
投資をされている方は期待する運用利回りって想定済みなのでしょうか。
私は将来的には年率2~3%程度で運用できればいいなぁと考えています。
少しずつでいいから資産が増えていって欲しいのです。
だけど私のポートフォリオは個別株だらけ。全く分散というものはされてません。
ということは、当然毎年の運用成績はブレまくりなので上にも下にも年2~3%ということはほぼありません。もっと激しいです。
今後はこのブレを少しずつ小さくしていくような投資に変えていくつもりです。
後でもう少し詳しく書きますけど運用利回りが高い時もあれば、リーマンショックのあった2008年などはそりゃ、酷い物でした。
期待運用利回りが高い、夢見る投資家
モーニングスターのこちらの記事によると、世界28カ国の個人投資家2万人を対象に調査した所、期待する運用利回りは11%以上という投資家が30%を超えていて、さらに10%以上の運用利回りを期待しているという投資家も含めると約半数を占める結果になったそうです。
しかも元本を確保することを重視しているにも関わらず、ですよ。
年10%で資産を増やしていくことの難しさを知らないのでしょうか?
凄腕の投資家は確かにいます。
だけどそんな投資家は極々僅か。誰もがそんな風に運用できるわけがないのです。夢見すぎ!
リポートでは、「現在の経済および市場環境を考慮すると、求める投資収益に対し、投資資金の保有期間などにギャップがあり、投資家がかなり現実離れした期待を抱いている」と分析している。
と書いてあましたけど、本当にその通りです。
リポートでは「世界的に高利回り志向が依然として根強いが、金利が5%以上だった 時代とは投資環境は様変わりしている。現在の低金利環境下でも投資に対して過度な期待を抱いていることは、長期的な資産形成を考慮するうえで、投資家が意 図しないリスクを抱える恐れがある」と指摘している。
これまでの運用利回りをざくっと調べてみた
私は平凡な投資家ですし信用取引もやりませんから、1年で資産が倍増みたいな増え方はしません。
投資を始めたのが2005年ですが、あの年は株式市場も活況でして日本株を買っておけば誰でも儲かるというそんな状況でしたので、超初心者の私ですら数十%の運用利回りでした。
凄腕投資家さんは、この1年だけで2倍も3倍、それ以上に増やしていたと思います。
その翌年の2006年はTOPIXはプラスで終えてますけど、私の運用利回りはまさかの数%のマイナスでした…。下手過ぎで泣ける。
指数(TOPIX)に勝てないような運用しかできないなら、個別株で運用する理由がないですよね。
2007年はほぼヨコヨコで、2008年は大ダメージで30%ほどのマイナスでした。
本当に情けない運用利回りだけど、指数に負けたのは今までで1度(2006年)だけなので、まぁまぁかな。
その後は2009年から2015年は怒涛の快進撃??で、毎年のように数十%プラスとなる運用利回りでした。
今年は残念ながらマイナスの運用利回りになりそうですが…。
この結果から言えることは株式にのみ投資しているようであれば、ブレが大きいということがわかると思います。
毎年のように年率10%で資産が増え続けるなんてことはほとんどないですから、現実離れした考えは改めた方がよいと思います。そんなことができれば、投資家は皆お金持ちになっているはず。でも実際はそうではない。投資は誰もが儲けることができるほど簡単なことではありません。
そしてモーニングスターの記事にも書いてあるように安易に高利回りを求めすぎてリスクの高い物に手を出すのはとても危険。
元本確保を重視しているなら、なおさら地に足のついた投資を心掛けるべきです。
年率10%で増やしていくなんて夢のようなことは考えない方が身のため。
2005年や2013年から2015年のような誰でも儲かる相場というものは珍しいのではないでしょうか。
そう考えると、やはりバフェットの投資成績は素晴らしいですね!!
[最終更新日]: 2017/11/11