日本も米国も株価はそこそこ順調に推移しています。
順調な株価推移はうれしい反面、困ることもあります。
配当金をたくさん受け取ろうと思うと、投資金額を多くしなければいけない。
だから割安で高配当な株式を探すけれども、最近はそういった株式はほとんどないです。探せばあるのかもしれないけれど、絶対的に安いと思う株式は今のところ見つけられていません。
米国では配当貴族指数というものがあり、その指数に採用されているような企業は好不況に関係なく25年以上も増配し続けていますから、そういった企業の株式に投資するという手もあります。
ただ、不況期にはどのような企業も同じように売り込まれるわけで、そうなると多額の含み損が発生する可能性が高い。だから今の水準で買うとなると躊躇してしまうんですよね。
個人投資家は投資をしない選択ができる
投資信託では株式市場が明らかに割高なときでも投資しなければいけませんけど、個人投資家は明らかに割高だなと思ったら利益確定することもできるし、新規で投資したり追加投資することを止めることもできる。
ただ、株式市場が順調に推移している時って投資したくなるんですよね。
そう思う人は私だけではないはず…。
株式投資で成功しようと思うと、自分が思っていることと逆のことをすれば概ね上手くいく気がします。
例えば、恐怖に支配されて誰も買いたい人がいない時は勇気を振り絞って投資するとか、買いが殺到したら利益確定するとか。
売ったらさらに株価が騰がったとか、買ったらさらに下がったとかは日常茶飯事ですけれども。
無限の忍耐力を持つ
私がよく読む本の中に「バフェットとソロス 勝利の投資学」というものがあります。
その本では投資で成功する習慣についていくつか書かれてあるのだけども、その中でも忍耐力についての章があります。
そこでは、することがないなら何もするなと書いてあるんですよ。
自分の投資基準を満たす投資先がない時は、基準を満たす時がくるまで何年でも待つという忍耐力が必要なのです。
バフェットはバークシャーのアニュアルレポートで、何かいいものが手に入ると思ったときにしか投資はしない。時間制限はない。金が積み上がるなら、積み上がるに任せます。とはっきりと書いてあるそうです。
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ディフェンシブな銘柄も買わない方がいいのかも?
私はまだまだ未熟な投資家なので、バフェットのように何年も新規投資しないというようなことはできません。
ちょっとした急落があったら、買ってしまうことが多いのです。
割高かなぁと思っても、ついついディフェンシブな銘柄を買ってしまうこともありますし。
ここでいうディフェンシブな銘柄とは、市場平均ほどには下がらない株のこと。
本当なら、そういったディフェンシブな銘柄も自分の投資基準に合わないのならば、買わないほうが賢明なのでしょうね。
そもそも自分なりの投資基準を持っていない投資家は、まずは投資基準を設けるべきだとは思います。
[最終更新日]: 2020/02/08