投資の世界では、一般的にアクティブファンドで継続して市場平均に勝てない投資信託がほとんどだということは周知の事実。
だけど、ほんの一握りのアクティブファンドは市場平均を圧倒的に超えるリターンを叩き出すものもある。
私が知っているところでは、ピーター・リンチが運用していた頃のマゼランファンド。
1977年から1990年の13年間でのリターンは年率約29%で、アクティブファンドとしては驚異的なリターンでした。
そして、驚くことに日本株式を対象としたアクティブファンドでも直近5年のリターンが年率41.32%という素晴らしい成績を残している投資信託があるのです。
ちなみに、この期間でのTOPIX連動型上場投資信託のリターンは年率17.32%でした。
目次
驚異的なリターンを叩き出しているのはDIAM新興市場日本株ファンド
過去5年のリターンが年率41%という素晴らしい成績を残しているのは、アセマネOneという運用会社のDIAM新興市場日本株ファンドという投資信託。
アクティブファンドには全く興味はなかったので、こんな投資信託があるなんて全く知りませんでした。
参考までに下記のチャートを見て下さい。
青:DIAM新興市場日本株ファンド
2013年あたりからTOPIXやJASDAQをかなりアウトパフォームしています。
2012年といえば第2次安倍政権が発足し、それ以降アベノミクス効果で株価がうなぎのぼり
でした。それにあわせるようにDIAM新興市場日本株ファンドの運用成績も上がってきたように思えるチャートですね。
DIAM新興市場日本株ファンドの投資対象
DIAM新興市場日本株ファンドの投資対象は、東証マザーズ、JASDAQの新興市場等を中心に上場されている株式となっています。
銘柄の成長力、競争力、収益力、経営力、株価等を分析し、ファンダメンタルズとバリュエーションの観点から投資先を決めているとのこと。
組入銘柄上位10銘柄を眺めてみると、私は投資対象にはしないような企業ばかりが並んでいます。
ここまでのリターンを叩き出せるということは、銘柄選択眼もかなりのものなのでしょう。
どういったプロセスで銘柄を選んでいるのかを研究すれば、自分の銘柄選びにも役立ちそうです。
DIAM新興市場日本株ファンドの投資対象が東証マザーズやジャスダック上場の企業ということで、マザーズ・コア上場投信との比較チャートも載せておきます。
マザーズ・コア上場投信というのは、東証マザーズ市場を代表する15名柄で構成する東証マザーズCore指数を対象指数とし、対象指数に連動する投資成果を目指すETFのことです。
青:マザーズ・コア上場投信、赤:DIAM新興市場日本株ファンド
このチャートを見る限りでは、マザーズ・コア上場投信の方がDIAM新興市場日本株ファンド
よりもリターンが上の時期があったようです。
2016年に入ってからは東証マザーズ市場はマイナスリターンですが、DIAM新興市場日本株ファンドはプラスになってます。
投資対象とする市場が軟調な時期にもしっかりと実績を残すというのは、優れた投資信託だということなのでしょうね。
DIAM新興市場日本株ファンドはどの証券会社で買えるのか?
販売先はいくつかあるけれど、主なところでは楽天証券やSBI証券、マネックス証券、あとはジャパンネット銀行です。
積立投資するなら、まずは証券会社の資料請求から。
楽天証券の投信積立サービス SBI証券[投資信託積立] 1万円からコツコツと。マネックス証券の投資信託積み立てプラン ジャパンネット銀行
上記の証券会社や銀行がDIAM新興市場日本株ファンドの販売窓口だったけれど、残念なことに2016年5月25日以降は買い付け申し込みを一時停止してしまっていて、現在も停止中のようです。
日本の新興市場の規模および流動性などを勘案した結果、申し込みを一時停止しているとのこと。
また信託期間はDIAM新興市場日本株ファンド設定当初は、H29年11月28日までとしていたものが、信託期間が延長されてH39年11月29日までになりました。
新規買い付けの申し込みが再開されるといいですね。
ひふみ投信も優れたアクティブファンド
個人投資家に人気のアクティブファンドで有名なものといえば、レオスのひふみ投信ではないでしょうか。
私は自分で個別株投資しているので、日本株式を対象としたアクティブファンドには積立投資するつもりはないけれど、レオスのひふみ投信の月報などはたまに見たりしています。
どのような銘柄を組み入れているのかを参考にするためです。
運用成績もインデックスファンドに比べれば圧倒的に良いですよ!
2008年10月に設定されて2016年3月末時点までのリターンが+238.68%という運用成績を残してます。
また、リスクを取りすぎることおなく守りながら殖やすという運用方針も好感がもてます。
積立投資するなら、まずは証券会社の資料請求から。
ローコストで資産形成 ひふみ投信
[最終更新日]: 2017/12/08