AT&Tが直近の決算発表後にさらに売られて、一時は約30ドルにまで下落しました。
株価が30ドルになると配当利回りは6.5%ほどですよ。私にとってはTの配当利回り6.5%はかなり魅力的。
ですが、ここでひとつ問題が発生。
米ドルが枯渇気味で買い増ししたい数量を買うことができません。
ドル転したいのですが、最近は1ドル110ドルを超えているので、なかなかドルを買いにくいです。
米国株投資する際に為替レートの影響はほとんどないという調査結果はあるのですが、110円を超えてくると心理的にドル転するのは難しいです。
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そこで、AT&Tの買い増しを行うためにBHPビリトンの半分を売却したのでした。
BHPビリトン保有株数の半分を売却
BHPビリトンについては、過去にも何度かブログに書いたことがあるのですが、見せかけの高配当にまんまと騙されて、高値で新規投資してしまったという苦い過去があります。
BHPビリトンへの新規投資と追加購入
BHPビリトンへの投資タイミングを完全に間違えたにも書いてあるように、BHPビリトンへの新規投資のタイミングは本当に最悪でした。
上記のチャートを見てもらえばわかるように、かなりの高値で新規投資しています。
2013年に60ドル台での新規投資でした(>_<)
笑っちゃうくらいに最悪なタイミングでの投資です。
私が新規投資した2013年頃には銅や原料炭などの価格が下落傾向にありましたし、運の悪いことに2015年にはサマルコ鉱山での事故もありました。
その結果、銅や鉄鉱石などの商品価格の下落に伴ってBHPビリトンの株価も順調に下落を続けます。
株価は下落を続けても、配当は維持され続けていたので高配当だったのですよね。
新規投資したあとも下落は続くのですが、増配は継続されていたので保有していたのです。
これが間違いの元だったのですよ。
配当性向は最後には400%で、しかもフリーCFを超える支払いで、冷静に考えるとありえない状態だったのです。
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そして、2016年に同業のリオティントが先に減配を発表したので嫌な予感はしていたのですが、やはりBHPビリトンも減配を発表します。
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この頃は株価も30ドルを割っていたような頃で、買値の半値以下になっていました。
もうこうなったら、ここから下げても大したことはないだろうということで、買い増ししたのです。
結果としては、ほぼ底値の20ドル台で買い増しすることに成功しました。
そして、BHPビリトンが減配を発表したのが2016年の2月で、そこから半年ほど経過したあたりから、銅や原料炭などの資源価格が上向きになってきたのです。
さまざまな資源価格は2016年には底打ちした結果、BHPビリトンの株価も資源価格の回復とともに上昇していき、今の株価は50ドルを突破しています。
2018年の7月時点でも私が新規投資した価格にまでは株価は回復してませんが、ほぼ底値で買い増しできたこともあって、2017年には含み益状態となりました。
とりあえず、他に買いたい株が出てきた(AT&T)ために、BHPビリトンの半分を売却した資金で30ドル台にまで下落していたAT&Tの買い増し資金としました。
BHPビリトンの売却代金でAT&Tへ追加投資
AT&Tの株価は、決算発表後の7/25には30.13ドルと安値を更新しました。
年間配当額が2ドルですので、1株30ドルだと6.5%以上の配当利回りになります。
通信関連企業ですし、そこまで業績の不安はありません。
タイムワーナーの買収の件で判決に不服のある米司法省は上訴したりと、まだ波乱はあるのかもしれませんが、約6.5%の配当利回りはかなり魅力的です。
そこで、含み損でもあるAT&Tを買い増ししました。
33年も連続増配を実施しているAT&Tが簡単に減配するとは考えられないですし。
今のところは株価は反発していますが、またいつ下落し始めるかはわかりません。
そうなったら事前に決めている上限までは買い増しで対応していきます。
[最終更新日]: 2019/08/20