配当金生活を目指して投資するということは、たいていキャピタルゲインではなくインカムゲイン(配当金)に着目した投資を行うことになるでしょう。
代々受け継がれてきた資産があるような生まれ持っての資産家であれば投資元本は豊富にあるわけで、適度な分散投資を心掛けて倒産しない企業を選んで投資すれば自然と配当金だけで生活できるレベルの不労所得を手に入れることができます。
しかし、私のようなごく普通の投資家は最初から投資元本は多くはありません。
労働から得た収入の一部をせっせと投資口座へ入金し、投資し続けながら増やしていくしかありません。
そう考えると、配当金生活を目指すということは壮大な夢物語のようにも思えてきます。
配当金生活を目指して投資してくことのメリット、デメリットについて考えてみます。
目次
配当金生活を目指すことのメリット
配当金生活を目指すということは、投資で成功するということです。
何をもって成功とみなすかは人それぞれだと思いますが、配当金生活を目指すということは運用資産を数億円規模にまで拡大させるということです。
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運用資金を数億円まで増やすというのは誰が見ても、投資で成功した人ですよね?
投資家の誰もが数億円規模の資産を達成するわけではありませんから難しいのです。
配当金生活を目指すメリットその1
配当金生活を実現することは簡単ではないことだからこそ、やりがいもあるし、やる気もアップします。
これはメリットのひとつ。
やはり一度きりの人生ですから、常に目標をもって生きていきたいです。
配当金生活を目指すメリットその2
数億円レベルまで資金を増やすにはやはりある程度の種銭が必要になってきますから、自然と倹約を心掛けるようになります。
倹約の精神が身につくということが、配当金生活を目指すうえでの最大のメリットだと考えます。
たとえば、携帯電話料金の見直し(格安スマホにする)とか、保険の見直しなどの面倒な固定費の削減にも手をつけられるようになってきます。
月々数百円程度なら面倒だし、見直しはまた今度でいいか~と考えてしまいがちですが、固定費の削減は効果絶大ですよ。
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家族に倹約を強要したりして周囲の人を不愉快にしてしまったり、やりたいことまで我慢したりなどの無理をする必要はありませんが、できる範囲で倹約を心掛けて投資口座へ入金する必要はあります。
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投資を続けていくうちに、不思議なことに物欲がなくなってくるのですよね。これは投資をするまでは考えられなかったことでした。
単に年をとっただけなのかもしれませんが(笑)
でも、旅行だけは健康な間はお金がかかったとしても何回でも行きたいです!
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配当金生活を目指すメリットその3
ほかに考えられるメリットは何だろう?
いろいろな投資商品に興味をもって自分で調べるようになることもメリットのひとつかな?
私の場合だと日本株オンリーでしたが、米国株投資やREITにも興味を持ち、これらにも投資を開始することができましたし。
年をとってくると、若いときと違って新しい知識を吸収しよう、もっと知りたいという好奇心なども次第になくなってくると思うのですが、それが私にはあまりあてはまらないので、ボケ防止にはいいかも?
配当金生活を目指すメリットその4
長期的な視点で投資することができるようになるのもメリットのひとつ。
株価が下がっている時は不安になり、利益があるうちに売ってしまおうと考えてしまいがちです。
少なくとも昔の私はそうでした。
今は単なる需給の関係で、業績には関係なくどんな企業の株でも一緒になって急落するときがあります。
そんなときは売却しないようにいつも心掛けてます。
業績が悪化したとか、投資開始当初の見込みから外れてきたなら売却するべきですが、業績に陰りがないのであれば、忍耐強く保有継続です。
また、今は業績が悪くても将来的に期待できる商品を開発中だったりするときも、忍耐強く評価されるまで保有するように心掛けています。
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配当金生活を目指すことのデメリット
配当金生活を目指すことのデメリットってなんでしょうか?
多くは思いつきませんが、いくつかはあります。
配当金生活を目指すデメリットその1
配当金生活を目指すというのは、非常に難しいことにチャレンジしているのです。
なんといっても、受け取る配当金だけで生活できるレベルにまで資産を殖やそうとすると数億円の投資資金が必要になるのですから。
レバレッジをかけた短期売買を積み重ねることであっという間に資金を増やせる才能のある投資家は除くと、大半は長い時間をかけて投資資金を増やしていきます。
もちろん、適度な利益確定もしつつです。
買って終わりではありません。
キャピタルゲインを得るために、現在の投資先よりも割安な業績好調な企業に乗り換えることも必要でしょうし、受け取った配当金の再投資も必要。
そして、倹約して浮かしたお金を投資口座に入金することも忘れてはいけません。
このような投資行動を数十年継続してやっとたどり着けるかどうかのレベルですから、途中であきらめてしまうこともあるかもしれませんし。
配当金生活を目指すことのデメリットは、果てしない時間がかかり達成できない可能性も高いことです。
私はあきらめませんけどね!!あきらめたらそこで負けですから。
配当金生活を目指すデメリットその2
頻繁に売買するわけではないので、退屈です。
これはメリットである人もいるかもしれませんが、私にとってはデメリットかな?
退屈な分、投資の本を読んだり、新たな投資先を探したりする時間は取れるのですが。
そう考えると、退屈なのは大きなデメリットではありませんね。
まとめ
最後にまとめておきます。
配当金生活を目指すことのメリット
- 倹約の精神が身につく
- 目標が高いので、やる気がでてくる(個人差あるかも?)
- さまざまな投資商品について興味をもって調べるようになる
- 長期的な視点で投資ができるようになる
配当金生活を目指すことのデメリット
- 配当金生活を実現するにはかなりの時間が必要で、達成できない可能性もある
- 退屈である
株式市場が好調で浮かれ気味のときも、軟調で心が折れそうなときも、将来の配当金生活を目指して頑張りますよ!
[最終更新日]: 2021/06/02