
次の景気後退局面ではできるだけドローダウンを小さくしたいので、ポートフォリオについて再考中です。
2018年からは米国債ETFであるBNDをポートフォリオに加えたりしているのですが、BNDのポートフォリオに占める割合も大きくないのでの10月、11月の米国市場での下落の際もポートフォリオは崩壊していました(^^;)
どんな銘柄で構成されたポートフォリオであれば、資産のドローダウンを最小限に抑えられるのか考えています。
前回は、景気後退局面で不況耐性のある企業はどこなのかについて、リーマンショック前後でのリターンについて記事にしました。
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今回は、リーマンショック後のリターンが極めて安定していたMCD(マクドナルド)が含まれる一般消費財セクターについて調べてみました。
MCDは景気拡大局面でのリターンはそんなにも期待できないけれども、前回の景気後退局面であるリーマンショック時のディフェンシブ性は非常に優れていたのです。
リーマンショック前後での一般消費財セクターのリターン
一般消費財セクターの2008年のリターンは第5位で-33.5%でした。翌年2009年のリターンは第3位で+41.3%です。
S&P500のリターンは2008年は第7位で-37%、翌年2009年のリターンは第5位で+26.5%でした。
MCD(マクドナルド)の不況期のリターンは驚異的
では、一般消費財・サービスセクターに属するMCDのリターンはどうだったのでしょうか。
2008年は+8.55%、2009年は+4.01%でした。
2009年のリターンはパッとしませんが、米国市場が大暴落した2008年でも脅威の+8.55%です。
その後も2017年までのリターンで、マイナスになった年は2012年(-9.26%)と2014年(-0.11%)の2回しかありません。
しかも、その2回の下落率も大したことありません。
リーマンショック前後での下落率が低い銘柄は?
下のグラフは、一般消費財セクターの主な銘柄の2007年から2017年までのリターンです。
このグラフを見ると、いかにMCDが下落しにくいかがわかります。
MCDの次はYUMも下落率が低いですが、リターンもそれなりに期待できます。
意外だったのがネットフリックスの方がアマゾンよりも11年間のリターンは高かったこと。
しかも、ネットフリックスはリーマンショック発生時の2008年のリターンもプラスで終えています。
フォードやエクスペディアのリターンも高いですね。
ただし、フォードは景気後退局面では叩き売られますが。
まとめると、一般消費財セクターで下落率が低い企業としてあげられるのが、
- MCD
- YUN
- GPC
- DIS
- LOW
このあたりは、下落率が低かったといっていいでしょう。
ただし、次のリセッション時も同様のことが起こるかはわかりません。
ネットフリックスはリーマンショックの2008年はプラスで終えていますが、今は高く評価されているので、かなり下落すると思います。
まとめ
一般消費財セクターからポートフォリオに加えるとしたら、連続増配銘柄でもあるMCDやGPCかな?
マクドナルドに似てますし、YUMもいいですね。
生活必需品セクターからであれば、MKCやCLXも候補に挙がります。
あとは、債券比率をもう少し高くしようかと考え中。
今からは大きく増やすことはできないと考えているので、いかに資産を減らさないようにするのかが課題です。
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[最終更新日]: 2018/12/13