
2018年も2か月が経過してしまいましたが、今更ながら2017年のアセットクラス別のリターンについて記事にしておきます。
2017年を振り返ってみると、株式市場に大きな変動もなく、実に穏やかな1年でした。
2016年は過去の記事をみてみると、株式市場は一時的な混乱があったようです。
- 中国株のサーキットブレーカー発動
- 日銀によるマイナス金利の導入
- 6月には英国の国民投票でEU離脱派が勝利
- トランプ氏の勝利
2018年は2月に入ってから、株式市場の急落がありまして、NYダウは過去最大の下げ幅を記録しました。
今年は、まだまだ波乱がありそうな予感…。
2017年のアセットクラス別リターンはどうだったのでしょうか?
2017年アセットクラス別リターン
Source: NovelInvestor.com
2017年のアセットクラス別のリターンを見てみると、下記のような結果に。
- Emerging Market Stocks 37.8%(MSCI Emerging Markets Index)
- International Developed Stocks 25.6%(MSCI EAFE Index)
- Large Caps Stocks 21.8%(S&P 500 Index)
- Small Cap Stocks 14.7%(Russell 2000 Index)
- Asset Allocation Portfolio* 14.6%
- REITs 8.7%(FTSE NAREIT All Equity Index)
- High Yield Bonds 7.5%(BofAML US High Yield Master II Index)
- High Grade Bonds 3.5%(Barclay’s U.S. Aggregate Bond Index)
- キャッシュ 1.0%(3 Month Treasury Bill Rate)
*アセットアロケーションポートフォリオは下記のアセットクラスで構成されるポートフォリオのこと。
- Large Caps Stocks 15%
- international stocks 15%
- small cap stocks 10%
- emerging market stocks 10%
- REITs 10%
- high-grade bonds 40%
2017年も各アセットクラスは好調だった
2017年もマイナスリターンのアセットクラスはありませんでした。
株式や債券を保有していれば、利益を得られたということ。
特に新興国の株式が好調だったようです。ただ、新興国の株式は変動が激しい点には注意しておいた方がよいかと思います。
やはり適度に分散させたポートフォリオで構成されたアセットアロケーションポートフォリオのリターンは15年間の平均が9%ほどあるので、なかなか優秀です。
債券が40%も含まれているにも関わらず、15年平均で9%は立派ですよね。
安全第一でいくのであれば、高格付けの債券がおすすめ。
得られるリターンは限られてはいるけれども、堅実に運用できます。
2018年はどうなるのでしょうか?
[記事公開日]: 2018/03/03