NYダウを構成する銘柄のうち、前年の終値で換算した配当利回りが高いものから順に10銘柄に均等に投資するだけという投資法をダウの犬投資法といいます。
今となっては、かなり有名な投資法なのですが、簡単なわりにはそこそこのリターンを叩き出しているのです。
ダウの犬投資法の投資の仕方の詳細についてはこちらの記事を読んでください。
オススメ ダウの犬戦略は有効なのか?
下手に銘柄を自分で選んで投資するよりも、高いリターンを得られる可能性はあるので、毎年チェックするようにしています。
2017年はこのまま、S&P500やダウ平均などの指数をアンダーパフォームして終了するとばかり思っていたのですが、良い意味で期待を裏切られました。
では、詳しく見ていきましょう。
2017年ダウの犬銘柄とパフォーマンス
2017年ダウの犬銘柄の株価と配当利回りを表にしてみました。
symbol | 株価2017年末 | 配当利回り2017年末 | 株価2016年末 | 配当利回り2016年末 |
---|---|---|---|---|
VZ | 52.93 | 4.46% | 53.38 | 4.33% |
PFE | 36.22 | 3.75% | 32.48 | 3.94% |
CVX | 125.19 | 3.45% | 117.70 | 3.67% |
BA | 294.91 | 2.32% | 155.68 | 3.65% |
CSCO | 38.30 | 3.03% | 30.22 | 3.44% |
KO | 45.88 | 3.23% | 41.46 | 3.38% |
IBM | 153.42 | 3.91% | 165.99 | 3.37% |
XOM | 83.64 | 3.68% | 90.26 | 3.32% |
CAT | 157.58 | 1.98% | 92.74 | 3.32% |
MRK | 56.27 | 3.41% | 58.87 | 3.19% |
2016年末と比較して株価が下落したのが、VZ(ベライゾン)、IBM、XOM(エクソンモービル)、MRK(メルク)でした。
残念なことに、この4銘柄はどれも保有株なんですよ。泣けてくる…。
BA(ボーイング)とCAT(キャタピラー)の値上がりが凄いですね。
特にボーイングは、2倍弱の値上がりとなりました。
キャタピラーは2015年末の株価が67.96だったのだけど、2016年末の株価が92.74、そして2017年末が157.58となっていて、かなり順調に株価が騰がっています。
ダウの犬のポートフォリオ全体でのリターンは19.4%でした。
ダウ平均は+25.1%、S&P500は+18.9%、ダウの犬は+19.4%でしたからS&P500にはかろうじてアウトパフォームしました。
過去8年のダウの犬投資法のリターンを指数と比較
過去8年のダウの犬投資法とNYダウ、S&P500のリターンをグラフにしてみると、よりわかりやすくなるかと思います。
ダウの犬投資法は単純な投資法ですが、S&P500と比較しても遜色ないくらいのリターンなのです。
そこそこ良いリターンを得られる可能性は高いし、NYダウの中でも配当利回りの高い株に投資するので、配当金を受けとる楽しみもあります。
2018年のダウの犬投資法のポートフォリオ
2018年のダウの犬投資法のポートフォリオが下記の10社になります。
symbol | 株価2017年末 | 配当利回り2017年末 |
---|---|---|
VZ | 52.93 | 4.46% |
IBM | 153.42 | 3.91% |
PFE | 36.22 | 3.75% |
XOM | 83.64 | 3.68% |
CVX | 125.19 | 3.45% |
MRK | 56.27 | 3.41% |
KO | 45.88 | 3.23% |
CSCO | 38.30 | 3.03% |
PG | 91.88 | 3.00% |
GE | 17.45 | 2.75% |
下落が続いているGEがダウの犬のポートフォリオに加わりました。
どうなるのでしょうね。
2018年ダウの小犬投資法のポートフォリオ
参考までにダウの小犬投資法のポートフォリオも載せておきます。
2018年ダウの小犬構成銘柄は下記の5つです。
symbol | 株価2017年末 | 配当利回り2017年末 |
---|---|---|
VZ | 52.93 | 4.46% |
PFE | 36.22 | 3.75% |
KO | 45.88 | 3.23% |
CSCO | 38.30 | 3.03% |
GE | 17.45 | 2.75% |
[最終更新日]: 2020/02/07