二月の勝者2巻、受験は課金ゲームです – 長期投資でのんびり資産運用

二月の勝者2巻、受験は課金ゲームです

楽しみにしていた二月の勝者の2巻を読みました。

期待を裏切らずに、やはり面白かったです!

中学受験塾でおこりがちな転塾の問題や、できる生徒の学校での苦悩、私立大学の合格者数の大幅な削減問題などが取り上げられていました。

特に早稲田や明治、青学においては2000人超も合格者数が削減されています。

また、2020年のマークシート方式のセンター試験が廃止され、思考力、記述力を問われる試験になるようですよ。

こういった入試改革への準備をより手厚く進めていけるのは公立よりも私立ということなのです。

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勉強ができる子の苦悩

小学校ではスポーツができる子は皆から尊敬され褒められますが、勉強できる子に対しては小学校の中では褒められる対象にはなっていないという描写がありました。

中学受験することを良く思っていない教師もいるようですし、塾にいってるから勉強ができて当たり前という小学校の子どもたちの反応。本当ならもっと認めてもらってもよいはずなのに、認めてもらえないもどかしさ。

その点、勉強のできる子どもにとっては、勉強できることが当たり前に褒められる塾というのは居心地がよく、学校よりも塾の方が好きになるというのも何となく理解できます。

小学校時代の遊びたい盛りに色々なことを我慢しなければいけませんし、互いに切磋琢磨して志望校合格を目指し、努力できる小学生は素直にすごいと思います。

中学受験塾のノルマと転塾問題

小学6年生の春というのは、転塾の多い時期。

思ったように成績が伸びないのは塾が合っていないからと考える保護者は、6年生の春が転塾の最後のチャンスとみて夏前までに塾を変わろうとするのですが、塾側としては一番お金を落としてくれる6年生の転塾を何としても阻止したいのです。

しかし、転塾の可能性のある保護者に対して塾講師の黒木がとった行動には違和感がありました…。さすがにその方法は最上位クラスには使えないそうですが。

本当にこんなことを言う塾があるのでしょうか?小6の春なのに?と思わずにはいられません。

詳細はマンガを読んでくださいね。

塾にはオプション講座のノルマがある?

マンガの舞台となる桜花ゼミナールでは、春期講習はオプションとなっています。

保護者は通常授業の月謝に上乗せして、季節講習などの代金を支払うようになっています。

家庭によっては季節講習をとらないところも出てきますが、塾側にもノルマがあるため説得するのです。

かなりリアルでしたが、塾によっては任意ではなく強制のところもあります。

受験は課金ゲーム?

6年生の塾代は二月の勝者の1巻で約150万円となっていましたが、桜花ゼミナールでは

  • 通常授業
  • 春期講習
  • GW特訓
  • 前期日曜特訓
  • 夏期講習
  • 勉強合宿
  • 志望校別特訓
  • 冬期講習
  • 正月特訓

と、オプションが盛りだくさんで、これ以外にもあると書かれています。

まさに中学受験は課金ゲーム!

課金してでも合格を勝ち取りたいという保護者の気持ちをうまく利用している感じです。

中学受験塾の裏側を垣間見ているようで、怖い…。

でも、オプション講座をとりあえずとって塾になんとなく通うよりも大事なことは家庭学習だと思うのだけど。

親は塾の言いなりになるのではなく、きちんと取捨選択するべきなのではないかと思うのだけど、なかなか言いにくいのかもしれませんね。

中学受験は目的地(大学)へ到着するための特急券

目的地を大学として、そこへたどり着くまでのルートに関してうまく描かれていました。

  • すべて公立(普通列車)
  • 私立中高一貫校(特急列車)

一番安上がりは当然、公立中学、公立高校、国立大学というルートです。

私もこの普通列車ルートですが、一浪しています(>_<)

周りも浪人する子が多かったので卑屈になることはなかったですが、現役で東大や京大に合格する人ももちろんいましたので、明らかに努力不足でした。

ただ、この普通列車ルートは友達に影響されやすいなど、目的地へ到着する前に途中下車してしまう恐れがあります。公立中学時代の過ごし方は重要でしょうか?

高校入試を経るので高校は同じレベルの人たちが集まりますし、みんな大学を目指して勉強する人達ばかりでしたので、トップレベルの公立高校へ入学できれば途中下車の可能性はほとんどなくなります。

周りで大学受験をしなかった子はいなかったですから。

そこで、我が子を確実に目的地に到着させたい親は中学受験という特急券を買い求める。

特急券を買ったら終わりではなく、座席が確保されるかわからない自由席から確実に席のある指定席、そしてグリーン席券へとアップグレードしていくのです。

中学受験というシステムは、まさにお金をかけた者が圧倒的に有利と書かれていました。

ほんの一握りの子どもだけですが、塾へ通わずに超難関校に合格する子どももいますが、お金をかけた方が有利なのは確かでしょう。

中学受験は本当にお金がかかりますし、一度足を踏み入れてしまうと途中下車しにくくなります。

二月の勝者を読むと、軽い気持ちで始めてはいけないことがよくわかります。

親も子も覚悟が必要ですね!

まとめ

今回書いたこと以外にも、成績によって受けるべき模試の違いについてや、母集団が違うので高校受験の偏差値と中学受験偏差値は全く別物だということなどについても書いてありました。

そもそも、塾の出している偏差値もバラバラです。

難関校志望者の多いSAPIXの出している偏差値と四谷大塚や日能研の出している偏差値では同じ学校でも5~10くらい違いますし、母集団によって変わってきます。

だから、各塾が実施している大きな模試も使い分けが必要なのです。

中学受験をぼんやりとでも考えている方は読んでみると良いと思います。

二月の勝者2巻もあっという間に読み終えてしまったのですが、本当に面白い。

次回の予告としては、偏差値40の生徒を50にあげる方法についてだそう。

3巻は秋に発売予定だそうですが、早く読みたいです。

二月の勝者1巻についてのレビューも書いています。

関連記事 「二月の勝者」の感想と子どもの進路別教育費、私立vs公立

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