
老後の配当金生活のためのポートフォリオは現在28銘柄。
管理するには銘柄数が多い気もするけれど、米国株について調べていると魅力的な企業が多く、自然と増えてしまいます。
米国株を中心とした外国株への投資をする理由はキャピタルゲイン狙いではなく、インカムゲイン(配当金)狙いです。
日本株は業績不振になると、すぐに減配する企業が多いので配当金目的のポートフォリオを作りにくい。
その点、配当貴族指数の構成している企業は過去25年以上もの長期間継続して増配してきた企業ばかりなので、今後も増配が見込まれます。
こういった企業は簡単には増配を止めないと考えているので、老後の配当金生活を目指すポートフォリオには最適なのではないかと個人的には考えてます。
そこで保有株いくつかについて順調なのかをチェックしてみました。
ユニリーバ(UL)
英国に本拠を置くユニリーバ。
日本でも有名な企業で知らない人はほとんどいないでしょう。ダヴ、クノール、ラックスなどはユニリーバの製品です。
毎年10億ドル以上の売上のあるメガブランドを多数保有し、2016年の全世界での売り上げも前年比3.7%UPです。新興国市場での伸びは6.5%でした。
売上高の伸びの要因は値上げによるものと、販売数量の増加によるものです。
そして、純利益も5.7%UPで順調だと思います。
主要4部門(パーソナルケア、食品、ホームケア、リフレッシュメント)すべてで前年比プラスの売り上げ。
ユニリーバの売り上げの半数以上は先進国ではなく新興国でのもので、高成長分野と新興市場に焦点をあてた経営をしているように思います。
ユニリーバの株価は冴えないけれども、強力なブランド力を持っていますし、配当利回りも3%以上と高いので保有継続。下がれば買い増しのスタンスに変わりはありません。
プロクター&ギャンブル(P&G)
1837年創業の世界最大手の生活用品メーカー。
私が初めて投資した米国企業はP&Gでした。
日本でもP&Gの商品はたくさん使われていますよね。
SKⅡやパンパース、ファブリーズやパンテーンなど有名な製品が数多くあります。
あとは髭剃りのジレットもP&Gの製品で、バフェットの投資先として有名です。
最近ではバークシャーはP&Gの株はほとんど売却していますので、保有株数は少なくなっています。
P&Gは同業他社に比べて利益率が高いですが、数年前から170ブランドから収益力のある65ブランドへの集約を進めている成果が出てきているのかもしれません。
出典元:pg analyst meeting
継続的な自社株買いと60年連続増配で株主還元も手厚い企業です。
今後も爆発的な業績の伸びは期待できないけれども、のんびりと長期保有するには良い銘柄だと思います。
ジョンソン&ジョンソン(JNJ)
今後も安定的な業績の伸びと配当金の増加が見込まれるジョンソン&ジョンソン。
主要な部門は下記の3つ。
- 一般消費者向け製品(バンドエイド、リステリンなど)
- 医療機器
- 医薬品
この中でも医薬品の割合が一番大きく、売上高の約半数を占めます。
出典元:Earnings Presentation
ジョンソン&ジョンソンは毎年、フリーキャッシュフローの70%以内で配当金と自社株買いで株主還元しすることを過去10年以上続けているのです。
ジョンソン&ジョンソンも手放す理由もないので保有継続です。
[最終更新日]: 2019/04/26