保有株であるアルトリアグループ(MO)は2018年3月に約6%の増配を発表しましたが、先日今年2回目となる増配を発表しました!
今年2回目の増配率はなんと14.3%ですし、前回の増配と合わせると、前年比で約18%の増配になります。
でも、株価は下落を続けているんですけどね…。
このチャートは2018年5月のものですが、この頃よりはほんの少しだけ株価は上昇しています。
まぁ、すごい下げっぷりですね!
増配を繰り返している企業なので、少々の株価の下落は気にせずに保有していますが、買値を割ってくるようになると気にするようになってしまうかもしれません。
それにしても、保有しているだけで配当金が増えていくというのは、株主としてはありがたいことです。
特に、キャピタルゲインよりもインカムゲインを重要視している場合、連続増配株への投資というのは非常に重要な意味をもちます。
目次
MO(アルトリアグループ)の増配率を見てみよう
以前にも記事にしましたが、MOの増配率というのはタバコ株の中でも高いです。
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MOは長期でみても高い増配率を維持している
MOの10年平均と、3年平均、1年増配率を見てみます。
Symbol | 10年平均増配率 | 3年平均増配率 | 1年増配率 |
---|---|---|---|
MO | 2.5%※ | 8.3% | 18.1% |
※MOの10年平均増配率が低いのは途中でフィリップモリス(PM)をスピンオフしているからです。
PMは米国外でのタバコ事業、米国内でのタバコ事業はMOになります。
そのため、PMの配当金は米国内での10%の源泉徴収がありません。
2017年にMOから支払われた配当金は1株当たり$2.54、2018年にMOから支払われる配当金は1株当たり$3になります。
ということで、1年の増配率は18.1%。保有しているだけで配当金は18%も増えるのです。
でも、株価は増配率と同じくらい下落しているので手放しで喜べる状況ではないのですけどね…。でもやっぱり、増配はうれしいことに変わりはありません!
YoCは9%を超えた!
2012年に投資した際には、1株あたりの配当金は$1.7(年間)でした。
これが2018年には1株あたりの配当金は$3(年間)にまで増えたことにより、YoC(yield on cost)も9%を超えました。
MOから今までに受け取った配当金だけでも、それなりに大きな金額になります。
今後も保有し続ける限りMOから配当金が支払われ続けるので、配当金のみで元本回収できる日もそう遠くはないかも?
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MOは過去49年で52回増配している!
米国企業では自社サイトに株主向けのページがあり、配当についてしっかりと記載してあるところが多いです。
MOも配当履歴の記載もしっかりとされてますし、49年間で52回の増配を実施してきたことがわかります。
今のところ売却する予定はないですし、私が老後を迎える頃にはいくらくらいまで配当金が増えているのか、楽しみです。
MOの配当性向は利益の約80%
MOが掲げている配当性向は、調整後EPSの約8割ということ。
MOが利益をあげ続ける限り株主はその恩恵を受けることができますし、配当以外にも自社株買いも定期的に行うことで株主還元されます。
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しかし、FDAがタバコに含まれるニコチンレベルを中毒性がないくらいにまで低下させる計画を発表した際にも株価は下落しましたし、最近では紙巻きたばこの出荷本数が減少したりとタバコ企業には逆風が吹きまくりです。
加熱式タバコやタバコの値上げでカバーし続けられるのかどうかはちょっと心配ではありますが、MOは優良企業ですし、100年を超える株式投資の歴史ではタバコとアルコール企業のリターンは高かったので今後もタバコ企業への投資は継続です!
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[最終更新日]: 2018/09/12