフェットは以前に待つことの大切さを下記のように述べていますから、参考にしてもよいと思います。

以前の記事に株式投資に必要なこととして、忍耐と書いたことがありますし、チャーリー・マンガーも忍耐は必要だと過去に述べています。

関連記事 チャーリー・マンガー流、成功する投資家に必要不可欠な13の資質

 

株式についてはもう何か月も大した投資をしていません。いつまで待ち続けるのかというと、いつまでも待ちます。ただ買うためにだけに何かを買ったりはしません。何かいいものが手に入ると思た時にしか投資はしないのです。

(中略)

時間制限などありません。金が積み上がるなら、積み上がるに任せます。何か納得のいくものが見つかったなら、とても素早く、とても大きく動きます。しかし、間違いないとわからない限り、私たちが動くことはないのです。

何かやったことで給料がもらえるわけではありません。正しかったときにだけ報酬をもらえるのです。

 

出典元:バフェットとソロス 勝利の投資学

 

投資に必要な忍耐にはバフェットやマンガーの発言から、2種類あることがわかります。

  • 投資先企業の株式を保有し続ける忍耐(長期指向)
  • 自分の基準に合う投資対象が現れるまでは投資しないという忍耐

このことを忘れないようにしたいです。

 

 

投資資産は過去最高レベルになった

 

最近の株式市場の好調さのおかげで投資資産も過去最高になっていますけど、配当金生活ができるレベルでもないので特にうれしい気持ちもなく、至って普通。

含み益は所詮、含み益であって、いつなくなるかもわかりません。

利益確定するまでは絵に描いた餅ですし。

 

 

受取配当金は増えている

投資熱は冷めてしまっているけれども、日々振り込まれる配当金は本当にありがたい存在です。

6月は1年の中で最も多くの配当金を受け取れる月ですから、余計にそう思います。

今年も今のところは順調に受取配当金は増えてます。

米国株だけでなく、保有する日本株も増配する企業が多くてありがたいです。

 

 

配当金生活を実現するために必要なこと

最終的な目標は配当金生活が達成できるほどの資産を作ることですから、いかにして受取配当金を増やすかを考えないといけません。

 

でも、受取配当金を最大化させることばかり考えていると、株価水準に関わらず、いつもいつも余裕資金は投資しなければならないといった考えに悩まされそうです。

投資しなければ配当金は受け取れませんから。

 

ちなみに、配当金生活を実現させるための基本的な考えは昔と変わっておらず、下がったときに買うというのは大切なことだと思います。

関連記事 配当金生活を実現させる近道とは?

 

日本株に関しては、そもそもインカムゲイン(配当金)狙いで投資しているわけではないのだけれども、最近はREITを打診買いしたりと日本株でも少しずつインカムゲインを増やせるように考え中。

 

打診買いレベルしか保有していないですから、いくらREITの分配金利回りが高いと言っても全体でみれば全く影響はないのですが。

 

 

地道に配当金生活を目指す

起業家でも資産家でもない、ごくごく普通の人が配当金生活を実現するのは簡単なことではありませんが、私はあきらめません。

 

種銭を作り、投資にまわす。

今は配当金を除いて新規資金は投資にまわしてませんが、この基本を忘れないようにしたいです。

愚直に続けていけば、きっと目標は達成できるはず(笑)

関連記事 ゆっくり、じっくり時間をかけて配当金生活を目指す

 

成功に至る近道などあり得ない。
情熱を持ち続け、生真面目に地道な努力を続ける。
このいかにも愚直な方法が、実は成功をもたらす王道なのである。
-   稲盛和夫 -

 

 

株価が高い時は無理して投資しない

 

米国の消費者独占型の優良企業であれば、どのタイミングで投資したとしても長期的に見れば報われるのだろうけれども、なるべく安く買いたいです。

だから、自分の買値よりも低くなった企業、いわゆる含み損銘柄は段階的に買い指値しています。

 

あまりに安値になるのを待ちすぎると、永遠に投資できない可能性も出てくるので難しいところ。

 

予想外の暴落時に満足する投資ができるだけのキャッシュを確保したら、残りは株価水準に関係なく全て投資していくのが良いのでしょうか?

この答えは私の中ではまだ出ていません。

 

日本の証券会社でもDRIP制度があればいいのになといつも思います。

そうすれば、自分の意志に関係なく配当金再投資が自動的に行われるわけで保有株数も増え、手数料も節約できるのに。

 

[記事公開日]: 2017/06/15
[最終更新日]: 2019/04/12
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