出典:ユニリーバHP
私の保有株のひとつでもあるユニリーバはオランダとイギリスに本拠を置く多国籍企業です。日本でもとても有名な企業なので知らない人はいないでしょう。
ユニリーバは13ものメガブランド(10億ユーロ以上の売り上げのあるブランド)を保有していまして、パーソナルケア、食品、リフレッシュメント、ホームケアの4つのカテゴリに分かれています。
その製品は世界中の国々(190か国以上)で販売され、毎日20億人もの人々が使っています。
ユニリーバのカテゴリー
ユニリーバには先ほども書いたように4つのカテゴリーがあります。
詳細はユニリーバのアニュアルレポートで確認することをおススメします。
パーソナルケア
ユニリーバの中でも最大部門はパーソナルケア部門です。
パーソナルケアにはヘアケア、デオドラント、スキンケアなどがあってメガブランドの中でもLUX、DOVE、Rexona, Axe, Sunsilkの5ブランドがこの部門にカテゴライズされてます。
パーソナルケア部門の2014年度の売り上げは177億ユーロで37%を占め、営業利益の41%がこの部門から出ています。ユニリーバの稼ぎ頭ということですね。
食品
食品部門は124億ユーロの売上があります。メガブランドの中ではクノールがあります。クノールは日本でも有名ですね。
食品部門の2014年度の売り上げは25%を占めていて、営業利益の45%がこの部門から出ています。この食品部門もユニリーバの稼ぎ頭ですね。
リフレッシュメント
リフレッシュメント部門は92億ユーロの売り上げがあります。ウォールズやマグナム、ベン&ジェリーズといったアイスクリームブランドがここに属しています。
その他にもリプトンなどもあります。
リフレッシュメント部門の2014年度の売り上げは19%を占めていて、営業利益の7%がこの部門が稼いでいます。
ホームケア
ホームケア部門は住居用の洗剤や衣類用の洗剤などがあります。
そして92億ユーロの売り上げがあって、その80%を新興国市場が占めています。
ユニリーバの業績
ROEも直近4年では30%を超えています。日本ではこのような企業は中々お目にかかれません。営業利益率も高いです。
配当金についても気になるので調べてみました。
配当性向は約60%と割と高めだけど、FCFの範囲内なのでOKでしょうか。
データはgoogle financeから取っています。
ユニリーバの製品は先進国だけでなく、新興国でも売れていて新興市場での売り上げが全体の50%以上もありますから、新興国でもユニリーバ製品のブランド力は健在ということでしょう。
花王は新興市場では苦戦しているらしいですけどね。世界最大級の消費財メーカーはそこもきっちりと抑えていると思われる。
急激な業績の伸びは期待できそうにないけれど、のんびりと配当をもらいながら保有していくのは悪くない企業だと思います。
[最終更新日]: 2016/01/26