今のご時世、労働からの収入を増やすのはとても大変ですね。
超一流の専門的な能力を持った人なら出世してどんどん収入は増えるでしょう。
しかし、ごく普通のサラリーマンやOLであれば給与収入を増やすのは本当に難しい。
労働からの収入を増やすのが難しいならば、次のことを実行するに限ります。
- 節約してお金を貯める
- 貯めたお金を運用する
- お金に働いてもらう(複利で殖やすことを心掛ける)
起業している人以外では、労働からの収入はマイナスになることはありません。
しかし、投資でお金に働いてもらおうとすると失敗すれば減るというリスクがついてまわります。
信用取引をしたり、レバレッジをかけすぎたFXなどでは最悪ゼロ、もしくは借金だけが残る場合もあります。
でも、いわゆるギャンブル的なリスクの高い投資(投機)ではなく、手堅い投資をしていけば長期的な視点で見るとお金が増える確率が高いです。(歴史的に株式投資が一番儲かった)
リスクが取れるのであれば、投資をしてお金がお金を生む仕組みを作っておきたいです。
宝くじや競馬、競輪、競艇なんかのギャンブルは胴元がかなりの部分を持っていきますから、そういうものにお金を使うのではなく、投資にまわした方が利益を得られる確率は高いです。
目次
複数の収入源をもつことを心掛ける
昔の日本では、一度就職したら定年まで同じ会社で働き続けることは当たり前だったけれど、今の日本ではそれも難しくなってきています。
リストラや倒産もありますからね。勤務先が大企業だとしても安心はできません。
つい先日も、トヨタ自動車の社長が終身雇用を守るのは難しいとの発言されました。
また、経団連会長ももっと前に同様の発言をされています。
収入源がひとつしかなければ、それがダメになった時に困ります。
でも、複数の収入源があれば少しはダメージも軽減されます。
副業禁止の企業もまだまだ多いけれど、投資をすることを禁止されている職業はそんなにないですよね。
だから、リスクを取れる範囲内で投資にお金を回してじっくりと時間をかけながら、お金がお金を生み続ける仕組みを作ることが大事だと思うのです。
株式への長期投資で複利効果を最大限に活かせるポートフォリオを作る
資産運用が絶対に上手くいくとは限らないけれど、そこそこ手堅い運用を心掛けていれば市場環境にもよるけれど、ほどほどには増えていきます。
投資資産が増えてくると自然と受取配当金も増えてくるわけです。
なるべくなら受け取った配当金は再投資して、複利のパワーを享受しましょう!
以前にも配当金を再投資した場合の資産の増え方について記事を書いてますので、参考までに載せておきます。
関連記事 配当金再投資で配当金を継続的に増やそう
配当金が少額の時はなかなか複利効果は実感できないけれども、運用期間が長くなればなるほど、複利のパワーを実感するようになります。
P&Gへの長期投資(配当金再投資を継続)の結果
P&GのHPにあるリターン計算機を使ってみた結果、下記のようになりました。
1980年に$10000をP&Gに投資したと仮定します。
配当金を再投資しなかった場合のリターンは1913.8%です。
これだけでも凄いリターンですね。
でも、配当金を再投資した場合のリターンは驚きの4317.32%になりました。
配当金再投資を継続した結果が、長期投資で得られる複利のパワーです。
どうでしょうか?
配当金は使わずに再投資しようという気持ちになりましたか?
最初の数年間はあまり複利効果を実感しないかもしれないけれど、長い年月をかけてじわじわと増えていきます。時間が経てば経つほど、複利効果を実感するようになってきます。
しかも、PGは60年以上連続して増配していますから、受取配当金も毎年のように増えるのでさらに複利の威力が増していきます。
もっとも、最近では増配率はかなり低くなっているので昔ほど増えないと予想できますが。
長期投資での配当金再投資の効果については、ジェレミー・シーゲル博士の株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらすを読んでくださいね。
株式投資のポートフォリオは配当が成長する企業を中心に作るべし!
複利効果を最大限に活かすのであれば、長期投資を心掛けて企業業績の成長とともに配当が成長する企業の株式に投資するとよいでしょう。
そして、配当金を再投資することも忘れないこと!
米国株投資でポートフォリオをどうやって作ればいいのかは、「 米国株で配当株ポートフォリオを構築する方法 」を読んでくださいね。
私の米国株ポートフォリオのパフォーマンスはインデックスであるS&P500にアンダーパフォームしているので、説得力に欠けますが(^_^;)
米国株には、配当貴族といって配当金が成長し続けている企業が数多くあるので、配当貴族指数の構成銘柄を銘柄選びのの参考にしてください。
関連記事 S&P500配当貴族指数の構成銘柄と増配年数【2019年】
日本でも有名な企業も多く、身近に感じることでしょう。
企業の成長とともに配当金が成長する企業へ投資すると、投資家のお財布も成長させてくれるのですよ。
配当成長企業は偉大なのです!
関連記事 米国株への長期投資で配当金はどれだけ成長するのか? 関連記事 配当金再投資はゆっくりだが確実にお金持ちへの道に導いてくれる
まとめ
投資を始めた頃は、受け取った配当金はお小遣いの足しにしていました。
全部使ってしまってたのですよ。
今考えれば、もったいない事をしてたなと。
でもリーマンショックがあって、含み損だらけになり、少しでも投資に廻すお金が欲しかったので配当金は全額再投資するようになりました。
リーマンショックの頃は買っても買ってもさらに下がるという悪循環に陥っていましたね。
だけど諦めずに投資を続けていてよかったと思っています。
あの時に挫折しないで投資を継続できたからこそ、受取配当金も大きく増えました。
2019年も前年よりも増える予定です。
受取配当金額は非公開ですが、2008年に比べて2018年は数倍に増えているのがわかると思います。
今、含み損がたくさんあって不安な人もいるかと思いますが、投資をやめることなく少額でもいいから継続してもらいたいなと思います。
含み損の対処法についても記事にしています。
関連記事 株式投資で含み損は損切りする?損切りしない?どちらが正しいのか。
まだまだ下がるかもしれないけれど、そんなことは後になってからしか、わかりません。
だから、無理のない範囲で投資を継続することは、大事だと思うのです。
関連記事 含み損を抱えて不安な時に心の支えになったものとは?
複利効果を最大限に活用するためにも、なるべくなら配当金は使わずに再投資していくのがおすすめです。
株価の変動に一喜一憂することなく、インカムゲインの最大化を目的にこれからも配当金は再投資していきます!
[最終更新日]: 2020/02/07