配当金生活のためのポートフォリオ

 

老後資金を準備するための方法として、世界の株式に投資するインデックスファンドと配当金を目的とした個別株への投資の2本立てを考えています。

 

個別株への投資が成功すれば、老後の生活費は配当金でまかなうことも可能かと思います。

全額を賄えないとしても、不足分は配当金で足りるようになれば築き上げた資産を取り崩して行く必要はなくなりますから、最終的な目標は老後の配当金生活でしょうか。

 

日々の値動きばかりに目を奪われてしまうと、配当金(インカムゲイン)はちっぽけな物と思ってしまいそうになりますが、長期間保有していることで配当金もバカにはできなくなってきます。

それに毎年のように増配する企業であれば、なおさら配当金の威力は増してきます。
 

老後資金用のポートフォリオとして、どのような銘柄を組み入れるのが最適なのかを考えてみました。

以前にマネックス証券からいただいた米国株源泉50銘柄レポートブックを参考にしています。

 

高配当銘柄

 

2015年8月米国株配当利回り上位10銘柄

【参考までに】

マネックス証券からいただいたレポートブックの内容ですが、マネックス証券での取引口座数が上位の個別銘柄から50銘柄を選定したものなので、個人投資家に人気の50銘柄についてのレポートです。ちなみに前号と併せて2冊いただきました。

2015年monex report

配当利回り上位は、有名企業ばかりが並んでいますね。過去115年間でのパフォーマンスが良いとされるタバコ銘柄(フィリップモリス、アルトリアグループ)がランクインしています。

これらの銘柄の中にはP&GやMOなどの連続増配銘柄であるものも含まれています。

配当性向が高い銘柄が多いので注意が必要だけど、数十年後も存続しているだろう企業で、かつ高配当の銘柄に投資するのは王道かもしれません。

巨大な企業ばかりで成長性もあまり望めないものが多いので面白味に欠けますが。

 

連続増配株

 

米国には50年以上も連続増配しているような企業があります。

有名どころでいうと、P&Gが59年連続増配、スリーエムが57年連続増配、ジョンソン&ジョンソンが53年連続増配、コカコーラは53年連続増配など。

そして米国で25年以上連続増配している企業の中でも優良な大企業を取り入れたS&P500配当貴族指数というものがあります。

関連記事:S&P500配当貴族指数の構成銘柄

関連記事:米国株の連続増配企業ランキング2014年

 

日本では花王がトップで26年連続増配、USSとSPKが18年連続増配、明光ネットワーク、小林製薬、三菱UFJリースが17年連続増配と続きます。

こういった企業に投資すれば、保有しているだけで毎年の配当金が増えていきます。20年くらい保有していれば、買値からの利回りはすごいことになりそうですね。

 

配当成長株

 

配当成長株は、現時点での配当利回りは低くても長期的な配当成長率が高い銘柄のことです。見つけるのが難しいですよね。ある意味、連続増配株も増配していくので配当成長株です。

将来的にP&GやJNJのようになる企業をまだ企業規模が小さいうちに運よく探し出せれば、キャピタルゲイン&インカムゲインでものすごい利益を得られるでしょう。

投資家としてはそういったダイヤモンドの原石のような企業を見つけてみたい!!

関連記事:高配当銘柄よりも配当成長銘柄に投資する

 

こういった配当成長率を重視するのならば、企業収益が成長していかなければいけません。

競争力があり、グローバルな経営をしている、優秀な経営陣のいる企業。そして不況時でも倒産しないことが必要になるかと思います。

 

それに、成長が著しい企業は、急成長している間は無配ということもあると思いますが、企業価値が増大していくために株価の上昇も期待できるので、こういった企業を初期の段階で見つけることができればインカムゲインとキャピタルゲインのどちらも手に入れることができるのではないでしょうか。まさに金のなる木です。

 

グーグルやアマゾンは現時点では無配だけど成長が鈍化した時には配当が開始されるかもしれません。ギリアドサイエンシズも配当が開始されましたし。

 

配当金生活に向けた持ち株一覧

 

私は11年前から国内の個別株に投資していまして、外国株を買い始めたのはリーマンショック後です。そして少しずつ外国株への投資も増やしつつありますが、日本株に比べれば投資金額もまだまだ少ないです。

配当金生活に向けた外国株ポートフォリオはこちらになります。

外国株ポートフォリオ

 

20数年後にやってくる老後の生活費を配当金で賄えるように、もしくは公的年金で足りない分を資産を取り崩すことなく配当金で補えるようにこれからもコツコツと配当成長株を外国株ポートフォリオに追加していきたいと思います。

現時点(2015/12/24時点)での配当金生活のためのポートフォリオ銘柄は買値から計算した配当利回りで約4.4%あります。

ここから米国で10%課税、日本で20%課税されるので実際に受け取る利回りはもっと低くなってしまいますが。

これは所得税の2重課税になりますので、確定申告をして外国税額控除すると全額ではないかもしれないけれど、所得税の額から差し引くことができます。

どれだけ控除されるかは計算式があるので国税庁のHPで確認することをおすすめします。

 

長期間にわたる資産運用でのパフォーマンスの記事に書いてありますが、長期間でのパフォーマンスが高いのはタバコ銘柄やアルコール銘柄などの中毒性のあるものを扱っている企業なんですね。しかも高配当な企業が多いです。

ということで、アルコール銘柄を新たに配当金生活のためのポートフォリオに加える予定。

 

配当金生活をするのに必要な金額は?

 

配当金生活をするために必要な金額は各人で違うと思いますが、私が考えている必要金額について書いてみました。

関連記事:配当金生活するにはいくら必要なのか?

目標は常に高く設定しておきたいです。

 

まとめ

 

配当金のためのポートフォリオとしてはやはり連続増配の実績のある企業に投資するのが一番無難かもしれません。だけど企業の成長が鈍化して配当性向が70%とかの企業もあるのでこれからの増配率にはあまり期待はできない気がします。

一番夢があるのが配当成長率が長期に亘って高い企業に投資することだけど、探すのが難しそうです。

【米国株投資におススメの証券会社】

マネックス証券は米国株投資をするには最適な証券会社だと思います。手数料も他のネット証券に比べて安いので、少額買付の時はメリットが大きいですよ。もちろん、特定口座にも対応しています。

[記事公開日]: 2015/11/25
[最終更新日]: 2017/10/06
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