ジェレミー・シーゲル博士の株式投資の未来を読むとよくわかるのですが、配当金を再投資して雪だるま式にお金を増やそうと思うならタバコ銘柄はポートフォリオには欠かせないのです。
どうしてタバコ銘柄の配当金再投資したリターンが良いのかについては本を読んでくださいね。
タバコ銘柄といえば、アルトリアグループ(MO)、フィリップモリス(PM)、レイノルズ・アメリカン(RAI)、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)が有名です。
このうち、私が保有しているのはMOとPMとRAIです。
レイノルズ・アメリカンは今年になってから新規投資しました。
タバコ業界の再編が進んでいるような気がします。
昨年はRAIによるロリラードの買収、そして今年はBAT(BTI)によるRAIの買収と立て続けにおこっています。
BATによるRAIの買収が成功すれば、上場企業では最大のタバコ企業になるようです。
https://kirarinasset.com/t-to-acquire-twx-and-bat-to-acquire-rai/
関連記事:AT&Tがタイム・ワーナーを買収とBATがレイノルズ・アメリカンに合併提案
2016年のタバコ銘柄の増配率
最近になってアルトリアグループ(MO)は8%の増配を発表していますし、レイノルズ・アメリカン(RAI)もおそらく26%ほどの増配です。
レイノルズ・アメリカンの増配率が驚くほどすごいですね。
見間違いかと思ったけれど、そうではない。
レイノルズ・アメリカンの配当金推移
2015年の配当金
Ex-Date | Amount |
12/10/2015 | 0.3600 |
09/08/2015 | 0.3600 |
06/08/2015 | 0.3350 |
03/06/2015 | 0.3350 |
合計 | 1.39 |
2016年の配当金
Ex-Date | Amount |
- | - |
09/12/2016 | 0.4600 |
06/10/2016 | 0.4200 |
03/10/2016 | 0.4200 |
合計 | - |
4回目の配当金については未定ですが、毎年のパターンでいくと恐らく0.4600になるかと思います。
そう仮定すると年間配当金は1.76になって、昨年からの増配率は26.6%にもなります。
すごいですけど、手放しでは喜べません。
配当性向が80%近くもありますし、フリーCFと照らし合わせてみても、無理して配当金を支払っているような感じがします。
そんなレイノルズ・アメリカンだけど、2016/9/6時点では2016年の株価もまずまずのリターンで、S&P500にも勝っています。
レイノルズ・アメリカンのHPを見てみると、10年保有していた場合のトータルリターンについての記載がありました。
10年保有していた場合のリターンは576%だそうですよ。
その10年間には100年に1度の金融危機といわれた2008年が含まれていますが、このリターンです。文句のつけようがありません。
配当金狙いでのんびりと保有していく場合には、とても適していると思われます。
まぁ、スリルも何もなくて退屈ですけどね。
シーゲル博士の著書にあるように、タバコ企業は不人気で退屈な投資先だけど投資家に報いてくれる確率は高いのです。
これからも余力があれば、買い増ししていこうかと思います。
[最終更新日]: 2020/02/07