イールドスプレッドから米国株が割高か割安かを考える

 

イールドスプレッドから現在の株価が高いのか、安いのかを判断する方法が知られています。

 

イールドスプレッドとは?

株式益利回り(PERの逆数)と、長期国債の金利を比較したもの。
株式市場が割安なのか割高なのかを判断する指標として使われる。

 

米国10年国債の金利とS&P500の益回りを比較することで、現在の米国株式は買い時なのか、そうではないのかを判断してみます。

 

 

米国市場(S&P500)のイールドスプレッドのチャート

 

下記はS&P500のイールドスプレッドのチャートです。

イールドスプレッド 2020-6

 

株式市場は株価の上昇が続いているけれども、新型コロナウイルスのパンデミックにより、米国の長期金利は劇的に下がりました。

 

そのため、イールドスプレッドは広がることに。

 

イールドスプレッド = 長期金利 - 株式益回り( 一株利益÷株価 )

 

イールドスプレッドはS&P500の益回りと米国長期金利の差をあらわしています。

値が小さいほど、割安ということになります。

 

現在はマイナスですから、割安ということになりますね。

 

ただ、S&P500の益回りは新型コロナの影響の全てを反映したものではないので、業績予想が判明するにつれて変わってくることが予想できます。

 

 

S&P500株価チャートとイールドスプレッド

イールドスプレッドS&P500 2020-6

 

米国市場が特に割安だった時期

 

バフェットが2018年のインタビューで発言しているのは、株式を買うのに最適だったのは1974年ですということ。

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イールドスプレッドを見てみると、

  • 1974/1/1のイールドスプレッドは、-1.57%
  • 1975/1/1のイールドスプレッドは、-4.55%

となっており、確かに1974年から1975年にかけては株式市場は割安な状態と言えます。

 

 

他にも米国市場が特に割安だった時期は、リーマンショック後の2012年から2013年にかけて。

このときのイールドスプレッドも

  • 2012/1/1のイールドスプレッドは、-4.76%
  • 2013/1/1のイールドスプレッドは、-3.96%

となっており、やはりイールドスプレッドは小さいです。

 

 

米国市場が割高だった時

 

グラフを見てもらうとわかるように、1980年代と1990年代というのは株式市場は割高でした。

その後、ドットコムバブルが弾けて割高さは解消されていきます。

 

 

米国株は割高なのか?

 

では、今の米国株式市場は割高なのでしょうか?

2020/6/1時点のイールドスプレッドは-3.82%ですから、割安といってもいいのかな。

 

コロナショック後の一本調子での株価の上昇を見ていると、割安とは思えないけれども、ゼロ金利の債券と比べると株式は割安ということ。

S&P500の益回りによって変わってきますが。

 

過去の水準から考えると、イールドスプレッドが-3%より小さくなると割安といえるのではないでしょうか。

-4%より小さくなると、もう買うしかないですよね!

 

バフェットがよく言っているように、よいと思った企業は割安な水準にまで株価が落ちてくることは滅多にありません。

そう考えると、コロナショックのときは絶好の買い場だったのかも。

 

10年後、20年後にもっと価値があると考えられる企業は買ってしまった方が良いということですね。

下がれば、もっと買い増せばいいだけ。

 

言うは易し、行うは難しですが。

待っていても底値では買えません。
我々は魅力的な企業の妥当な価格の株がある限り買い続けます。
by.ウォーレン・バフェット

 

 

イールドスプレッドと米国株についてのまとめ

 

投資をするにあたって、底値なんかでは買えないことはわかっているので含み損覚悟で買い下がっていくか、底を確認した後に遅れて買うかでしょう。

 

底を確認したあとではかなり上がってしまってる可能性も高いけれども、長期的な視点で考えれば損をすることもなさそうです。

 

私は中途半端な状態から含み損覚悟で買い下がっていくことになると思う。

底のあたりでは、またリーマンショックがあったときのように含み損だらけで不安になりながらも買っているような気がします。

 

もし1世紀の間に2~3回起こり得るマーケットが50%下落する事態に落ち着いて対応できないならば、普通株の株主には向いてないし、このようなマーケット変動に対して理性的に対応できる気質を持った人と比べて平凡な結果しか得ることはできません。

引用元:完全なる投資家の頭の中

 

注意しなければならないのは、途中で弾切れ(投資資金が枯渇する)にならないようにすること。

下がれば下がるほど、投入資金を増やしていくぐらいの覚悟が必要です。

そのためには強靭なメンタルが必要です。

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間違っても、このようなことがないようにしましょう(^_^;)

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[記事公開日]: 2018/12/18
[最終更新日]: 2020/06/16
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