
今から1か月ほど前は、保有株の大幅な下落で吐きそうなほどでした。
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でも、7月を終えてポートフォリオ全体を眺めてみると大したことはなかったです。
吐きそうなほどの下げの後は、不思議と株価も持ち直していました。
日々の値動きに翻弄されてしまうと、無駄な取引をしてしまいたくなるのです。
私と同じような経験をした人はいるかと思います。私だけではないはず。
優良企業の株式を急落後などの一時的な気の迷いで売却してしまうと、あとで後悔する可能性が非常に高いです。何度も経験済みです。
何をもって優良企業とするのかについては個人で評価の尺度は違いますが、優良企業の株式をポートフォリオに迎え入れたのであれば、日々の値動きなんて忘れて金のなる木(優良企業の株)を大切に保有し続け、年に数回振り込まれる配当金を受け取り続ければよいのです。
目次
優良企業の株式はまさに金のなる木である
P&G(PG)やジョンソン&ジョンソン(JNJ)、コカ・コーラ(KO)など50年以上もの長期間、配当金を増やし続けてきた配当王の企業は金のなる木といっても過言ではありません。
多くの株主に配当金という果実を与え続けてきた優良企業です。
これらの企業に長期間投資することで実際にお金持ちになった投資家は多いと思われます。
PGに約30年前の1990年に投資した場合
PGの40年チャートです。
2000年のITバブルのときと、2008年のリーマンショックの頃を除いてはキレイに右肩あがりになっています。
長期間保有している株主は多大なる恩恵を受けたことがわかりますし、実際には配当金も支払われ続けているのです。
以前に記事にしているのですが、1990年1月にPGに投資した場合、2017年時点での配当金のみでの元本回収率は約400%にもなります。
配当金のみでも投資開始後15年で、投資元本は回収しているのです。
JNJに約30年前の1990年に投資した場合
こちらはJNJの40年チャートです。
長期間保有することで、PGよりもさらに株主は恩恵を受けています。
1990年1月に投資した場合、PGよりも一足早く、2004年には配当金のみで投資元本の回収は完了しています。
1990年に投資した場合だけでなく、2000年、2007年に投資開始した場合などで調べています。
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投資元本回収後も配当金という果実を実らせる
PGやJNJだけでなく、他の優良企業でもおそらく同じようなことが言えます。
連続増配するような企業は景気が落ち込み、業績が良くないときでも企業として存続し、株主に配当金を支払い続け、株主に配当金という果実を渡してくれるのです。
まさに金のなる木だと思いませんか?
ただし、PGやJNJのような企業は30年前と違って会社が大きくなった分、成長のスピードも鈍化し、増配率もますます低くなっていくことが予想されます。
実際にP&Gの増配率は10年平均だと7%近くあるのですが、直近3年でみると2.4%しかありませんし。今後も同じような増配率しか期待できません。
金のなる木を手放さない
一度、手に入れた金のなる木(優良企業の株式)は、さらに有望な乗り換え先が出てくるまでは手放さないように心掛けています。
今年はPGやJNJやタバコ株といったディフェンシブとよばれる企業の株価推移は非常に厳しいものがあります。
一方でガンガン値上がりを続けるアマゾンを代表とするグロース企業。
乗り換えたくなる気もしないでもないですが、今まで通りに地味な連続増配株を中心としたポートフォリオは崩しません。
未来の金のなる木を探すのもアリ?
未来の金のなる木を探すのも夢があっていいですね。
私には難しすぎて未来の優良企業を探すことはできませんが(>_<)
今は無配のグロース株であるアマゾンやグーグルなども、かつてのマイクロソフトのように配当金支払いが開始される日がくるかもしれません。
無配の成長企業には投資しない方針ですので、現時点でこういった企業に投資することはないですが、配当支払いが開始された場合はこういった優良企業へも投資したいです。
まとめ
配当金を支払い続ける力のある企業はまさに金のなる木である。
一時的な株価の下落ごときで、簡単に手放してはいけないのです。
株式投資で成功して配当金生活を実現するためにも、金のなる木は大事に育てたいですね。
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[最終更新日]: 2018/08/13