外国株では製薬会社への投資をしています。
ファイザーとジョンソン&ジョンソン、ギリアド、メルクの4社です。
ギリアドは比較的新しい企業ですが、他の3社は伝統のある世界的に有名な製薬会社。おまけに連続増配銘柄としても有名です。
研究開発に多額の費用が必要だけど、新薬の開発に成功すれば莫大な利益が見込まれます。
利益率が高く、FCF(フリーキャッシュフロー)も豊富な企業が多いです。
製薬会社は個人的に気になる存在なので世界の製薬会社の医薬品の売り上げについて調べてみました。
では2014年の世界での医療用の医薬品の売り上げランキングを見ていきたいと思います。
2014年製薬メーカーの医薬品売上ランキング
順位 | 企業名 | 売上高(億円) |
1 | ノバルティス | 49847 |
2 | ファイザー | 48373 |
3 | ロシュ | 42421 |
4 | サノフィ | 39813 |
5 | メルク | 38143 |
6 | ジョンソン&ジョンソン | 34197 |
7 | グラクソ・スミスクライン | 32516 |
8 | アストラゼネカ | 27616 |
9 | ギリアド・サイエンシズ | 26341 |
10 | アムジェン | 21233 |
日本の製薬会社は10位以内にはどの企業も入っていませんが、20位以内には武田薬品(17位)とアステラス製薬(19位)がランクインしていました。
大手製薬会社を中心にM&Aが加速しています。昨年の秋にもファイザーによるアラガン社の巨額の買収提案がありましたが、結局は流れてしまいました。
大手製薬会社は相次ぐブロックバスター(年間売上高が10億ドルを超える医薬品)の特許切れによって苦しい状況が続いていますから、M&Aを加速させているのでしょうか。
このランキングは2014年のものですが、保有株であるギリアドサイエンシズの2015年の通期の製品売上は322億ドルとなっていますので、2015年にはランキングがアップするでしょう。
ギリアドは2013年の時点では19位ですから大躍進です。
抗ウイルス剤のHarvoni(ハーボニー)やSovaldi(ソバルディ)が稼ぎ頭です。C型肝炎の治癒率が9割を超えるらしいですから、すごい薬です。
治療費も凄まじく高い(およそ1000万円)ですが…。
1000万円程度で命が助かるならば安いと考える人は多いはずです。
ギリアド・サイエンシズについては機会があれば自分の頭を整理するためにも別記事にしたいと思います。
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[最終更新日]: 2017/11/11