マイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツを知らない人はほとんどいないでしょう。
ビル・ゲイツと妻のメリンダが2000年に創設した世界最大の慈善団体基金であるビル&メリンダ・ゲイツ財団をご存知でしょうか。
この財団の運用しているポートフォリオが大変興味深いのです。
wikipediaによると、財団の管理・運営しているのがマイケル・ラーソンという人物で、財団以外にもゲイツの個人資産の管理(カスケード・インベストメント)も行っています。
ビル・ゲイツのポートフォリオ
2020年の2月下旬から3月下旬にかけてコロナショックが発生し、株価が大暴落しました。
そのときに、ビル・ゲイツの財団のポートフォリオに新規で加えられた銘柄は6社。
今を時めくバリバリの成長株ばかりです。
- アルファベット(GOOGL、GOOG)
- アップル(AAPL)
- アリババ(BABA)
- アマゾン(AMZN)
- シュレーディンガー(SDGR)
- ツイッター(TWTR)
減らしたのが
- バークシャー(BRKB)
10%ほどバークシャーを売却していますが、それでも財団のポートフォリオの約半分はバークシャーが占めています。
シュレーディンガー(SDGR)という企業は2020年2月に上場したばかりの企業で、ビル・ゲイツはシュレーディンガーが上場する前から同社の株主であります。
シュレーディンガーは世界でも首位を争う、製薬およびバイオテクノロジーの研究に有用である最先端の化学シミュレーション・ソフトウェアの開発事業を手がけている企業。
現時点では新規投資した6社はすごい含み益でしょうね。
ビル・ゲイツのポートフォリオを管理・運営しているのはマイケル・ラーソン
ウォールストリートジャーナルによると、ビル&メリンダ・ゲイツ財団の資金を運用しているマイケル・ラーソンはあのリーマンショックの年は損失をもたらしたようですが、指数にはアウトパフォームしていたようで、運用が素晴らしいのです。
毎年寄付や慈善事業へ資金が出ていっているのにもかかわらず、毎年5%以上を確実に増やしています。
投資先も株だけに制限せず、債券、通貨、商品、不動産などにも投資しているようです。
1994以降ずっと、ゲイツの個人資産や財団の資産運用をしている人物で、基本的には長期投資家。
そして、ビル・ゲイツが全幅の信頼を置いている人物です。
ビル・ゲイツのポートフォリオについてのまとめ
ビル・ゲイツの資産を運用するマイケル・ラーソンは基本的にはバイ&ホールドの長期投資家。
運用が素晴らしいのでビル・ゲイツのポートフォリオを参考にするのも面白いですね。