
株式投資歴は14年目ですが、米国の個別株に本格的に投資し始めてからはまだ7年目。
リーマンショック以前の米国株投資はETFのみで個別株投資はしていませんでした。そして、米国株ETFを買って損切したり、収支トントンで売却した気がします。
リーマンショック後数年経過してから、米国株もETFから個別株への投資へ切り替えました。始めて買った個別株はメルク(MRK)。
その後、P&Gを買ったりして少しずつ保有株を増やしていき、今に至っています。
まだまだ米国株からの受取配当金は少ないけれども、配当金を再投資することで本当に少しずつですが配当額は増えています。
いずれは雪だるま並みに大きく成長してくれるといいのですが(笑)
頻繁に売買する方ではないですし、長期間保有することを前提として投資しているので退屈なんですよね。
そんな米国株投資でのお楽しみは、やはり受取配当金がどれだけ増えているかということ。
そこで、受取配当金のみでどれだけ投資元本を回収できたかを半年ぶりに調べてみました。
配当金のみで、どれだけ投資元本を回収できたのか?
米国株の主な投資先は連続増配株にしています。
好不況関係なく長きにわたって増配を繰り返してきた実績のある企業というのは保有していても安心感がありますし、配当金を目的にのんびりと保有するのも悪くないです。
今をときめく成長企業に投資しているときに感じるようなワクワク感は皆無だけど、私には米国株ポートフォリオにワクワク感は必要ないです。
受取配当金を増やしていくことが目的なので、僅かながらでも配当成長してくれればよいのです。
今はディフェンシブといわれている企業の株が軒並み売られているので、利回りが高い銘柄もチラホラ出てきました。
特にタバコ株なんてかなり高い利回りになっていますから、BTIに新規投資してしまいましたよ。
関連記事 フィリップモリス決算発表とタバコ株の大幅下落
配当金のみでの投資元本回収率
約半年ぶりに、配当金のみで投資元本をどれだけ回収できたのかを調べてみました。税引き後の配当金です。
米国株はアメリカで10%、その後日本でも約20%の税金が徴収されます。
ADRやPMなどはアメリカでの10%での税金は徴収されませんが、BUDはベルギーの企業なのですが30%も源泉徴収されていました!
関連記事 外国税額控除制度を利用しよう。BUDの外国所得税が高すぎてビックリ!
2018年上期まで
2017年12月中旬まで
2つのグラフを比較すると少しずつですが、元本回収が進んでいることがわかります。
AT&Tは買い増したために、一時的に元本回収率は下がってしまいましたが、配当利回りは6%を超えているので今後は元本回収率は高くなってくると予想できます。
ただ、直近10年の平均増配率は2%台とかなり低くて残念です。タイムワーナーの買収効果で業績が良くなってくれれば増配率にも少しは期待を持てるのですが。
関連記事 米国株ポートフォリオの過去10年間の配当成長率をチェック
配当成長企業でも配当金のみで投資元本を回収するには時間がかかる
配当成長企業へ投資する魅力のひとつには、保有しているだけでYoCが高くなっていくことです。
数年前から保有しているロッキードマーチン(LMT)やアルトリアグループ(MO)は、毎年の増配によってYoCが8%を超えました。
低金利の今、8%を超える利回りの商品ってなかなか見つかりません。
連続増配株への長期投資で、LMTやMOなど高利回りの投資先を保有することも可能となってくるのです。
できるだけ買値を低くしておくと、あたりまえですがYoCが高くなるスピードは速いです。
ただ、やはり配当成長率が高くても配当金のみで元本を回収しようと思うとかなりの年数が必要になってきます。
例えばLMTだと保有6年目くらいですが、税引き後の配当金での元本回収率はやっと27%ほどですから。気長に保有し続けるしかないですね。
まとめ
配当金のみで投資元本を回収するのは至難の業。
時間をかけるか、ありえないくらい株価が低いときに買うのが効果的ですね。
関連記事 連続増配株への投資、配当金のみで何年で元本確保できるのか調べてみた
[最終更新日]: 2018/09/01