潤沢な老後資金を確保するために株式投資で資産運用していますが、その中でも重要視しているのは外国(特に米国)企業の株式投資です。
運用資産額としては日本株と比較するとまだまだ少ないけれど、数年前と比べるとだいぶ増えています。
増えている理由は残念ながら値上がり益ではなく、せっせと入金しているからなんですけどね。日本株で受け取った配当金はほぼ全額外国株式口座へ入金しています。それ以外にも日本株で得た利益を外国株の口座へ入金することもあります。
今年に入ってからは円高が進んでいますから、結構な金額を日本株から外国株へ移動させました。
今まではあまり評価損益について気にしていなかったのだけど、外国株ポートフォリオの含み損益率はどのくらいなのかを確認してみたので記事にしたいと思います。
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老後の資産運用の柱である外国株ポートフォリオの運用状況
2016/8/15現在で外国株ポートフォリオの投資銘柄は全部で29です。
ちょっと分散させすぎですね。多すぎると各企業のチェックが煩雑になりますから本当はもっと投資先を絞った方がいいのですが、米国会社四季報で調べていると欲しいと思える企業が思いのほかたくさん見つかったのです。
そしてBrexit(英国のEU離脱問題)の時に株価が一時的に下がった時に色々と買ったんですよ。その結果、投資先が29銘柄にもなっていました。
グローバルメニューに掲載している去年の年末の外国株ポートフォリオを確認してみると19銘柄に投資しています。
そこから短期間で10銘柄も増えているという事態になってます。少し整理した方がいいかもしれません。
外国株ポートフォリオの含み損益率
外国株の運用状況ですが、ドル建てでは約21%のプラスでした。
日本円に換算するともう少し含み損益率は下がるでしょう。ドル円の為替レートが110円台の時に購入しているものもありますから。
だけど老後の生活に突入するまではドル建て資産を円に戻すことはないと思うので、ドル建てで考えていいかと思います。
含み損率ナンバー1の銘柄
残念ながら29銘柄中含み損の銘柄が5つあります。
5銘柄の含み損の中で資源関連企業が3つ入ってます。資源関連への投資は難しいですね。素人には手出し無用かも?
この手の株は誰もが手を出したくない業績ボロボロの時期に恐怖を乗り越えて買わなければいけません。私は完全に買い時を間違えてます!!
資源関連はエクソンモービル(XOM)だけでいいのかもしれないですね。ちなみにXOMは含み損ではありません。
含み損銘柄の中でも含み損率No.1の企業は、BHPビリトンです。これはダントツでNo.1です。
業績低迷、減配発表で株価も低迷しているので、今年になってから20ドル台で少しだけ買い増ししているにも関わらず含み損率が残念なことになっています。
高配当(見せかけの高配当)の罠にも落ちないように気を付けなければいけません。
関連記事:BHPビリトンは減配です
関連記事:高い配当利回りの落とし穴
幸いなことにBHPビリトンへの投資額は少ないのでそんなにもダメージは受けてませんが。
分散投資はやはり大切ですよ。
含み益率ナンバー1の銘柄
ポートフォリオ全29銘柄の中で含み益の企業は24あるわけですが、その中でも含み益率No.1の企業はロッキードマーチン(LMT)です。
LMTは外国株への投資で初めて2倍以上になりましたので思い出深い企業なのです。
ロッキードマーチンのHPは航空防衛企業らしいものになっていますよ。
ロッキード・マーティン 巨大軍需企業の内幕にはロッキードマーティンの創業時からの話が書いてありますし、興味深く読めました。ロビー活動の凄まじさには驚かされます。
エクソンモービルに関連する本なら石油の帝国を読んでみてはいかがでしょうか。
オールドエコノミー企業への投資
老後の資産運用をするには、株価が乱高下するようなスリルを求める投資は合っていません。
値動きも業績の変動もマイルドな優良企業に投資するのが一番かと思います。
オールドエコノミー企業の中でもP&Gやジョンソン&ジョンソン、マクドナルドやコカ・コーラ、エクソン・モービルのようなバフェットが好みそうな企業に投資するのが精神安定上も良い気がします。
難点としては、これらの企業に投資しているのは退屈だということ。
業績が安定していて株価の値動きも少ないことがほとんどなので本当に退屈です。
老後資金を運用するということは、刺激を求めて投資しているわけではなく、将来的に資産が増えるような投資をするべきなので、オールドエコノミー企業の中でも優良企業に投資していればまず大きく損を出すことはすくないはず。
投資で大切なのは、卓越したリターンをあげることよりもいかにして損失を少なくするかですから。
老後資金の資産運用では、こういったオールドエコノミーの優良企業に投資することを柱として、その他はちょっと毛色の違った企業に投資する方法を取り入れてみます。
あくまでもメインはオールドエコノミーの優良企業への投資ですので、私はこれからも老後の資産運用には、退屈な投資を愚直に続けていきます。