
外国の個別株に投資を始めたのが2011年です。
リーマンショック後の世界の株式市場が低迷していた時期ですから、投資開始時期としては良いタイミングだったと思います。
それなのに、外国株のリターン(キャピタルゲインのみ)はいまいちパッとしません。
一方で、日本株にこの頃に投資した個別株式は驚くほどのリターンを叩きだしたものもいくつかあります。10倍(テンバガー)以上になったものもありましたからね。
日本株ではわりと良いリターンを得られているのに、どうして外国株では良いリターンを得られていないのかを考えてみました。
保有する外国株のリターンは何故イマイチなのか
2011年から個別の外国株に投資を開始したのだけど、現時点で買値から2倍以上になっているのが僅かに2銘柄だけという悲しい結果となっています。
そして3倍以上に値上がりしている銘柄はナシ!!
今でこそ保有しているギリアドサイエンシズ(GILD)を当時から保有しておけば4倍になっています。けど、その当時は名前すら知らない企業でした。
成長途中の小型株は見つけるのが難しい
高いリターンを得るために必要なのは、何といっても企業の成長もしくはボロボロ業績の企業の輝かしい復活です。
だけど日本からだと得られる情報にも限りがあり、成長途中の小型株を知るのは私では無理なのです。
ピーター・リンチの株で勝つの中で、リンチは多くのテンバガーをゲットしていたようだけど、日本からでは難しいんじゃないか思います。
私の能力では相場状況にもよるけれども、キャピタルゲインを得るには米国株よりも日本株が合っていると思ってます。
投資先企業の見つけ方
外国株に投資する時にどうやって企業を見つけているのかというと、本を読んで出てきた企業に投資することが多かったです。
例えばジム・クレイマーのローリスク株式必勝講座や株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらすなどです。
それ以外では日本でも有名な大企業に投資しています。P&Gとかエクソン・モービル、ジョンソン&ジョンソンなどなど。
これらの企業は2011年に投資していたとしても、2倍以上にはなっていません。
今年の春になって初めて米国会社四季報を買ったので、今まで知らなかった多くの企業を知ることができたので収穫はありました。
ただ、投資するには現段階では株価が高い状況が続いているので決してお買い得ではないけれども。
こまめにチェックしていると思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれませんね。
外国株に投資している理由を忘れない
そもそも外国株にはキャピタルゲイン狙いで投資しているわけではなく、インカムゲイン(配当金)に着目して投資しているわけなので、日本株ほどリターンが得られないからといって落ち込む必要はないのです。
配当金を再投資していって雪だるま式に増やしていこうという作戦は、地味で退屈で面白味も全くないけれども長い時間をかけることによって少しずつ増えていけば良しとするやり方です。
そして着実に受け取り配当金は増えていっている訳で、何も問題はないはずです。
外国株のポートフォリオが日本株のポートフォリオに比べてリターンが悪くても気にしない。そもそも投資している理由が違うのだから、それでいいのです。
日本株はこれまで通りキャピタルゲインを狙っていきますが、外国株は長期的に繁栄していくだろう企業に投資していきます。当初の予定通りに、あくまでもインカムゲイン狙いで。
外国株に投資する意味を忘れないでおこうと思います。
[最終更新日]: 2020/02/07