投資するなら生活防衛資金は必要。金額の目安はいくら?

 

投資をしている人なら生活防衛資金という言葉を一度くらいは聞いたことがあると思います。

投資家にとってはそこそこ有名な本である投資戦略の発想法に生活防衛資金について詳しく書かれていました。

 

生活防衛資金についての考え方は投資家によって本当に色々ありますが、守るべき家族がいる人は、絶対に生活防衛資金は確保しておくのをすすめます。

 

生活防衛資金は必要だという前提で考えると、目安はいくらでしょうか。

余裕をもって生活費2年分を確保しておけば、とりあえず困ることはないでしょう。

 

 

生活防衛資金について考える

 

いままでの生活水準を落とさずに2年間暮らしていけるだけの資金を準備しておかなければならないわけです。会社がつぶれても、ゆるがない安心感を確保するために、これは絶対に必要なお金です。

引用元:投資戦略の発想法

 

 

投資戦略の発想法という書籍には生活防衛資金として2年間は暮らしていけるだけのお金を確保しましょう。

そして、生活防衛資金を確保するまでは本格的に投資してはいけないと書いてあるんです。

緊急時以外は絶対に手を付けてはならないお金だと。

 

 

生活防衛資金は必要か?

私は生活防衛資金は絶対に必要だと考えています。

特に子供がいる場合は。

 

投資家によってリスク許容度や投資環境も違うし、保有している資産も違う。

含み益をたんまりと抱え込んでいる投資家もいればその逆もある。

 

家族がいる人もいれば、独身の人もいて、それぞれの背景が違いますけど、生活防衛資金があるのとないのとでは、投資で苦しくなった時に精神的に追い込まれずに済む可能性が高い。

 

生活防衛資金の金額についても自分が納得できる金額でいいので、確保しておきましょう。

 

株式投資は最悪の場合には半値以下になったりしますし、私もリーマンショックで半値以下になった持ち株がありましたし、2008年の株式投資のリターンは悲惨でした。

 

しかも、そういう時ってほとんど全ての投資対象が同時に下げるんですよ。

投資元本がものすごいスピードで減っていくのを毎日のように見るのは本当に恐怖以外の何物でもありません。

 

こういった最悪の状態の時に生活防衛資金があるとないでは心の持ち方が全然違ってきますよ。

経験者なのでわかります。

 

仮に全財産を投資に振り向けていたとして、ものすごい評価損を抱えているときに運悪くリストラされて収入が途絶えてしまったら…。

と考えるとやっぱり生活防衛資金はあった方がいいですよね。

そして、生活防衛資金はできるだけ多い方が好ましい。

 

そうはいっても、株式市場が活況でどんな銘柄で保有しておけば株価が騰がるというようなとき(例えばアベノミクスが始まった時など)は現金にしておくのは機会損失だという考えもあります。

 

ただ、万が一のことを考えると生活防衛資金の目安となる生活費2年分はやはり現金同等物で保有しておくのが安心です。

 

投資はメンタルの強さが一番大事だと思っていますから、安心して投資できる環境を作るためにも生活防衛資金は必要なのです。

 

 

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生活防衛資金はいくら必要か?

各家庭で生活水準が全然違いますから、いくら準備しておけばよいというものはない。

投資戦略の発想法ではできれば2年、最低でも1年と書いてあります。

 

だから、1年間の生活費が500万円なら1000万円を現金同等物で保有しておくと安心できるということです。

 

生活防衛資金の目安となる金額が知りたければ、年間どれくらい生活費がかかっているのかを把握するところから始めないといけないですね。

 

これがパッと言える人は少ないのでは?

もちろん、私は家計簿をきちんと付けているので年間の生活費は把握しています!!

 

だいたいの年間支出がわかれば、あとはそれぞれのリスク許容度に応じて生活防衛資金の額を決めればいいので簡単です。

 

我が家では、常に生活防衛資金は最低でも2年以上は確保しています。

少なくとも家族の生活費の2年分の資金は万が一のことがあるまでは、何があっても死守します。

 

 

生活防衛資金が少なくても良い人の特徴

生活防衛資金というと想定外の出来事があった場合に、生活に困らないようにするためのお金のこと。

だから、生活防衛資金が少なくても良い人もいるのです。

  • リストラされてもすぐに転職できる可能性のある人(人より秀でたスキルがある)
  • 事故や病気になっても生命保険などをしっかりと掛けていて保障が十分な人
  • 独身

これらのどれかに当てはまる人は、少々生活防衛資金が少なくても大丈夫でしょう。

 

 

生活防衛資金が貯まるまで投資しない方がよいのか?

生活防衛資金が貯まるまでは投資しない方がいいのか?というと、そうは思ってません。

投資は興味を持った時が始め時です。

 

生活防衛資金がないから、投資を先送りにするのはちょっと違うんじゃないかと。

 

投資に振り向ける資金が少ない時から投資に対する耐性(慣れ?)みたいなものを付けておくのは必要だと思うので。

 

ただ、生活防衛資金用のお金も貯めつつ投資も少額で始めるのがいいのかなとは思います。

その場合でも投資に振り向けるお金は生活防衛資金の半分以下がいいかもしれない。投資もするけど、まずは生活防衛資金を貯めきることに重点を置く。

 

そして、自分が目標とする生活防衛資金が貯まりきったら、あとは投資にガンガン投入していけばいい。その頃には日々の評価額の変動にも慣れているだろうし。

 

昔を振り返ってみると、私が投資を始めた時にはすでに2年分の生活防衛資金が貯まっていたので、すんなりと投資を始めることができました。

 

とはいっても、投資を始めた2005年には生活防衛資金なんて言葉は知りもしなかったけれど。

 

あの頃は例え無くなったとしても困らないだけの金額で投資を開始しました。最初は投資元本も少ないですし、配当金はお小遣いの足しにしてましたね(笑)

 

今では受け取る配当金は当時に比べてかなり増えてましたから、もうそんな風には思っていません。

再投資ですよ、再投資!

 

 

どうやって生活防衛資金を貯めるのか?

お金を貯めるコツなんてものはありません。

もうこれは根性で貯めるしかないしょう。

 

支出を頑張って減らすか、収入を増やすかのどちらかしかないです。このご時世、収入を増やすのはなかなか難しいと思うので、支出を減らす方が簡単ですよね。

 

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よく本などに書かれているのは、給料天引き預金をすること。

給料が支払われたら、自分の手元に入る前に強制的に貯金してしまうことです。財形貯蓄なんかを利用するのがいいのかもしれません。

 

毎月数万円でも年月を重ねるにつれてまとまった金額になりますからね。

若い時からそういう習慣をつけておきたいものです。

継続は力なりですよ。努力した分、いつかきっと報われる日がきます。

 

 

 

まとめ

 

生活防衛資金の金額の目安は、家族構成、本人の仕事力、万が一の保障がしっかりしているなど各人で全く違ってくるので、万人に最適な金額なんてありません。

 

一般的には、生活費の1年分を確保しておけば困ることはないのではないでしょうか。

でも、我が家では余裕をもってどんな時でも2年分以上は確保しておきます。

 

 

[記事公開日]: 2015/11/09
[最終更新日]: 2019/09/23
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