500万円を資産運用するなら何に投資する? – 長期投資でのんびり資産運用

500万円を資産運用するなら何に投資する?

投資をしているとはいっても、資産運用額は本当にさまざまだと思います。

100万円未満の人もいるだろうし、数億円規模の人もいるでしょう。

証券業協会が実施した証券投資について、20歳以上の男女7000人に調査を行った結果、有価証券の平均保有額は578.3万円。

ただし、有価証券の保有額は100万円~300万円未満の人が最多で23.4%、次が50万円~100万円未満で14.2%、500万円~1000万円未満で13.3%という結果でした。

以前に100万円を資産運用する場合は、どういう投資商品に投資するのかを考えてみたのですが、今回は有価証券の平均保有額に近い500万円を資産運用する場合について考えてみました。

関連記事 投資初心者向け!100万円の資産運用について考えてみた

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年収別の金融商品保有額

証券業協会が実施したH27年度証券投資に関する全国調査の結果、年収による保有金融商品の違いについての調査結果をグラフにしてみると、下記のようになりました。

ここでいう金融商品とは、

  • 預貯金
  • 信託
  • 株式
  • 投資信託
  • 公社債
  • 有価証券関連デリバティブ商品(有価証券関連の先物取引、オプション取引など)
  • 有価証券関連デリバティブ商品以外のデリバティブ商品(FXやCFD取引など)

個人年収が100万円未満にも関わらず、保有金融商品が5000万円以上という方もいますし、1000万円以上の年収があるにも関わらず、保有金融商品が10万円未満という方もいます。

株式に関しては年収が高いほど保有率も高い

もっとも保有率が大きいのが、当たり前だけれどもやはり預貯金で91.9%です。

株式は13.0%、投資信託が9.0%、公社債が3.6%の保有率となっています。

全体で見てみると、証券は保有していないと回答している方は無回答とあわせて8割という結果になりました。

投資をしている人というのは、全体からみると少数派なのですね。

日本でも、もっと資産運用が広まればよいのにと思います。

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500万円の資産運用で20年でどこまで増えるかシミュレーションしてみた

投資元本が500万円。

何に投資するかによって期待収益率は違うけれども、20年間でどこまで増えるかをシミュレーションしてみました。

20年間、年率3%で増えた場合

  • 追加投資は一切なし
  • 年率3%複利で増える

20年後には903万円にまで増えます。

年率3%運用だと、外国の生債券を購入すればそんなに難しくもなさそうです。

例えば、2017年6月現在で米国の20年の米国国債ゼロクーポンの利率が2.5%くらいで大和証券で買えます。

豪ドルの場合は10年の豪ドル国債が利率3%くらいで買えるので、為替差損益を無視すると年率3%は夢のような数字ではありません。

20年間、年率5%で増えた場合

  • 追加投資は一切なし
  • 年率5%複利で増える

20年後には1326万円にまで増えます。

20年もの長期間、年率5%で殖やすのはかなり難しいですが。

ちなみに、S&P500インデックスファンドの過去20年平均のリターンが年率7%でした。

一方で、TOPIXインデックスファンドの過去20年平均のリターンは年率1.8%ほどなので、全然ダメですね。

過去20年においては、S&P500のリターンがTOPIXを圧倒的に超えていますが、今後はどうなるかはわかりません。

多少の騰落はあるだろうけれども、このまま順調にいくかもしれないし、長期間低迷するかもしれない。それは誰にもわからないことなので、投資先の判断は難しいのです。

20年間、年率10%で増えた場合

ここからは達人レベルの資産運用をする必要があります。

  • 追加投資は一切なし
  • 年率10%複利で増える

年率10%複利の効果はすさまじく、20年後には3363万円にまで殖えます。

インデックスファンドへの投資では、この年率10%というリターンは無理でしょう。

20年間、年率20%で増えた場合

年率20%を長期間維持するというのは、バフェットレベルの能力が必要。

もはや神レベル!

  • 追加投資は一切なし
  • 年率20%複利で増える

20年後には、なんと1億9000万円にまで殖えます!!

