資金の待機先のBNDとS&P500とリターンを比較してみた

 

資金の待機先として、米国債券ETFであるBNDに投資しています。

年初からはBNDも下落しているものの、やはり米国債券ETFという性質上値動きはかなりマイルド。

関連記事 BND(バンガード・米国トータル債券市場ETF)の安定感がすごい。

 

2018年は保有しているタバコ企業の悪いニュースが次から次へと発表され、株価もダダ下がりでストレスフル。

それに比べると本当にBNDは安定しているので、ストレスフリーです。

 

今年はいつも以上に米国株のリターンは低そうです(>_<)

追加投資したAT&Tも復活の兆しが見えませんし、配当利回りは高くなるけれども、株価下落による高配当はうれしくありません…。

 

こんなだったら、S&P500に投資するインデックスファンドでも積立た方がいいのかもしれないと考えてしまいます。

 

今回、この記事を書くにあたってBNDとS&P500の比較をしてみたのですが、やはりS&P500の素晴らしさを確認できました。

これだけ米国株市場が下落してもBNDよりS&P500の方が高いリターンなのです。(2018年11月末頃時点)

 

 

BNDとS&P500のリターン比較(2018年11月まで)

BNDとS&P500のチャート2018-11

 

上記のチャートを見てみると、S&P500がBNDに負けているのは2月と3月下旬から4月上旬のわずかな期間しかありません。

 

10月からの株式市場の下落でかなり年初来のリターンを落としていますが、それでも2018年でみると、

  • S&P500のリターンは0.5%
  • BNDのリターンは-4%

となっています。

 

ちなみに4月頃のチャートは下記のようになります。

BND & SP500チャート 20180402

 

BNDの良い点は値動きが安定しているところです。

毎月わずかながらも分配金を受け取れますし、流動性も抜群でいざとなったときには売却して株式を買い付けることができます。

 

 

MOとXOMとTとBNDとS&P500を比較

MO&XOM&T&BND&s&P500チャート2018-11

リターンの良い順に並べると、

  1. S&P500のリターンは0.5%
  2. BNDのリターンは4%
  3. XOMのリターンは-9.38%
  4. Tのリターンは-21.02%
  5. MOのリターンは-23.96%

 

それにしても、MO(アルトリアグループ)やT(AT&T)のリターンには泣けてきますね。

BTI(ブリティッシュアメリカン・タバコ)なんてもっと酷いリターンですけれども。

 

このチャートをみても、S&P500は優秀なのがわかります。

 

 

5年間のBNDとS&P500のリターンを見てみよう

MO,T,XOM、BND,S&P500 5年チャート2018-11

 

5年チャートにすると、また景色が変わって見えます。

  1. S&P500のリターンは+48.59%
  2. MOのリターンは+43.59%
  3. BNDのリターンは3.02%
  4. Tのリターンは11.84%
  5. XOMのリターンは19.45%

 

5年でみるとMOもなかなかのものですよ。

2018年の前半まではS&P500を圧倒するリターンを出していますから。しかも、高配当。

受け取った配当金を再投資し続けていれば、おそらくMOのリターンの方が上でしょう。

 

BNDは債券ETFなので、良くも悪くも安定しています。

不況期が来て株価が大幅に下がるまで、細々と分配金を受け取りながら、このまま資金を待機させているつもりです。

 

 

5年チャートにアマゾン(AMNZ)を加えると…

AMZNチャート2018-11 (1)

 

アマゾン(AMZN)のリターンが+308.69%と凄すぎて、MOやS&P500のリターンすら霞んで見えます。

 

2014年から2016年頃まではアマゾンよりもMOのリターンの方が高かったのに、ここ3年ほどの間にものすごいスピードで株価が上昇していきました。

 

 

インデックスファンドの積立は確定拠出年金(iDeCo)で継続

 

S&P500への積立が素晴らしいことを再確認できたわけですが、やはり受取配当金を最大化させていくことが目標なので、今後も個別株への投資はやめません。

 

インデックスファンドへの投資は、確定拠出年金(iDeCo)で継続していくことにします。

60歳まで引き出すことはできないけれども、税金面での優遇や手数料の安さなど、使わない手はありませんから。

関連記事 個人型確定拠出年金(iDeCo)はどれだけ節税できる?メリットとデメリット。

関連記事 企業型確定拠出年金を有効利用して老後に備えよう

 

 

各証券会社のiDeCoに関する記事です。

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関連記事 楽天証券とSBI証券のiDeCo(個人型確定拠出年金)を比較!どちらがおすすめか?

 

 

[記事公開日]: 2018/11/28
[最終更新日]: 2021/06/02
コメント一覧
  1. とおりすがり より:

    いつも楽しみに読んでいます。投資方針や銘柄が私とよく似ており、いろんな情報の源としています。最近のMOの値落ちは私も辛いですが、メンソールタバコへのコメントではすでに対応を用意していた冷静な感じを受けます(私はBTIを持っていないので、私も冷静でいられます)。
    さて、きょうのBNDの件ですが(私もBNDをもっており、ポートフォリオをマイルドにしています)、VGLTはどうでしょう? ちなみに、私はBND->VGLTを準備しております。米国債のみからなり、長期で配当もBNDより良いし、ベーター値では株価インデックスとは真逆を取ります。ま、インフレになるとキツイのですが、ETFなんでいつでも逃げれますし、レイ・ダリオも推してますし。どうでしょう?

    これからも更新を楽しみにしておきます。

    • もも より:

      とおりすがりさん、こんにちは。
      コメントありがとうございます。

      メンソールタバコの規制に関するMOやBTIのコメントを見ると、あまり心配しないでもいいのかなぁという気がしますが、実際にはどうなんでしょうね。
      定期的に業績をチェックしていく必要はあるとは思いますが、今のところは売却するつもりはなくて保有継続の予定です。

      VGLTという米国債のETFは初めて知りました。
      株式インデックスと真逆の値動きであれば、保有しておく価値はありそうです。
      BNDの値動きは非常にマイルドですが、リーマンショック時は一時的には株式インデックスと同じようにわずかに下落していましたから。

      もう少し調べてみてから、VGLTに投資しようかな。
      有益な情報、ありがとうございました!

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