トンチン年金は人生100年時代に必要な保険なの? – 長期投資でのんびり資産運用

トンチン年金は人生100年時代に必要な保険なの?

最近になってトンチン年金という言葉を見かけることがありました。

なんだかおかしな名前だなぁというのが最初に感じたこと。

トンチン年金とは一体どういう年金なのだろうと思い、調べてみました。

出資者が死亡すると、その年金を受け取る権利が生存している出資者に移される終身年金制度。長生きするほど多くの年金を受け取れる。17~18世紀にヨーロッパで行われた。名称は、17世紀にこの手法をフランスのルイ14世に提案したイタリアの銀行家ロレンツォ・トンティ(Lorenzo de Tonti)に由来。

低解約返戻金型の個人終身年金保険のこと。解約時や死亡時の返戻金を低く設定することで、年金原資を増やし、長生きする加入者に支払う年金を確保する仕組み。生きている間ずっと年金を受け取れるが、一定の年齢を超えないと、受取総額が支払総額を大きく下回るリスクがある。

引用元:デジタル大辞泉

簡単にいうと、長生きすればするほどお得になるが、早期に死亡すると損失を被る年金保険のことです。

このトンチン年金というものが最近は人気があるらしい(?)のですが、メリットがちょっと理解できないので、私は絶対に加入しないです。

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トンチン年金という保険商品

たとえば、第一生命のながいき物語という個人年金保険はトンチン年金です。

第一生命が主張するポイントは、

  • 生存重視の年金
  • 年金額は契約時に確定
  • 簡単な手続き(健康告知は不要)
  • 税負担の軽減

これらのポイントを見ても、どれもメリットを感じません。

ポイント1なんて、メリットなの?

デメリットではないのかと思えてなりません。

  • 年金受け取りを開始する前の死亡保障がない
  • 解約返戻金を抑えることで年金額を大きくしている

長生きするのが確実だといえる人は加入するメリットはありそうですが、第一生命のながいき物語では、年金受取総額が保険料の総額を上回るのは、男性で89歳、女性だと93歳ですよ!

最低でもこの年齢まで生きなければ損するのです。

この年齢まで長生きできる確率ってどのくらいあるのでしょうか?

身内が100歳以上まで生きている人がほとんどというような長生き家系の方は入ってもよさそうですが、それ以外は加入するメリットはあまりなさそう。

第一生命のながいき物語の場合は100歳まで長生きできたら、返礼率は男性で163%、女性で131%になります。

ちなみに、

  • 死亡返還金(年金受け取り開始前に死亡した場合に戻ってくるお金)は保険料の累計額の7割
  • 解約返還金は常に保険料の累計額を下回る

他の生命保険会社が販売している下記のようなトンチン年金も同じような商品でした。

  • 日本生命 グランエイジ
  • 太陽生命 100歳時代年金
  • かんぽ生命 長寿のしあわせ

トンチン年金の何がよいのかさっぱりわからない

トンチン年金の仕組みを使った保険商品にまったく魅力を感じない…。

この保険の出だしは好調のようなのですが、どんな方が加入しているのでしょう?

お金が有り余っている家庭向けなのかな?

そもそもお金が有り余っている家庭は保険は不要なのだと考えるのですが。

なんとも不思議な保険商品でも需要があるものです。

企業側の都合で作られた保険商品のような気がしますが、本当に必要なものだけを取り入れていくような選択眼は持ちたいですね。

トンチン年金でなく、iDeCoなどを利用した方がよい

トンチン年金の魅力はさっぱりわからないので、絶対に加入することはないです。

老後資金は保険会社に搾取される割合が多い保険よりも、自分で計画的に準備していった方がよいと思うのだけど…。

関連記事 老後資金が足りない不安を解消する!老後の生活費を計画的に準備する方法

トンチン年金よりもまず先に加入した方がよいと考えるのが、確定拠出年金。

企業型と個人型があるのですが、勤務先が導入していなければ個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入することをおすすめします。

関連記事 個人型確定拠出年金(iDeCo)はどれだけ節税できる?メリットとデメリット。

関連記事 企業型確定拠出年金を有効利用して老後に備えよう

確定拠出年金も元本確保型の商品を選択しない限りは、元本割れのリスクは常に付きまといますが、それでもトンチン年金よりはマシでしょう。

上手く運用すれば、100歳まで生きてやっと131%の返礼率になるトンチン年金よりは高い運用成果が期待できますし。

保険商品だけでなく、投資商品もしっかりと自分で内容を見極めてから、保険に加入するなり、投資するなりしたいものです。

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