
安定した成長を続けているV(ビザ)とMA(マスターカード)は投資家にも大人気です。
もちろん、私も保有しています。
V(ビザ)は買値から2.5倍以上、MA(マスターカード)は3倍以上に値上がりしました。
VとMAの両社は国際ブランドでクレジットカードが世界中で使われるたびに、チャリンチャリンと手数料が支払われるビジネスです。
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決済取扱量を見ても、VもMAも右肩あがりで伸びていますし、安心して保有できる数少ない企業です。
2019/9/9の米株式市場で史上最高値を両社そろって更新したけど、その後反落しました。
VとMA高値更新後に反落した理由は?
VとMAに何かニュースがあったのかと思って調べてみても、とくにニュースはなさそう。
今まで堅調に上がりすぎた反動なのでしょうか?
2019/9/9のS&P500のヒートマップです。
VとMAはファイナンシャルセクターのところにありますけど、ITセクターじゃなかったっけ?
まぁ、どっちでもいいや。
同じ金融セクターでは、ペイパルも大きく下げています。
VやMAは割高なのか?
V(ビザ)のPERは約35倍で、MA(マスターカード)にいたってはPERは40倍を超えています。
PERだけ見れば、割高ですよね。
S&P500のPERは18倍くらいですから。
将来の業績を先取りして評価されていると言えます。
今の株価ではちょっと買い増しは難しいかも。特にMA(マスターカード)は。
ただ、今の株価で買ったとしても将来的には割安になっている可能性も十分にあります。
投資する際に重視する点は、
- 事業の持続性
- 競争優位性が持続するか
ということ。
現時点では独占状態でたいしたライバルは見当たりませんけど、今後はもしかすると新しいキャッシュレス決済の仕組みが出来上がるかもしれないし、ライバルが登場する可能性もあります。
持続的な競争優位性がある企業を割安に買うことが重要!
夏休みに読んでいた世界最強のエコノミストが教える お金を増やす一番知的なやり方には、バリュー投資についての記載があるのですが、妙に納得できました。
かつてのバリュー投資といえば、バフェットの師匠であるグレアムの賢明なる投資家にも書かれてあるように、企業のバランスシートに記載されている有形資産価値よりも安い株価の企業に投資するということでした。
しかし、現在のバリュー投資とは持続的な競争優位性を割安に買うことであると書かれています。
昔のバフェットはシケモク投資と呼ばれるような投資法でしたが、フィッシャーの考えを踏襲し、マンガーのアドバイスの影響もあって現在のようなスタイルに変わってきました。
現時点のVやMAは持続的な競争優位性はあると考えられるので、問題は今の株価は割安かどうかを判断する必要はあります。
[記事中ーアドセンス]
業績の良い企業の株価は長い目で見れば騰がる
青:V、緑:MA、赤:S&P500
2009年頃からのチャートですが、VもMAも指数を圧倒する上昇率です。
特に、MA(マスターカード)の上昇率が凄まじいですね。
業績も良いですし、キャッシュフローも潤沢で増配にも期待できる企業です。
しかも、今後数年間の業績は期待できそうですし。
やはり、業績の良い企業の株価というのは上がっていくものだなと思います。
景気後退があれば、VやMAも他の株と同じように売られるでしょうし、バリュエーションが高い分、下落率も高いかもしれません。
そういうときは、絶好の投資のチャンスです!
そういう数少ないチャンスを活かして買い増ししたいですね。
[最終更新日]: 2020/02/07