2008年の金融危機(リーマンショック)以降、株式市場は比較的堅調ですが、いつかは必ず低迷するときがやってきます。
そういうときに心配なのは何といっても損失を出してしまったり、含み損を抱えてしまったりしてたまらなく不安になることではないでしょうか。
今回は誰もが経験する含み損について思うことを書いてみたいと思います。
投資をしていく上で避けられないのが、含み損です。
どんなに優れた投資家であっても含み損というのは誰もが経験していると思います。
もちろん、私も多額の含み損を抱えていた時期がありました。そうです、リーマンショック時です。泣きそうなレベルでした…。
実際に大きな損切りも経験済みです。その時の体験談は下記の記事を参照して下さい。
オススメ 株式投資での壮絶な損切り経験、高値から90%も下落して大損!
リーマンショック後に抱えてしまうことになったマイナスの金額を見て驚いたものです。
これだけのお金があったら、何を買えたのか、何ができたのか?と考えると呆然としたものです。
だけど当時の私は生活防衛資金もきちんと準備していましたし、投資資金が無くなってしまっても日常生活は何もかわりません。
いつも通りの生活をおくることができると考えると大したことないのです。
心身ともに健康でありさえすれば、何度でもやり直せるのです。
そう考えると、安いうちにもっと買っておこうという思考に徐々に切り替えることができました。
万が一のこともあるので、資産全部を投資に突っ込むことはしません。
子供もいるので、そんなに大冒険はできないですし、そもそもそこまでして資産を殖やす必要はないですから。
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リーマンショック当時に経験した事は今でも投資家として本当に貴重なものです。
いずれまた、あのような恐怖の時期が来るとは思うけれど、前回よりも上手く立ち回れるといいなと思います。
含み損の株はどうする?耐えるしかない?
含み損は無い方がいいに決まっていますが、含み損の銘柄を作らないようにする事はちょっと難しいですよね。私には無理。
日本株や外国株の個別株に投資していますが、今も含み損の銘柄もいくつか保有しています。
含み損の銘柄があった場合にどう対処するのか?というのは投資家によってさまざまだと思います。
私の場合は、長期投資を前提とした投資をしていることが多いので少々の含み損があっても保有し続けることが多いですし、あまり気にもなりません。
まぁ、気にならないといったらウソになるかもしれない。気にしないようにしてるといった方が正しいかも。
だけど損切りすることもあります。
損切するときはどういった時かというと、投資した企業の株価の下落が単なる需給の問題なのではなく企業業績が想像していたものと違った場合。
企業業績は何も変わらないのに単なる需給で売られる場合は、例え含み損になったとしても損切りすることはありませんし、逆にチャンスだと思えば買い増しすることの方が多いです。
一番判断に困るのが、きちんと投資先企業のことを調べずに投資してしまった場合(いわゆる投機)です。
この場合は含み損になってしまうと、ものすごく気になってしまいます。
理由は簡単!その投資に自信がないから。それだけです。
こういう時は躊躇せずに損切りすることにしています。例え金額が大きかったとしてもです。
損失が確定してしまうことは、身を切られるように苦しいけれど、バッサリと損切りしてしまえば、税金も戻ってくるし、何よりも精神的にラクになるというメリットがあります。
そもそも株価が下落することで気になってしまったり、投資したことを後悔するようならば、それは投資先としては自分には向いていないということだと思うのです。
だからそういう投資先とはキレイさっぱりとサヨナラします。
含み損は耐え忍ぶものではない
含み損があって精神的に苦しい場合は、私なら損切りします。
そして間をおいてよく考えた後、やっぱり良い企業だと思えば、一から仕切り直します。
もちろん、含み損を抱えていても精神的に苦しくない時もあります。そんな時はずっと保有してますし、買い増しもする。
含み損の対処法
含み損の対処法は時と場合によるということでしょうか。自分なりのポリシーを持って含み損には対処しないといけませんよね。
先に書いたようなことを繰り返していくと、不思議とポートフォリオは自分に合った銘柄で構成されていきます。
それでも、時間が経てば考えも変わってくることも多いですし、含み損になって初めて不要だなと思う企業も出てくることもある。
保有することに不安がある企業ということなので、そんなときは思い切って損切しますね。
自分に合った企業で構成されたポートフォリオだと株価の上げ下げをあまり気にすることなく、ストレスフリーで長期保有することが自然とできるようになりました。
全く株価の変動が気にならないか?と聞かれると答えはNOですが。
そりゃ、人間ですから株価が下がれば悲しいし、騰がればうれしいですよ。
利食い千人力といって、少しでも利益があるなら下がる前に利益確定しましょうみたいなことが言われていますが、私にはその投資法は合いません。
こんなことをしていると大きな利益を得ることができませんから。
小さな利益をコツコツと取ってく投資法もあるけれど、四六時中株価のチェックをするわけでもないし、他にやらなければいけないこともたくさんあるので私には無理なんです。そもそも面倒くさがりだしね。
好調な企業業績に連動して株価も上昇して行くことが多いですから、企業の成長と共に利益も大きくしていくスタイルを目指しています。なかなか上手くいかないことも多いけれども…。
投資法は本当に人それぞれなので、万人におすすめできる投資法なんてものはないと思ってます。
だからこそ、色々な投資法を試してみて自分にぴったりと合う投資法を早いうちに見つけるのが投資で稼ぐには必要かもしれません。
[最終更新日]: 2018/08/16