ダウの犬投資法を知っていますか?
ダウの犬投資法とは?
ダウ銘柄の中で配当利回りの高い順に10銘柄を選んで投資する方法。
年末の終値で該当銘柄を選んで投資して、1年間はBuy&Holdします。
詳しく知りたい人はダウの犬投資法に書いてあるので参考にしてみて下さい。
ダウの負け犬投資法ともいわれる投資法だけど、負け犬どころか、過去にはなかなかの好成績を収めています。
過去9年間の投資成績を見てみると、ダウ平均をアウトパフォームしていることが多いのがわかりますか?
S&P500をアウトパフォームすることも多いので、なかなか優秀な投資法だと思ってます。
2019年もダウの犬投資法のリターンをずっとチェックしているので、9か月経過した時点でのリターンを調べました。
2019年3Qダウの犬投資法のリターンは?
ここ数年間ダウの犬投資法をチェックし続けてみると、9月や10月末時点ではS&P500のリターンにアンダーパフォームしていることが多いです。
今年(2019年9月末)もS&P500にアンダーパフォームしていますし。
- S&P500は+18.7%
- ダウの犬投資法は+10.9%
約8%も差がついてます!!
今年は挽回は無理かも??8%の差は大きすぎます。
参考までに過去の秋ごろのリターンを調べてみると、
2016年の9月末はダウの犬が圧勝。
結局2016年末もそのまま好成績を維持し、2016年はS&P500に10%近くのリターン差をつけています。
2017年や2018年の9月や10月末時点ではS&P500をアンダーパフォームしているにも関わらず、12月末にはダウの犬の方がリターンが高いのです。
関連記事 2017年ダウの犬戦略のリターンは低調(10月末)
後半の3か月は株価が下がりやすい傾向にあるのかもしれませんね。
配当利回りが高い(株価が下落して不人気で高配当となった)ダウの犬銘柄のような企業は株価が下がりにくいのかもしれません。
あくまで推測ですけど。
2019年のダウの犬の各銘柄の9か月リターンは?
では、2019年のダウの犬銘柄のおさらいを兼ねて、9月リターンをチェックしてみます。
ticker | 株価2018年末 | 株価2019年9末 | 2019年9か月リターン |
---|---|---|---|
IBM | 113.67 | 143.63 | 26.36% |
XOM | 68.19 | 68.95 | 1.11% |
VZ | 56.22 | 59.81 | 6.39% |
CVX | 108.79 | 115.97 | 6.60% |
PFE | 43.65 | 35.44 | -18.81% |
KO | 47.35 | 54.61 | 15.33% |
JPM | 97.62 | 115.43 | 18.24% |
PG | 91.92 | 123.78 | 34.66% |
CSCO | 43.33 | 47.74 | 10.18% |
MRK | 76.41 | 83.56 | 9.36% |
※調べたのは2019/10/1終値です。
年初来高値付近にあるのが、
- VZ(ベライゾン)
- MRK(メルク)
- KO(コカ・コーラ)
- PG(P&G)
- JPM(JPモルガン)
以上5銘柄。
ぶっちぎりのマイナスリターンはPFE(ファイザー)ですね。
7月中旬あたりから急激に株価が下落しています。
何かあったのでしょうか?
今はもう保有していないので、PFEはノーチェックでした。
ダウの犬投資法まとめ(2019年9月末)
今年のダウの犬投資法のリターンはS&P500に比べれば低調だけど、日本株に比べれば全然マシ。
TOPIXは年初来で+6.3%しかありませんから!
ただ、最近は米国株が下落しても日本株はそこまで下げないような気がしてます。
今までは米国株以上に日本株は下げることが多かったですけどね。
現時点では日本株の方が投資妙味はあるんじゃないかと考えてます。
もちろん、銘柄にもよりますけど。