米国市場、日本市場ともに軟調ですね。
2017年は本当に波乱というものが何もなく、株式市場は年間を通して、かなり穏やかでしたが今年は色々あります。
[ニューヨーク 29日 ロイター] – 米国株式市場は主要株価3指数が軒並み下落。混迷を深めるイタリア政局の状況がユーロ圏の安定を脅かすとの懸念が強まる中、ダウ工業株30種とS&P総合500種は1日としては約1カ月ぶりの大幅な下落率を記録した。
とりわけ銀行株の下げがきつかった。
イタリアでは暫定首相に指名されたカルロ・コッタレッリ氏が組閣に向け主要政党の支持を取り付けられず、7月29日にも再選挙が実施される可能性が浮上している。
これを受け、安全資産とされる米国債が買われ、米10年債利回りは低下。一方、銀行株が売られ、S&P500銀行株指数.SPXBKは4%超下げ、約2カ月ぶりの大幅な下げを記録した。
引用元:ロイター
米国株、日本株ともに保有株は軟調でかなり憂鬱です。株価が下落するというのは正直な話、投資開始から何年経っても嫌なものですが、狼狽売りだけはしないように心掛けます!
29日の保有する米国株で値上がりしたものは、HRL、BP、PFE、KMI、MO、BNDのみ。
その他は軒並み下落でした。
BND(バンガード・米国トータル債券市場ETF)の安定性は抜群
イタリアの政局混迷で安全資産の米国債が買われ、BND(バンガード・米国トータル債券市場ETF)は上昇しました。
今まで債券のETFを買うことはなかったのですが、キャッシュを増やしても利息はつかないので比較的値動きがマイルドなBNDに資金を振り向けていました。
わずかながらではありますが、BNDからは毎月分配金が支払われます。
少額でもよいので、毎月分配金を受け取れるのはうれしいのです。月によって金額は違いますけど、年率2.3%くらいにはなると思われます。
BNDについては、長期で保有するつもりはないですが、不安定なときの現金の退避場所としてはなかなか優れているのではないかと感じています。
BNDの2018年の値動き
今のところ、年初来で約2%の下落で済んでいます。
BNDとS&P500との比較
安定度抜群のBNDですが、S&P500やナスダック指数と比較すると2018年のリターンは負けてました。
やはりというか、ナスダック指数が7%を超えるリターンで驚いています。
そりゃそうですよね、アップル、アマゾン、マイクロソフト、グーグルなど人気の個別株が含まれてますから。
前回は4月の始めにBNDとS&P500のリターンを比較してみたのですが、その時はBNDの方がリターンが良かったですが、今は逆転されてます。
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やはり、バフェットの言うようにS&P500に投資するのが時間や金銭的なコストも考えると一番おすすめなのかもしれません。
ただ、今回のような南欧の政局不安が長引くようであれば、またBNDのリターンが上回るようになってくるのではないかと思います。