凄まじいですね。このレベルで運用できる人は、極限られた一部の人だけで凡人には関係ない世界です。

ちなみに個人投資家の間で大人気、カンブリア宮殿でも紹介されたレオスのひふみ投信
のリターンも凄いものがあります。

  • 設定来340.11%
  • 5年(年率)27.32%
  • 3年(年率)18.69%

※設定日は2008/10、リターンは2017/8末時点でのもの。

リーマンショック真っ只中にスタートしたひふみ投信ですが、すごい投資信託ですね。

基本的に右肩上がりが続いているので、この素晴らしい成績なのか、下落相場でも圧倒的なリターンを維持するのかに大変興味があります。

積立投資するなら、まずは資料請求から。

 レオスのひふみ投信

500万円の資産運用。低コストのインデックスファンドへの投資が基本

資産運用額が100万円の場合でも、500万円の場合でも、投資金額に関係なく、低コストなインデックスファンドへの投資はおすすめです。

投資にあまり興味が持てない人や、投資に時間を割くことが嫌な人は低コストなインデックスファンドへ投資するしかないでしょう。

インデックスファンドに定期的に投資すれば、「何もわかっていない」投資家でもプロの投資家以上の利益をあげることが実際に可能なのです。

逆説的ではありますが、「愚鈍な」カネがその限界を認識すると、もはやそのカネは愚鈍ではなくなるのです。

出典元:バフェットからの手紙

オマハの賢人といわれるウォーレン・バフェットもインデックスファンドへの投資を勧めています。

そして世界中の株式に投資するのではなく、S&P500のインデックスファンドに投資する事を推奨しているのです。

関連記事 株式市場の暴落は投資家にとっては友達だ!

上記の記事のS&P500のインデックスファンドとヘッジファンドとの勝負の行方についての部分を読んでもらえれば理由はわかると思いますが、間違ってもコストの高いアクティブファンドを買ってはいけません。

素晴らしい運用をしてくれるアクティブファンドも存在するけれど、数多くあるアクティブファンドの中で継続して市場平均を上回るリターンを叩き出している優秀なアクティブファンドというのを選ぶのは至難の業で、当たり外れが大きいのです。

幅広く分散投資したい人は先進国株式インデックスファンドに投資する

S&P500を構成するような企業は米国を代表するような企業ばかりですが、もっと他の国に投資したい人もいるかと思います。

その場合は、先進国株式のインデックスファンドがおすすめです。

今は、たわらシリーズや、ニッセイシリーズ、emaxis slimなどの非常に低コストな投資信託の積立が気軽にできるようになりましたし。

私は確定拠出年金では、毎月の掛け金の全額を先進国株式のインデックスファンドに積み立て投資しています。

老後まではまだまだ時間があるので、とれるリスクは大きいですし、高いリターンを狙っていきます(笑)

アセットアロケーションを考慮する場合

先進国株式のインデックスファンドだけでなく、国内外の債券などのほかのアセットクラスにも分散投資したいならば、年金資産を運用している年金積立金管理運用独立行政法人のポートフォリオが参考になります。

出典元:年金積立金管理運用独立行政法人の基本ポートフォリオ

アセットアロケーションを考慮するなら、こんなラインナップはどうでしょう。

4つの投資信託で運用して合計500万円。

アセットクラス インデックスファンド 割合 投資金額
国内債券 たわらノーロード国内債券 35% 175万円
国内株式 ニッセイTOPIXインデックスファンド 25% 125万円
外国債券 ニッセイ外国債券インデックスファンド 15% 75万円
外国株式 ニッセイ外国株式インデックスファンド 25% 125万円

個人的には今の低金利の状況を考えると、私なら国内外の債券は投資商品としては不要だと思います。外債の利回りが5%ほどあるのであれば考えますが…。

積立投資するなら、まずは証券会社の資料請求から。

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インデックスファンドではなく、ETFであれば日本を含めた先進国や新興国にも幅広く投資するVTはいかがでしょうか。経費率も低く、幅広い株式に分散投資されているので比較的安心できるのではないかと。

これ一本で完結させることができるので非常に便利だと思います。

VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)とは?

VTはバンガード社のETFで、ベンチマークはFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス。

全世界の大型、中型、小型株の市場パフォーマンスを測定するもので、先進国や新興国47か国の約8000銘柄で構成されています。

VTの魅力のひとつとして経費率の低さがあります。経費率は0.11%なので低コストで人気のあるたわらシリーズやニッセイシリーズのインデックスファンドよりもさらに低コストでの運用が可能になります。

VTにもデメリットはあって、売買時の手数料が高いことです。

いくら経費率が低いとはいっても、少額の買い付けしかしないのであれば手数料負けしてしまうので、ある程度まとまった金額で買った方がいいと思います。

だから、毎月数万円ずつ買い足していくという方法をとるのであれば、ETFであるVTよりも低コストなインデックスファンドの積立の方がよいと思います。

とはいうものの、今はマネックス証券SBI証券も外国株の売買手数料は格段に安くなりました。

約定代金の0.45%(税込0.486%)

  • 最低手数料:5ドル(税込5.4ドル)
  • 上限手数料:20ドル(税込21.6ドル)

私が米国株投資を始めた10年ほど前は手数料もとても高く、最低でも一回の取引に25ドルはかかっていました。その当時と比べれば、確実に投資環境は良くなっています。

500万円の資産運用。投資に時間がかけられるのであれば個別株投資がおすすめ!

