
2018年の米国株ポートフォリオのリターンは相変わらず冴えません。
アマゾンやネットフリックスなどの成長株に投資している方がガンガンと含み益を増やしているのと比べて、私の米国株ポートフォリオは一部を除き、さっぱりです…。
でも、強がりではなく悲観的にはなってませんよ。
悲観的になるほどには下げてないというか、かなり前から投資していることもあって含み損率はそんなにもひどいことになっていないので。
投資を開始してそんなに日が経っていない場合は、含み損はかなりしんどいかもしれません。でも、投資先の企業が足腰のしっかりとした企業であれば、そんなにも気にしなくて大丈夫だと思いますよ。
関連記事
長期投資で含み損は損切りする?損切りしない?どちらが正しいのか。
関連記事
含み損の銘柄もいくつかあるけれども、今までに受け取った配当金も含めて考えると、意外にもプラスになる銘柄も多いのです。
配当金の力って本当に侮れません。
米国株ポートフォリオの含み損銘柄
2018/6/24時点での含み損銘柄は4つ。
- キンダーモルガン(KMI)
- AT&T(T)
- ギリアド・サイエンシズ(GILD)
- IBM
もっと含み損銘柄は多いかと思ってましたが、いつの間にか結構戻していたようです。
ただ、PMやXOMなどは含み益とはいっても、数%なのでいつ含み損に転落するかはわからない水準です。
KMIはぶっちぎりの含み損率で20%を超えています。
GILDは14%ほどのマイナスで、AT&TとIBMは5%未満のマイナス。
それぞれの投資開始時期ですが、
- キンダーモルガン(KMI)は2014年
- AT&T(T)は2014年
- ギリアド・サイエンシズ(GILD)は2015年
- IBMは2014年
ギリアド以外は投資開始時期は2014年でした。
そして、それぞれの企業から受け取った配当金を含めて考えてると、AT&TとIBMは損をしていません。配当金を入れることでプラスになるのです。
AT&TとIBMはもともと含み損率も5%未満ですし、配当利回りも高いので含み損の分は配当金で十分カバーできてしまいます。
2017年12月時点での配当金のみでの投資元本回収率についてのグラフなので、今はさらに回収がすすんでいます。
残念ながら、KMIとGILDは含み損率が高いので配当金で含み損をカバーすることは未だにできていません。
2018年の節税対策のための売り候補はKMI
2018年後半になれば、もしかするとKMIは節税対策のために売却するかもしれません。
今の水準でも買い増ししようとは思わないので、売却してしまっても問題はありません。
KMIへの投資額は少ないのでたいして節税にはならないのだけど、少しでも支払う税金は少なくしておきたいです。
関連記事
優良企業の連続増配株は長期で保有していると負けにくい
AT&TやIBMは伝統のある優良企業です。
少なくとも私はこれらの企業は優良企業だと思っているので、保有しておくことに不安はありません。
特にAT&Tなんて配当利回りが6%を超えていますし、IBMも4.5%ほどあります。
しかも、AT&Tは33年、IBMは18年の連続増配企業です。
AT&Tのチャートです。
ITバブル後の2003年やリーマンショック後の2009年には20ドルくらいまで下落していたこともありました。
配当金が維持され続けると考えると、20ドルまで下げると配当利回りは10%にもなりますし、そうなると配当金だけで考えても10年で元本確保できることになります。
だから、そこまで下落するとは考えにくいです。
まだ下落が続くかもしれませんが、下がるのであれば含み損が増えようが気にせずに定期的に買い続けていきます。
まとめ
米国の連続増配の実績のある優良企業への投資は大きな利益は得られない可能性はありますが、余程の高値で投資しない限りは、含み損に耐える期間もそんなには長くはないだろうし、配当金も考慮すれば負けにくいとは思います。
長く投資を続けていく上で大切なのは、利益をあげることよりも、まずは生き残ること。
バフェットとソロス 勝利の投資学にも書いてあるのですが、ジョージ・ソロスの発言はかなり的を射ています。
まず生き残れ。儲けるのはそれからだ。
by.ジョージ・ソロス
米国株投資に関しては、受取配当金を増大させるのが目的ですので一時的な含み損は気にせずに利回りの高い企業を中心に再投資を続けていきます。
[最終更新日]: 2019/05/26