J-REITへの投資で日本円で毎月配当金が受け取れるようになる

 

今年の春ごろからJ-REITへの投資を開始しました。

なぜかというと、とある日本株を利益確定したのでキャッシュポジションが大きくなるのを避けたかったのと、受け取る配当金が減るのが嫌だったので、代わりとなるような投資先はないかなと探していたところ、J-REITの株価がだらだらと下げ続けていて利回りが高くなっていることに気付いたからです。

 

金融庁が毎月分配型の投資信託を批判したことから、毎月分配型の投資信託の顧客離れが進んでいるという記事を読みました。

そして、金融機関の販売自粛や顧客離れにより、J-REITへ投資していた毎月分配型の投資信託が売り越してきたのもJ-REIT下落の一要因のようです。

 

J-REITやインフラファンドは利回りで買う投資商品だと考えているので、利回りが高いときに投資することにしました。

また、資金調達のこともあるのでスポンサーがある程度しっかりしたREITを保有しています。

関連記事 REITのETFは高利回りになったタイミングで投資する

 

本当はリスク低減のためにも、REITのETFを保有したいのだけど、ETFだと利回りがいまいちなので個別のREITを保有しています。

 

日本株だと大概の企業の決算は3月、6月、9月、12月のいずれかが多いので、配当金を受け取る月が偏ってしまいます。

老後のことを考えると、なるべくならどの月も均等に配当金は受け取りたいです。

 

J-REITは決算月がバラバラなので、うまく組み合わせてポートフォリオを構築すると、毎月のように配当金を円で受け取ることができるのです。

 

毎月のように配当金を受け取りたい場合のポートフォリオ

 

日本株投資をメインにしていると、どうしても配当金を受け取る時期は偏ってしまいます。

私の場合だと、3月決算の企業が多いので、配当金受取は6月、12月が突出して多くなります。

一方で、2月や8月はほとんど配当金は受け取れません。

 

今はまだ配当金は全額再投資しているので、まとまって受け取ると再投資しやすいから便利なのですが、配当金を使っていく段階になるとどの月であっても満遍なく受け取りたいです。

それが無理でも、ほとんど配当金を受け取れないという月を作りたくないです。

 

では、どうすればよいのか?

対処法としてぱっと思いつくのが2つ。

  1. 外国株へ投資して、外貨建てで配当金を受け取る
  2. J-REITも利用して、配当金の受取時期をずらす

 

外国株へ投資して、外貨建てで毎月配当金を受け取る方法

老後は配当金生活がしたいという思いが強いので、今後も増配が見込めそうな米国株を柱にポートフォリオを作ろうとしています。

実際に米国株に投資することで、少ないながらも毎月のように配当金を受け取ることができるようにはなりました。

関連記事 毎月配当金を受け取れるポートフォリオ

 

ただ、外国株投資は銘柄選択さえ間違わなければ日本株に比べて減配しにくいというメリットはあるけれども、デメリットも当然あります。

 

考えられるデメリットは、3つ。

  • 米ドルで受け取って円転するのは面倒
  • 日米での税金が30%近く引かれる
  • 円転するのに為替手数料がかかる

 

ドルのまま使えるのが一番良いけれども、使うとしても旅行のときくらい。

大半は円転することになる。

円に戻すときに円安なのが理想だけど、為替がどうなってるかなんて想像もつかないです。

 

とりあえず受け取った配当金を使い始めるのはまだまだ先の予定なので、少しずつどうするのかを考えていきたいです。

 

ポートフォリオの一部にJ-REITもいれて毎月配当金や分配金を受け取る方法

以前に上場しているJ-REITを調べた時の一覧が下記の表です。

どうでしょうか?決算月が見事に分散されてます。

上場企業の決算が少ない1月や5月、7月、11月が決算月というREITも散見されます。

だから、うまくJ-REITも組み合わせることで、円建てで毎月のように配当金を受け取ることができるようになります。

 

