
分配金目当てでインフラファンドであるカナディアン・ソーラー・インフラ投資法人や日本再生可能エネルギーインフラ投資法人に投資しています。
以前にも記事にしたように、インフラファンドのリスクのひとつとして電力会社による出力制御というものがあります。
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九州電力による出力制御が今まさに実施されていますが、出力制御による影響は軽微との報告がありましたので少し安心しています。
目次
カナディアン・ソーラーの出力制御の影響は?
九州電力管内において出力制御が実施されています。
保有しているカナディアン・ソーラー・インフラ投資法人は九州に保有している資産が多いので出力制御による影響を懸念していたのですが、あまり影響はないようです。
九州電力の一日単位の出力制御の指示に基づき、本出力 制御実施日の9時から16時の間、以下の4か所の発電所(以下、「当該発電所」といいます。)の全
パワーコンディショナーシステム(PCS)を停止し、16時には全PCSを再稼働する作業が実施されました。
出力制御による遺失変動賃料
2018年12月期における九州電力による出力制御での遺失変動賃料の合計は、約360万円です。
この金額は多いのか、少ないのかが気になるところですが、カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人のポートフォリオ全体の予想賃料収入に対する遺失変動賃料収入の割合は約0.19%なので、ほとんど影響がないといってもよいです。
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人の月次
日本再生可能エネルギーインフラ投資法人の出力制御の影響は?
日本再生可能エネルギーインフラ投資法人も九州電力管内に資産を保有しているので、2号機が出力制御の対象となりました。
本投資法人は、運用資産を発電事業者である日本再生可能エネルギーオペレーター合同会社(以下「オペレーターSPC」といいます。)に賃貸し、オペレーターSPCから基本賃料と変動賃料を収受する賃貸スキームを採用しています。
本投資法人の運用資産が出力制御の対象になり、オペレーターSPCが出力制御により稼働を停止したことによって本来得られる売電収入額が電力会社から収受できない場合でも、本投資法人がオペレーターSPCから収受する基本賃料は固定賃料であるため、基本賃料相当額は減少いたしません。
日本再生可能エネルギーインフラ投資法人は、賃借人が出力制御の影響を受けるようですがインフラファンド自体は出力制御に関係なく固定である基本賃料は減ることはないようです。
日本再生可能エネルギーインフラ投資法人の賃料のしくみ
賃料の仕組みについてのわかりやすい資料を見つけましたので、掲載しておきます。
日本再生可能エネルギーインフラ投資法人の場合は、出力制御による影響を受けるのは、おそらく変動賃料のみですね。
とりあえず、今期は出力制御による影響はほとんどないと考えて良さそうです。
まとめ
インフラファンド投資法人ごとにスキームが違っているので、把握するのが面倒です。
投資を開始した当初は電力会社による出力制御なんてものがある可能性は全く知りませんでした。
問い合わせするほどの金額を投資しているわけでもないですし、とりあえずは様子見です。
[最終更新日]: 2018/11/08