
以前より、保有する米国株の銘柄数が多いということが気になっていました。
一時期は30銘柄近くを保有していましたから!
銘柄数が多くなると配当金の管理や業績の確認も面倒なので、もっと保有銘柄数を絞りたいと前から考えていて、今年に入ってからポートフォリオの整理をすすめています。
今年になって売却したものは、ウエスタン・ユニオン(WU)やコルゲート(CL)、H&Rブロック(HRB)、アンハイザーブッシュ・インベブ(BUD)です。
目次
ポートフォリオの整理、売却したのは4銘柄
ゆくゆくは米国株は15銘柄ほどにまで減らしたいと考えています。
どの企業を残すのかを考えている最中だけど、どれもそれなりに気に入っているので、なかなか減らすのは難しい。
YoCも低く、売却したいなぁと思うKMIは、かなりの含み損だし(笑)
KMIは、年末までに利益と相殺して税金対策用に使おうかと思います。
BUDは外国所得税が約30%と高く、配当金目的では保有しにくいことが判明
確定申告で外国税額控除の制度を利用しようとして、書類を作成していたときに、アンハイザーブッシュ・インベブ(BUD)の外国税がやたらと高いことに気付きました。
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BUD自体の配当利回りが高くても、引かれてしまう税金が多いと受取配当額は減ります。
外国で約30%引かれて、さらに国内でも約20%ほどの税金を取られると、受け取る配当金というのは半分ほどになってしまうのです。
こんな状態だとBUDは、キャピタルゲインを狙えるような企業でもないですし、保有しているメリットは薄いかなと思い、薄利ですが利益確定しました。
もっと早くに気付くべきでした。ADR銘柄は気を付けないといけませんね。
コルゲート・パルモリブ(CL)は増配率が低いので売却
2017年の増配率を調べたのをきっかけに、増配率が2年連続低かったコルゲート・パルモリブ(CL)を売却。
それなりに高い株価のときに購入していたので、YoC(Yield on cost)も3%もなかったというのも売却理由のひとつです。
P&Gやメルク(MRK)、エクソンモービル(XOM)、フィリップモリス(PM)、AT&T(T)、ベライゾン(VZ)なども増配率は2年連続で低いのだけど、YoCはどれも4%を超えているので、保有継続です。
ウェスタン・ユニオン(WU)は保有株数が少なかったので思い切って売却
ウェスタン・ユニオンは日本ではほとんど知られていないような気がするのだけど、国際送金サービスの大手企業なのです。
国際送金というものをしたことがないのだけれども、セブン銀行やコンビニからも利用できるそうですよ。
ウエスタン・ユニオンは米国会社四季報で見つけました。
WUの増配率も2017年は9.3%と高い増配率でしたが、2016年は3%ほどとブレがあります。なぜか、2018年の1月はよく値上がりしていたし、保有株数も少なく中途半端な状態だったので利益確定しました。
H&Rブロック(HRB)も保有株数が少なかったので思い切って売却
H&Rブロックは日本ではあまり馴染みのない企業です。
もちろん私も知りませんでしたが、H&Rブロックも米国会社四季報で見つけました。
税務申告の代行業務を行う企業で、世界最大の税務サービス会社です。全米とプエルトリコに1万2000ものオフィスがあり、世界各地の米軍基地周辺にもオフィスがあるので、軍関係に強みもあります。
大きな業績の伸びは期待できないけれども、利益率は高く、堅実な印象を受ける企業で好みなのです。
最近の増配率も10%ほどあって、保有することに特に問題はなかったのだけど、保有株数が少なかったし、買い増しするほどでもないという中途半端な状況でした。
先日の決算発表で株価が吹いていたので、利益確定しておきました。
ポートフォリオの整理、新規投資はBND
売却した銘柄が4つありますが、新規投資したものもあります。
それはBND(バンガード・トータル債券市場ETF)です。久々にETFを買いました。
米国債券を中心とした債券ETFなので安定性はありますし、経費率も0.05%と激安なのです。
そこそこ安定しており、毎月分配金もいただけるというETF。
ただ、残念なことに投資してからじわじわと売られていますが、現金の代わりのような位置づけなので、現金が枯渇した場合はすぐにでも売却するつもりで長期保有する予定はありません。
まとめ
2018年はポートフォリオの銘柄数を絞って、保有企業の買い増しを適宜行っていく予定。
できるだけ株価が安くなったタイミングで買い増ししたいです。
そのためには、ある程度のキャッシュポジションを持っておかなければ。
もうちょっと円高になったら、まとまった金額をドルに替えたいなぁ。
[最終更新日]: 2019/11/07