米国株投資をされている方ならダウの犬投資法のことを知っている人も多いでしょう。
ダウの負け犬とも言われていますけど、負け犬なんてとんでもないですよ。
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何らかの理由で株式が売られた結果、高配当になった銘柄で構成されるのがダウの犬なんですけど、S&P500やNYダウのリターンを上回ることも多いです。
今回の記事では米国のダウの犬ではなく、日本版のダウの犬について書きますが、日本版のダウの犬もリターンはそこそこ良いですよ。
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目次
2019年日本版ダウの犬の構成銘柄は?
まずは、日本版ダウの犬投資法ではどうやって銘柄を決めるかというと、日経平均採用銘柄の中でも特に時価総額が大きく流動性の高い企業で構成されたTOPIX Core30の中から選びます。
いわゆる日本を代表する大型株という認識でよいです。
TOPIX Core30の中で配当利回りが高い順に上位10銘柄を選んで、日本版ダウの犬とします。
2019年8月現在のTOPIX Core30採用銘柄
2019年8月1日現在のTOPIX Core30の採用銘柄が下の表になります。
予想配当金が発表されていない企業は記載していません。
企業名 | 株価 | 配当金(予) | 配当利回り |
---|---|---|---|
日本たばこ産業 | 2408.5 | 154 | 6.39% |
セブン&アイ HD | 3699 | 95 | 2.57% |
信越化学工業 | 11050 | 220 | 1.99% |
花王 | 7709 | 130 | 1.69% |
武田薬品工業 | 3904 | 180 | 4.61% |
アステラス製薬 | 1518.5 | 40 | 2.63% |
リクルートHD | 3750 | 30 | 0.80% |
日立製作所 | 3880 | - | - |
パナソニック | 910.9 | - | - |
ソニー | 6123 | - | - |
キーエンス | 64050 | 200 | 0.31% |
ファナック | 19615 | - | - |
村田製作所 | 4889 | 94 | 1.92% |
トヨタ自動車 | 7092 | - | - |
本田技研工業 | 2722.5 | 112 | 4.11% |
キヤノン | 1997 | - | - |
任天堂 | 41440 | 760 | 1.83% |
三井物産 | 1763 | 80 | 4.54% |
三菱商事 | 2884 | 125 | 4.33% |
三菱UFJフィナンシャル | 539.1 | 25 | 4.64% |
三井住友フィナンシャル | 3820 | 180 | 4.71% |
みずほフィナンシャル | 159 | 7.5 | 4.72% |
東京海上HD | 5803 | 190 | 3.27% |
三菱地所 | 2011.5 | 31 | 1.54% |
東日本旅客鉄道 | 9987 | 165 | 1.65% |
東海旅客鉄道 | 21710 | 150 | 0.69% |
日本電信電話 | 4936 | 190 | 3.85% |
KDDI | 2861.5 | 110 | 3.84% |
NTTドコモ | 2621.5 | 120 | 4.58% |
ソフトバンクG | 5693 | 44 | 0.77% |
※株価は2019年8月1日終値
この30社の中から、配当利回りの高い順に機械的に10社選びます。
前回調べた時(2016/12末)と比べると採用銘柄もいくつか入れ替わっているし、何よりJTの株価が下げ過ぎていてビックリです(笑)
保有銘柄なのに下がり過ぎていて、複雑な気持ち…。
2019年8月現在での日本版ダウの犬投資法の構成銘柄はこれだ!
本来なら、ダウの犬投資法は前年の最終取引日の株価と配当利回りから銘柄が選びます。
けれど、2018年末の株価を調べるのは面倒だったので2019/8/1の株価と配当利回りから選びました。
企業名 | 株価 | 配当金(予) | 配当利回り |
---|---|---|---|
日本たばこ産業 | 2408.5 | 154 | 6.39% |
武田薬品工業 | 3904 | 180 | 4.61% |
本田技研工業 | 2722.5 | 112 | 4.11% |
三井物産 | 1763 | 80 | 4.54% |
三菱商事 | 2884 | 125 | 4.33% |
三菱UFJフィナンシャル | 539.1 | 25 | 4.64% |
三井住友フィナンシャル | 3820 | 180 | 4.71% |
みずほフィナンシャル | 159 | 7.5 | 4.72% |
日本電信電話 | 4936 | 190 | 3.85% |
NTTドコモ | 2621.5 | 120 | 4.58% |
この10社を金額が均等になるように投資するのが日本版ダウの犬投資法です。
参考までに、2017年の日本版ダウの犬はどんなだったかを載せておきます。
企業名 | 株価 | 配当金 | 配当利回り |
---|---|---|---|
日本たばこ産業 | 3844 | 128 | 3.3% |
武田薬品工業 | 4835 | 180 | 3.7% |
日産自動車 | 1175.5 | 48 | 4.1% |
トヨタ自動車 | 6878 | 200~210 | 2.9% |
キヤノン | 3295 | 150~160 | 4.6% |
三井物産 | 1607 | 50 | 3.1% |
三井住友フィナンシャル | 4460 | 150 | 3.4% |
みずほフィナンシャル | 209.8 | 7.5 | 3.6% |
東京海上HD | 4796 | 135 | 2.8% |
NTTドコモ | 2663 | 80 | 3.0% |
2年半前と比べて、今は随分と変わりましたよね。
2017年は配当利回りが4%を超えるものは2銘柄しかないのに、今は10銘柄中9銘柄が4%以上ありますし、日本たばこ産業(JT)にいたっては6%以上もあるんですから!
2019年8月時点での日本版ダウの投資法の結果は年末に発表します
忘れていなければですけど、2019年8月時点ので日本版ダウの犬投資法の結果は年末に発表する予定。
2019年の日本版ダウの犬投資法のリターンについての記事です。
関連記事2020年の日本版ダウの犬銘柄と2019年のリターンを紹介します。
本来なら配当金は再投資しなければいけないのだけど、計算がややこしくなるし、調べるのに時間がかかってしまうので値上がり率だけ調べます。
[最終更新日]: 2020/01/05