定期的にウォッチしているバフェット率いるBerkshire Hathawayのポートフォリオですが、2016年の1Qのポートフォリオや取引が先月、発表されていました。
※最新の売買については、バークシャーのポートフォリオを参照してください。
中でも投資家の注目を集めたのが、アップル株への投資ではないでしょうか。
私もこの発表があった時に驚きました。
だけど、アップルへの投資はバフェットの案件ではないようですね。
ポートフォリオマネジャーであるトッド・コームズさん、もしくはテッド・ウェシュラーさんによるものと言われています。
投資額は約10億ドル。バークシャーのポートフォリオ全体からすると1%ほどしかありません。
アップルは配当利回りも約2.3%とそこそこ高い上に、配当性向も20%台とまだまだ増配余地はあります。
ではバークシャーの2016年の1Qの取引を見てみたいと思います。
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バークシャーの保有株
バークシャーの保有株で上位にくる顔ぶれには変化がありません。
バークシャーの保有株TOP5
2016年3月末での株価による評価額で見てみると、
- クラフトハインツ(KHC)
- ウェルズファーゴ(WFC)
- コカ・コーラ(KO)
- IBM
- アメリカンエクスプレス(AXP)
になっています。クラフト・ハインツが1位になりました。
これら5つの企業でバークシャーのポートフォリオの70%近くを占めます。
ものすごい集中投資ですね。私には怖くてマネはできません。
そもそもバークシャーの方たちのような銘柄選択能力もなければ、資金力もないけれど。
この中で私の保有株といえば、IBMです。一時期は株価も下落していてどうなることかと少し心配していましたが、今では含み益に変わりました。
バークシャーが新規投資や買い増した銘柄
新規投資した企業は先ほども書いたように、アップルです。
追加投資した企業で有名どころとしては、フィリップス66(PSX)やビザ(V)、ディーア(DE)そしてIBMなどがあります。
フィリップス66はポートフォリオの第6位の銘柄ですが、さらに買い増ししてますね。
ポートフォリオに占める割合も5%ほどあります。
バークシャーが保有数を減らした銘柄
バークシャーが保有数を減らした銘柄は何だったのでしょう。
ウォルマート(WMT)やマスターカード(MA)、P&Gです。
完全に売り切ったのが、AT&T(T)とプレシジョン・キャストパーツ(PCP)の2銘柄でした。
バークシャーのポートフォリオ第6位~第10位
2016年1Qの取引によってポートフォリオの6位から10位に変動がありました。
- フィリップス66(PSX)
- ウォルマート(WMT)
- USバンコープ(USB)
- ダビタヘルスケア(DVA)
- ムーディーズ(MCO)
まとめ
P&Gは大きく売却していて、保有していた株数の99%ほどを売ってしまってます。
完全に売却してしまう日もそう遠くないのかもしれませんね。
あとはビザを買い増している一方でマスターカードを一部売却しているところは興味深いです。
2015年4QではIBMの買い増しはありませんでしたが、2016年1Qでは買い増してます。
まだまだIBMには強気なのかもしれません。
これからも定期的にバークシャーの取引は記事にしていきたいと思います。