個人的にはインデックスファンドへの投資よりは、個別株投資をおすすめしたいです。

なぜなら、銘柄選択ができるのであればインデックスファンドよりは高いリターンが狙えるからです。

関連記事 インデックス投資と配当成長株への投資。どちらを選ぶ?

運がよければ、テンバガー(10倍株)もゲットできるかもしれません。

関連記事 テンバガー(10倍株)達成の経験は自信になる

また、下記の記事に銘柄選びさえ間違わなければインデックスファンドへの投資よりも個別株投資の方がリターンが良かったことが書いてあります。

関連記事 老後資金運用にはどんなポートフォリオが最適なのか考えてみた

おまけに個別株投資ではある程度の銘柄選択に関する知識は必要なので、投資スキルもあがると思われる。

そのためには、名著をしっかりと読み込んで投資を実践していく努力は欠かせません。

オススメ おすすめ書籍!株式投資をするなら読んでおきたい投資本

おすすめするのは短期売買をするようなギャンブル的な投資法ではなく、世界的な優良企業の株式を買い付けて長期保有するという投資法。

500万円あれば、1銘柄に100万円ずつ投資したとしても5銘柄に投資できます。

5銘柄では少なくて不安だというのであれば、50万円ずつ10銘柄に投資してもよいと思います。

一番のおすすめはインカムゲイン狙いの投資(配当金再投資)なのですが、運用資金が500万円だと1年間に受け取れる配当金は、配当利回りが3%とすると15万円ほどしかありません。

おまけに15万円から日本株だと約20%、米国株だと日米合わせて約30%が税金で引かれてしまいますから、受取配当金額はさらに減ってしまうので、残念ながら再投資するにはちょっと少ない気はします。

けれど、追加資金投入を欠かさずに行い、配当金を再投資することを実践していけば、20年も経てばそれなりに満足できるくらいには増えていると考えられます。

追加で資金を投入することの大切さは下記の記事を読んでみてくださいね。

関連記事 老後資金の運用で重要なのは、投資元本を増やしながら運用すること!

独断と偏見で個別株ポートフォリオを組んでみる

500万円の資産運用をスタートするなら、私なら個別株投資します。

では、どういった企業に投資するのかを考えてみたいと思います。

現在の株価が適正値かどうかは考慮せずに長期保有を前提にして選んでみると、

  • JT(日本たばこ産業) or MO(アルトリアグループ) or PM(フィリップモリス)
  • JNJ(ジョンソン&ジョンソン)
  • DEO(ディアジオ) or BUD(アンハイザー・ブッシュ・インベブ)
  • XOM(エクソン・モービル)
  • PG(P&G) or UL(ユニリーバ) or or CL(コルゲート・パルモリブ) or 花王

一応、世界で通用する企業を選んだつもり。

私ならこの中から、適度にセクター分散させて500万円分買い付けて資産運用します。

たばこと酒(アルコール)は、中毒性があり好不況あまり関係なく人々に消費され続けますし、インフレを価格に転嫁することもできる。

アメリカとイギリスでの過去100年ほどの長期間における株式投資でのリターンが高いのは、たばこと酒(アルコール)のセクターなのでポートフォリオから外すことはできません。

詳しくは下記の記事を読んでいただけたらと思います。

オススメ 長期間にわたる資産運用でのパフォーマンス

まとめ

500万円の資産運用について書いてみましたが、各人によって年齢も違えば、投資に割ける時間も違うし、どれだけリスクがとれるか(リスク許容度)も違ってくるので、やはり最終的には自分に最適なポートフォリオを組む必要はあります。

半分の250万円はインデックスファンドへの投資、残りの250万円は個別株投資というのもアリですから。

万人に最適の投資法はそもそもない。

資産運用する上で考えなければならないのは、どれだけストレスなく投資を継続できるか?です。

途中でやめてしまっては、意味がありませんから。

含み損を抱えてしまったときに心配で眠れないような投資法を採用すべきではないし、一か八かのギャンブル的な投資法もするべきではないと思います。

時間をかけてゆっくりと資産を殖やしていくという、ある意味のんびりとした資産運用を心掛けたいものです。

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