二月の勝者3巻、手に入れたいのは学歴「だけ」ですか? – 長期投資でのんびり資産運用

二月の勝者3巻、手に入れたいのは学歴「だけ」ですか?

10月に発売された二月の勝者の3巻を読みました。

二月の勝者は桜花ゼミナールという中学受験塾が舞台のマンガでなのですが、かなり面白くて読んでます。

二月の勝者3巻は、塾の下位クラスに在籍する偏差値50以下の子どもたちの成績をあげる方法や、志望校の決め方、なぜ私立を選ぶのか?などについて描かれていました。

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偏差値40を50にあげる方法

桜花ゼミナールのクラス構成は、上からΩ、A、Rクラスと成績順に分けられており、座席も成績順です。

しかも生徒全員が見ることのできる掲示板に名前と座席が貼られている。

だから、誰がトップで誰が最下位なのかが一目瞭然です。

厳しいですよね~。

トップだったら問題ないけど成績が悪い場合、あまり気にしない性格であればいいけど気になる子にはキツイと思います。

今回は偏差値の低い、主にAクラスの子どもたちを中心に話が進んでいきます。

偏差値が低い子どもはケアレスミスが多発

模試の過去問をAクラスの子どもたちに解かせるシーンでは、小数点の打ち間違いや約分のし忘れ、転記ミスなどのミスが頻発していました。

桜花ゼミナールの吉祥寺校長である黒木がRクラスの生徒の成績をあげるためにとった方法は何だと思います?

偏差値30台の4人の生徒限定で、算数の模試を全問ではなく半分だけじっくり解かせる方法をとらせたのです。

基礎の計算問題の重要さが、未だにわからないような「できない」子は、「できる」子の真似をしても無意味なので、後半の難易度の上がる問題は解かせないのです。

その結果、4人の生徒の偏差値は上がったか?

3人は10点以上アップした結果、偏差値も40台に上がりましたが、1人だけ下がっていました。

3人の成績が上がった理由は簡単です。

算数の模試の問題では、簡単な問題でも難易度の高い問題でも配点は1問5点。

難しい問題には初めから手を出さないで、取れる問題を時間をかけてきっちりと正解するだけで成績はあがるということ。

このような生徒は1問5点の問題が30問(算数の模試は150点満点)もあると思うと、解ける問題と解けない問題を仕分けることですら焦りとなるようです。

焦るからケアレスミスを誘発するのです。だから、最初から半分の15問しかやらなくていいということにして生徒の焦りを取り除いたわけです。

その結果、ケアレスミスが減って成績があがりました。

黒木も言っていますが、これは模試だからできることであって実際の入試問題では使えません。

入試問題ではどこに難問が隠れているかはわかりませんから。

大事なことは、基本問題をおろそかにしないこと

黒木は難問が解けなくても、解ける問題を確実に解くことで点数を上げ、自分の実力で偏差値をあげることができたという体験は、小学生の子どもにとってはどんな喜びにも代えがたい、どんなご褒美よりもこれにかなう喜びと原動力はないと言っています。

こういった小さな成功体験を少しずつ積み上げていくことで、やる気も出て努力もできるようになり、成績もあがっていくのかもしれませんね。

ただし、このケアレスミスを防ぐことで取れる偏差値は50まで。

その先は、また今度ということでした。

偏差値30台の生徒で一人だけこの方法で成績が下がった生徒がいるのですが、その原因を探すのは新人講師佐倉の宿題となっていました。

どうして、下がるのかわからないので理由を早く知りたいです。

志望校、優先するのは親の希望?子どもの希望?

黒木は小学生の夢なんかを志望校選びの理由付けにしてはいけないと言います。

子供は裏切るので、言うことを真に受けてはいけませんと。

有名中学受験塾のフェニックスの講師灰谷も、子どもの夢を中学受験で指針にするなんて論外って言ってました。

フェニックス講師らしく、成長とともに夢も変わることを見込めば、常に偏差値の高い学校を目指すべきだと。

高ランクの大学に進学することは職業選択の幅が広がるから、トップランク大学を目指す仲間のいるトップ中学を目指すべきなのだそう。

また、親が納得した学校だけを子供に見せるようにするといいそうですよ。親が納得した学校の中から子どもが選べばよいということ。

高い学費を支払うのは親ですからね。

なぜ高いお金を払ってまで私立中に進学するのか?

家庭によって学校の選び方はさまざまです。

公立もあるのに、何故わざわざ高い学費を払ってまで私立に行くのか?

それは家庭の考え方次第ですよね。私立でしかできないこともあるだろうし。

偏差値を基準に選びがちですが、どのような大人になってもらいたいのか、どういうことを中高の6年で学んでもらいたいのかも重要ですよね。

まぁ、実際に入ってみてからしかわからないことって多くあるとは思いますが。

思ってたのと違うとなる場合もあるだろうし…。

偏差値55から60の間は断絶した崖道

これは納得です。

同じ偏差値5UPといっても、偏差値40を45にあげるのと、偏差値55を60にあげるのでは難易度が全然違います。

さらに高偏差値となると本当に難しい。

算数で公式丸暗記で点数をとっていた生徒は、入試問題レベルの複合問題になってくると一気に失速します。

ここの壁を乗り越えることができなければ、中堅校レベルで終わってしまうので塾としては何としても突破してほしい壁のようです。

当たり前ですが母集団によっても偏差値は大きく異なりますから、塾によって偏差値はバラバラです。

そのことは二月の勝者の2巻を読めば書いてあるのですが、桜花ゼミナールで2位の成績の花恋ちゃんですら、上位層の多いフェニックスへ行くと上から3番目のクラスのしかも後ろの方の席でしかありません。

まぁでも、本当のトップ層はどこの塾へいってもトップ層だと思いますが。

下剋上を成し遂げれそうな生徒がAクラスにいる!

受験の天王山といわれる夏休みを目前にして黒木は各クラスで話をするのですが、中堅クラスのAクラスで下剋上、サッカーでいうジャイアントキリングを成し遂げれそうな生徒がいるらしい。

どういう意味かというと、偏差値58までは基本をしっかりやれば誰でも伸びるけれども、その壁を大きく超える成績を成し遂げれそうな生徒が一人いるそう。

誰なのかわからないけど、鉄道マニアの加藤匠君かな?

基礎問題の重要性を自分なりにしっかり落とし込めているような気がするから。

マンガを読んだ人にしかわからないけれども、加藤匠君は1巻では桜花ゼミナールで成績最下位レベルだったのです。

6年の初めのうちはやる気もなく、塾を止めさせようと親が決断するほどに悪い成績の生徒でしたが、私立へ進学すると大好きな鉄道研究部があることがわかり、俄然やる気が出てきた子です。

ジャイアントキリングを成しえる生徒が加藤匠君だったらいいのになぁと思う。

まとめ

二月の勝者はやっぱり面白いですね。

小学生の子どもがいるご家庭では読んでおいて損はない。特に中学受験を考えているのであれば塾の裏側が見れて参考にはなります。

あくまでマンガなので大袈裟に描かれているのだろうけど、保護者に見せる顔と違った裏側がわかりますから。

二月の勝者の4巻は2019年の2月発売です。待ち遠しいわ…。

二月の勝者の1巻、2巻のレビュー記事です。

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