コード 銘柄 用途区分 決算期
8951 日本ビルファンド投資法人  オフィス 6・12月
8952 ジャパンリアルエステイト投資法人  オフィス 3・9月
8953 日本リテールファンド投資法人  商業施設 2・8月
8954 オリックス不動産投資法人 総合型 2・8月
8955 日本プライムリアルティ投資法人 オフィス+商業 6・12月
8956 プレミア投資法人 オフィス+住宅 4・10月
 8957  東急リアル・エステート投資法人 オフィス+商業 1・7月
 8958  グローバル・ワン不動産投資法人 オフィス  3・9月
8960  ユナイテッド・アーバン投資法人  総合型 5・11月
8961  森トラスト総合リート投資法人  総合型  3・9月
8963  インヴィンシブル投資法人 総合型 6・12月
8964  フロンティア不動産投資法人 商業施設 6・12月
8966  平和不動産リート投資法人 オフィス+住宅 5・11月
8967  日本ロジスティクスファンド投資法人 物流施設 1・7月
8968  福岡リート投資法人 総合型 2・8月
 8972  ケネディクス・オフィス投資法人 総合型 4・10月
8973  積水ハウス・SI レジデンシャル投資法人 住宅 3・9月
8975  いちごオフィスリート投資法人  オフィス 4・10月
8976  大和証券オフィス投資法人 オフィス 5・11月
8977 阪急リート投資法人  総合型 5・11月
 8979  スターツプロシード投資法人  住宅 4・10月
8984  大和ハウスリート投資法人 総合型 2・8月
8985  ジャパン・ホテル・リート投資法人 ホテル 12月
8986  日本賃貸住宅投資法人 住宅 3・9月
8987  ジャパンエクセレント投資法人  総合型 6・12月
 3226  日本アコモデーションファンド投資法人  住宅 2・8月
3227  MCUBS MidCity投資法人 総合型 6・12月
3234  森ヒルズリート投資法人 総合型 1・7月
3249  産業ファンド投資法人 物流+インフラ 1・7月
3269  アドバンス・レジデンス投資法人 住宅 1・7月
3278 ケネディクス・レジデンシャル投資法人 住宅 1・7月
 3279 アクティビア・プロパティーズ投資法人  オフィス+商業 5・11月
3281  GLP投資法人  物流施設 2・8月
3282 コンフォリア・レジデンシャル投資法人 住宅 1・7月
3283  日本プロロジスリート投資法人 物流施設 5・11月
3287  星野リゾート・リート投資法人 ホテル 4・10月
3290 SIA不動産投資法人 オフィス+商業 2・8月
3292 イオンリート投資法人 商業施設 1・7月
 3295  ヒューリックリート投資法人 総合型 2・8月
3296  日本リート投資法人 総合型 6・12月
3298 インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人 オフィス 4・10月
3308  日本ヘルスケア投資法人 ヘルスケア 4・10月
3309 積水ハウス・リート投資法人 総合型 4・10月
3451  トーセイ・リート投資法人  総合型 4・10月
3453 ケネディクス商業リート投資法人  商業施設 3・9月
3455  ヘルスケア&メディカル投資法人 ヘルスケア 1・7月
3459  サムティ・レジデンシャル投資法人 住宅 1・7月
3460  ジャパン・シニアリビング投資法人 ヘルスケア 2・8月
3462  野村不動産マスターファンド投資法人 総合型 2・8月
3463 いちごホテルリート投資法人 ホテル 1・7月
 3466  ラサールロジポート投資法人  物流施設 2・8月
3468 スターアジア不動産投資法人 総合型 1・7月
3470  マリモ地方創生リート投資法人 総合型 6・12月
3471  三井不動産ロジスティクスパーク投資法人 物流施設 1・7月
3472  大江戸温泉リート投資法人 ホテル 5・11月
3473  さくら総合リート投資法人 総合型 2・8月
3476 投資法人みらい 総合型 4・10月
 3478 森トラスト・ホテルリート投資法人  ホテル 2・8月

 

次は、太陽光発電を主とするインフラファンドの一覧です。

J-REITに比べて分配金利回りが高いのが特徴。

20年間の固定価格での買い取りがあるので、しばらくは大丈夫そうかなと考えて、投資資金の一部で投資しています。

 

ただし、20年間の固定価格での買取は安定しているということがメリットである一方で、インフレになると致命傷になるというデメリットも抱えています。

コード 銘柄 決算月
9281 タカラレーベン・インフラ投資法人 4月、10月
9282 いちごグリーンインフラ投資法人 6月
9283 日本再生可能エネルギーインフラ投資法人 1月、7月
9284 カナディアン・ソーラー・インフラ法人 6月、12月

 

 

J-REITの分配金利回りの推移をチェック!

 

不動産証券化協会で発表されているデータを元に、J-REITの分配金利回りの推移をグラフにしてみました。

 

J-REIT予想分配金利回り2017

 

2008年ごろにREITのETFに投資していれば、7~8%近くの分配金利回りだったのです。

そういうときに投資できていれば、ずーっと保有していてもいいんじゃないかと思えるような利回りでした。

 

今後、もしREITのETFの利回りが同じような水準になるのであれば、ぜひポートフォリオにいれたいなぁと思います。

 

まとめ

 

REITへの投資は長期で保有するのには向いていないと考えていますが、とりあえず配当金を減らさないようにすることと、勉強のためにも投資資産の5%を目安に投資していく予定です。

 

自分で不動産投資や太陽光パネルの設置をした方が、REITへ投資するよりも利回りがよいのかもしれないけれども売りたいときに売れないリスクがあります。

また、不動産投資ではそもそもどのような物件がよいのかわからないですし、空室リスクもある。

太陽光発電に関しても、パネルのメンテナンスなども必要だろうし、撤去するときの費用、将来のインフレなども考えると、不確定要素が多すぎて怖いです。

 

不動産投資や太陽光発電もそうですが、身軽に投資できるREITは私みたいな素人には最適です。

 

 

[記事公開日]: 2017/12/15
[最終更新日]: 2018/08/20
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