老後資金を作るための手段の一つとして投資信託の積立投資を考えています。
20数年間の長期での積立になるので、最初にしっかりと方針と目標を立てておいて、途中で投資方針がブレない様にしたいです。
そのためには積立投資に関する知識が必要です。
そこで忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術を読んでみました。
目次
毎月5万円で7000万円つくる積立投資術で大切なこと。それは小さく続けること!
積立投資をするにあたって、大切なことがこの本にはいろいろと書かれてありました。
毎月5万円の積立金の準備の仕方や保険の見直し、投信の選び方などです。
なるほどなぁと思ったのが、下記の文章。
投資に限らず、シンプルに考えるってすごく重要なことですからね。
ビジネスの世界では、とかく物事を複雑に捉えることが評価されたりしますが、積立て投資では「シンプルさ」にこだわってください。
投資を続ける際に、あまり細かいことを気にし過ぎないようにすることです。
引用: 忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術
しっかりとした「仕組み」を作る
長期間の積立投資になるので、日々の値動きが気にならないような仕組みを作るべきで細かい事にはこだわらないようにすることが重要。
普段は積立投資していることを忘れてしまっているくらいがちょうどよいのかもしれません。
長期間にわたって積立投資をするのであれば、日々の評価額を気にしてもいいことありませんから。
気になってしまうと、無駄に売買してしまいそうです。
貯蓄ではなく投資
毎月の貯蓄も立派なことだけれども、数十年先を見据えての事なのでインフレに負けてしまうリスクがあるため、貯蓄よりも投資で資産を増やすことが重要です。
例えば、毎年2%のインフレだと仮定すると35年後には現在のお金の価値が半分以下になってしまいます。そうなると預貯金だけでは目減りすることが避けられないんですよね。
デフレが長期間続いているのでインフレの怖さに対する実感はありませんが、十分に気を付けておきたいです。
コツコツ投資の仕組み
投資を実行するだけでなく、続けられる仕組みづくりが重要だと書かれています。
これは以前にも書いたことがあるけれど、証券会社やセゾン投信などでは自動的に買い付けてくれる仕組みがありますよね。あの制度を利用しましょうということです。
関連記事 セゾン投信での教育費積立と途中経過
自動積立の制度を利用しても手数料もかからないし、自分で買い付ける手間も省けて一石二鳥です。
そして、毎月の自動積立の設定ができたら、あとは年に1度の運用の確認とバランス調整(リバランス)を行うだけ。
だから投資に費やす時間は、1年に2時間程度で済むとのこと。
1年に2時間程度が妥当なのかどうかはわからないけど、コツコツと積み立て投資するのはこんな感じなのかな?
確かに子供の教育費のためにセゾン投信の積立をしているけれど、1年に2時間もセゾン投信の運用について時間を取られることはないです。
定期的に口座にログインして、どんな感じなのかチェックするくらい。
あらかじめ設定した売り基準に達していれば、部分売却して利益確定しているだけですからね。本当に手間がかからず、らくちんです。
投資信託の選び方
忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術には、投資信託の選び方についても書かれていました。
投資信託の選び方。
これは各人のリスク許容度によって選ぶ対象が異なってきます。
ノーロード、インデックスの投資信託を選ぶ
ノーロードでアクティブファンドではなく、インデックスファンドを選ぶというのは基本なのかなと思います。
アクティブ投信が悪いというつもりはありませんが、長期的にインデックスにアウトパフォームしているアクティブファンドを探すのは至難の業です。
それなら、インデックスファンドでいいじゃないかということ。
最近は、低コストのニッセイのインデックスファンドシリーズや三井住友の年金専用ファンドシリーズが出てきたこともあって、ノーロードでしかも信託報酬の低いものを選ぶのが賢明だと思います。
投資信託の組み合わせ
利益よりも安定重視の方は債券の比率を多くする必要があるし、リスクはかなりとってもいいから利益を重視する型は株式の比率を多くするというやり方です。
しっかりと本を読んで勉強して、自分にピッタリの配分を決めたいですね。
まとめ
この本では、老後資金として公的年金では不足する分の7000万円を毎月5万円の積立とボーナス時の20万円の積立投資(年間100万円)での準備の仕方についてや、年代別のポートフォリオの組み方などについても書かれてあります。
今から積立投資で老後資金を準備しようとしている初心者の方にはとてもわかりやすく、参考になると思います。
年間100万円の積み立て投資を30年間続けると、それだけで投資元本が3000万円にもなります。
これを年率5%で運用していくと、定年を迎えるころには7000万円になっているということ。
ただ、運用の期待値が年率5%で計算してありますけど、ちょっと期待値が高過ぎかなと個人的には思います。
株式オンリーならば世界の株式市場が好調なら狙えるパフォーマンスだけれど債券などにも分散投資する場合は年率5%での運用は厳しいかもしれません。
コツコツと手間をかけずに積立投資を30年間続けていった先に、7000万円にまで成長していたら、素敵ですね!
[最終更新日]: 2020/02/13