
クレディ・スイスは先日、2015年度グローバル・ウェルス・レポートを発表しました。
これはどんなレポートなのかというと、世界の富についての調査結果です。
毎年、今頃の時期に発表されるようですね。
富裕層について
日本には富裕層と呼ばれる世帯がどれくらいあるのか、気になりませんか?
日本はアメリカ、英国に次いで富裕層の多い国です。ダントツなのはアメリカだけどこれは納得できますよね。
保有資産総額においても、日本はアメリカ、中国に次いで世界で第3位。
日本の富裕層
日本の富裕層と言われる人達(米ドル建てのミリオネア)は2015年の時点で212万人もいるのですよ。米ドル建てなので1ドル120円と仮定すると1億2000万円以上保有している人ということになります。2020年には69%アップの359万人に到達する見込みだとか。
日本の人口は総務省の統計で2015/10/1現在で1億2689万人いて、そのうちの212万人がミリオネアということは、1.6%もいるということです。
最近は株式市場が堅調ですから、それに伴い富裕層も増えているんでしょう。富裕層で投資していない人の方が珍しいですからね。
100人いて1人か2人は富裕層なんですよ。結構な割合で富裕層がいるものですね。
日本の超富裕層
純資産額が5000万ドル($1=\120で60億円)を超える人たちを超富裕層と呼ばれるらしいのだけど、2467人もいて、世界でも8番目の多さだとか。
詳しく見てみるとアメリカ、中国、イギリス、ドイツ、スイス、フランス、イタリアに次いで8位。
この辺になると有名企業の創業者が名を連ねています。
ファーストリテイリングの柳井さん、ソフトバンクの孫さん、楽天の三木谷さんなど。フォーブスが毎年、世界の長者番付で発表していますよね。
クレディスイスでは、超富裕層は5000万ドル以上と定義してますけど、野村総合研究所では純金融資産(保有資産の合計額から負債を差し引いた値)で5億円以上を超富裕層と定義してます。
純金融資産ということで保有する不動産は含みません。
- 超富裕層
- :純金融資産5億円以上
- 富裕層
- :同1億円以上5億円未満
- 準富裕層
- :同5,000万円以上1億円未満
- アッパーマス層
- :同3,000万円以上5,000万円未満
- マス層
- :同3,000万円未満
参考:野村総合研究所
野村総合研究所の2013年の調査では、
- 超富裕層は5.4万世帯(0.1%)
- 富裕層95.3万世帯(1.8%)
- 準富裕層315.2万世帯(6.0%)
- アッパーマス層651.7万世帯(12.4%)
- マス層4182.7万世帯(79.7%)
となっております。不動産を除いた純金融資産で5億円以上ってすごいです。
クレディ・スイスのレポートの富裕層は不動産込での資産だと思われます。
圧倒的にマス層が多いですね。当たり前か…。
あなたはどの層でしたでしょうか?我が家がどの層にいるかは内緒です(笑)
世界の超富裕層
富のピラミッドの頂点である超富裕層ですが、世界全体で12万3800人いるとみられていて、そのうちの4万4900人が100億ドル以上も保有しているとか。
個人で兆の単位の資産を保有しているとか、もう想像できない世界ですよね。
参考文献:2015年度グローバル・ウェルス・レポート
まとめ
上を見てもキリがないし、下を見てもキリがない。
自分なりの目標を持って、上手にお金に働いてもらって着実に増やしていくしかないですね。労働収入が劇的に増える見込みはないですし。
投資することで、お金に働いてもらっても支出管理ができていなくて浪費してしまうと資産は一向に増えませんから注意したいところです。
資産が増えても生活レベルは上げないことがお金持ちへの第一歩かもしれません。
[最終更新日]: 2017/11/10